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inter-edu’s eye
前倒しが進む受験業界。中学受験では通塾の低年齢化が進み、大学受験では総合型選抜や学校推薦型選抜(公募)の増加により、早い時期に合格を獲得する受験生が増えています。受験形態が多様化するなか、その情報を知らなければ試験に挑むことすらかないません。刻々と変化する受験業界のトレンドを押さえ、最難関校合格につながる道を探すにはどうすればよいのか、考えていきましょう。
受験といっても時期によって内容や関わる人は異なります。協力体制でいえば、中学受験は家族のサポートが必須ですが、高校や大学受験では子どもが成長するため家族の関わりの度合いがグンと低下します。そして、私立中学の受験には小学校の成績がほとんど影響しませんが、高校受験では中学校の成績、つまり内申が大きく影響します。小学生になったら中学受験を、中学生になったら高校受験を、高校生になったら大学受験を…と常に目先の受験を考えていると、わが子の性格によっては途中で相性が悪い受験に遭遇する可能性があるのです。
もし、わが子を最難関大学に入学させたいと思ったら、中学受験、高校受験、大学受験の形態を把握し、子どもの性格や、習い事など子どもが勉強のほかにやりたがっていること、家庭でどこまでサポートできるかを考えて、中学受験から始めるべきか、地元の中学に通ってから高校受験で上を目指すかなど、いつから受験に本腰を入れるべきかを考えましょう。
中高大のどの受験でも必要なのは基礎学力です。そして、中学受験における最大の特徴は「長丁場」ということ。小学生は幼さゆえに途中で気持ちが折れてしまったり、家族が関わる分、家庭内で意見が割れてしまったり…。2月の受験当日を迎えることだけでも大変なのに、さらに御三家など最難関校の合格を手にするためには相当な覚悟が必要です。長丁場の苦難を乗り越えるときに必要なのは「この学校に行きたい」という思いです。
TOMASの「最難関中学入試スタートアップガイダンス」は、中学入試に必要な基礎学力と、トップレベルでの本命校選びの参考になる情報を紹介します。
最難関中学入試スタートアップガイダンス
- プログラム1最難関校それぞれの魅力とは
- プログラム2これが出る!最難関校の出題傾向
- プログラム3今からはじめよう!最難関校合格に向けてできること

プログラム1の「最難関校それぞれの魅力とは」では、森上教育研究所所長の森上展安氏が名門私学の校風や歴史、学校行事や教員人事、組織体制まで学校サイトには載っていない“深くてリアルな情報”をお伝えします。難関校の生徒は勉強ばかりしていると思ったら大間違い。生徒主体で盛り上がる伝統行事があったり、部活動に打ち込む生徒がいたりします。無意識に植え付けていた難関校への固定観念が覆されることがあるかもしれません。
プログラム2の「これが出る!最難関校の出題傾向」は、TOMASの入試対策委員が開成や麻布、桜蔭や女子学院など最難関校の出題傾向を、プログラム3「今からはじめよう!最難関校合格に向けてできること」では、同じくTOMASの入試対策委員が膨大なデータから掘り起こした有益なアドバイスを伝授します。
エデュナビの記事「【中学受験2023】速報! 開成・桜蔭をはじめとする男女御三家・難関校の受験者数・合格倍率」によると、2023年度の中学入試の受験者数は、前年度比で開成が114%、桜蔭が113%、筑駒が109%と伸びています。受験生を惹きつけてやまない難関校の魅力や特徴を多様な視点から探りたい方におすすめです。

本人の意思が大きく反映されるのは高校受験から。部活動なり勉強なり、やりたいことに打ち込める学校を探し、さらに各自に合う受験形態を選びます。エデュナビの記事「高校受験と中学受験の入試の違いとは?」では、“併願優遇”“併願確約”といった高校受験ならではのワードや、東京都の推薦入試について解説しています。さらにこの記事では、私立校が高校募集を停止する傾向があることにも触れています。受験形態が独特なうえ、学校改革による影響を大きく受ける高校受験。中学受験をして希望の進学が叶わず、高校受験でリベンジを誓う受験生は一定数います。共学校であれば青学や渋幕、日比谷などの都立高がありますが、豊島岡女子が高校募集を停止をしたことから、女子難関校の選択肢は狭まっています。

また、エデュナビの記事「高校受験 志望校選択時の親の関わり方とは?」では、親がやるべきことの筆頭に情報収集を挙げています。なぜなら、子どもに任せると情報に偏りが出てしまうからです。子どもとは別の視点で保護者が学校選びをして、私立難関校を一つの選択肢とするならば、合格するためには何が必要になるのでしょうか。
TOMASの「難関高校入試スタートアップガイダンス」では、高校受験で早稲田や慶應の附属を目指す層にターゲットを絞り、アドバイスをします。
難関高校入試スタートアップガイダンス
- プログラム1早慶附属高をめざす皆さんへ「早慶必勝カリキュラム」
- プログラム2[ケーススタディ]合格した生徒の個人別カリキュラム
プログラム1の「早慶附属高をめざす皆さんへ『早慶必勝カリキュラム』」は、TOMAS入試対策委員が学習スケジュールの立て方を伝えます。早慶附属高に合格するためには、長期的な見通しを持ち、中1・中2の段階から受験勉強に取り組んでいくことが大切だといいます。早い段階で基礎をしっかりと鍛えた受験生は、その後の成績の伸びが違い、実際にTOMASでは偏差値が10以上伸びる生徒が珍しくないんだとか。そこで、早慶附属合格のために、いつまでに、何を、どのレベルまでやるべきか、合格から逆算した学習スケジュールをご説明します。
プログラム2のケーススタディでは、合格した生徒の具体例を提示。塾に通っていなかった生徒、部活動が忙しかった生徒、集団塾で伸び悩んでいた生徒など、サクセスストーリーをご紹介。さまざまなパターンの生徒の実例があることで、わが子と重ね合わせてイメージすることができます。早慶附属合格に狙いを定めているものの、プログラム1、2ともに、子どもの成績向上に役立つヒントがたくさん潜んでいることでしょう。

最難関校の名前を尋ねられたとき、中学校や高校なら回答が割れるかもしれませんが、大学であれば誰もが東大の名を挙げるのではないでしょうか。そして、難関の中学校や高校を目指す子の目標には東大を含む難関大学があります。大学受験までの道のりはさまざま。幼い頃から合格を目指して頑張った人がいれば、高校3年生の途中まで部活動に打ち込んだ人もいるでしょう。TOMASの「難関大学入試スタートアップガイダンス」では、東大受験と合格後の両面からアドバイスをします。

難関大学入試スタートアップガイダンス
- プログラム1TOMAS OB・OG座談会 合格したTOMASの先輩に聞く
『東大合格と東大入学後のリアルライフ』 - プログラム2東大合格にはどれぐらいの勉強が必要?『学年別カリキュラムのポイント』
プログラム1の「TOMAS OB・OG座談会」では、実際に合格を勝ち取って入学した東大生が登場。受験勉強で挑戦したことや気をつけていたこと、東大に入学してから気づいたことや学んだこと、そして将来に向けて考えていることなど、東大生のリアルな生活を垣間見ることができます。
プログラム2の「東大合格にはどれぐらいの勉強が必要?『学年別カリキュラムのポイント』」は、TOMAS入試対策委員が東大合格から逆算した勉強スケジュールを伝授します。

先輩の声は子どもの心にストレートに届く!
娘を中学女子御三家に通わせるママは、「学校や塾の先生、親の話よりも、受験を体験した先輩の声は心に響くようです。娘が部活動のつながりで、東大生を含むOG大学生と会う機会があったとき、先輩から聞いた大学の授業やサークル活動について楽しそうに私に教えてくれました。また、その際、苦手意識のある英語の学習法をうかがったようです。親や先生の言うことは素直に受け入れられない年頃だと思うので、先輩のリアルな話を聞く機会はとても貴重だと思います」と語ります。
さらに、勉強のスケジュールについては、「娘は高校で試験の順位が出ないこともあり、志望する大学に合格できる成績が取れているのか、現在の実力がどのくらいなのかを知る術がありません。したがって、高校1年のうちからやっておいたほうが良いことや、どのような勉強をすれば合格に近づくことができるのかを、ぜひうかがってみたいです」とスタートアップガイダンスへの強い興味を示しました。
難関大学入試スタートアップガイダンスは、こうした保護者にとって有益な情報を得る場となることでしょう。そして、東大合格から逆算すると、考えていなかった中学受験や高校受験が現実味を帯びてくることがあるかもしれません。
編集後記
全てオンラインで参加できるため、今まさに情報が必要な方だけでなく、もしかしたら今後受験するかも…といったご家庭にもおすすめです。最難関中学入試スタートアップガイダンスは小学1~5年生の保護者対象ですが、難関高校入試スタートアップガイダンス、難関大学入試スタートアップガイダンスはそれぞれの受験を考える方ならだれでも参加することができます。
受験における“情報弱者”にならないようアンテナを張りましょう。
企画・編集:インターエデュ・ドットコム
提供・取材協力:リソー教育