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上野学園中学校・高等学校(以下、上野学園)で特に力を入れて取り組んでいる行事のひとつが、中高合同で行われる文化祭「桜鏡祭」です。生徒が主体となり、小さい子どもからお年寄りまでが楽しめる企画を立て、準備を進めてきました。9月23日・24日の二日間で3,800人以上が来場。学園の近隣の人たちも多数訪れるなど、地域全体が活気づいた桜鏡祭となりました。今回はその様子をリポートします。

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中学生全員が「台東区」の魅力を発表

桜鏡祭のようす1

インターエデュ編集部は、中学生のメインイベントともいえる「中学全体企画」に注目。今年のテーマは、学園のある「台東区」。生徒の視点から、地元の魅力や不思議を紹介する企画です。台東区の祭りや学園近辺にある「カッパ寺」と呼ばれる曹源寺、葛飾柴又の寅さん、パンダのオムライス作り実況など多彩な内容がずらり。

生徒たちは、iPadを使用しながら研究成果を体育館の舞台で発表しました。中には、機材トラブルで動画が投影できないというハプニングに見舞われたグループもありましたが、慌てることなく堂々と発表している姿が印象的でした。会場では、地元の方々をはじめ、子どもからお年寄りまで多くの来校者が中学生の発表に耳を傾けました。中学全体企画を締めくくるのは、音楽専門の生徒たちによる発表です。グループごとに分かれ、自作の曲を合唱。普段は普通科進学志望者と一緒に授業を受けている音楽専門の生徒たち。いつもとは違う一面を見せると、会場は大きな拍手に包まれました。

桜鏡祭のようす2

発表は、分かりやすいように工夫が凝らされ、面白く見せようという気持ちが伝わる内容でした。舞台演劇のように生徒が人物に扮してストーリー立てた発表はもちろんのこと、リアルタイムでクッキングに挑戦したり、各グループのメンバーが入れ替わり全員が声を出して説明するなど、その熱意に観客も心を打たれた様子でした。

豊かな表現力や堂々とした姿勢は、短期間で備わるものではありません。学園内の授業や体験授業など、日々の生活の中で少しずつ培っていったのではないでしょうか。プレゼンテーション能力の高さに驚かされた発表でした。

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行列のできる人気店が上野に出現!?

桜鏡祭のようす3

上野学園に足を踏み入れた瞬間から、お祭りムードを感じるほど会場はにぎやか。校舎内には、クラスや部活動ごとの催し物がずらりと並んでいました。軽食やドリンク、スイーツなどの販売やカフェコーナー、スーパーボールすくいやヨーヨーなど小学生以下の子どもでも楽しめるような縁日も。迷路やハンカチの絵付けといったアクティビティなど、1日中楽しんでも飽きないぐらい催し物が充実しており、どの教室にも長い行列ができていました。

桜鏡祭のようす4

教室だけでなく、各階を移動する階段でも、ユーモアあふれる装飾が来場客の目を楽しませていました。中高がコラボし、テーマを「台東区」に設定した装飾も。アメ横や上野動物園などにちなんだ装飾もあり、活気ある雰囲気が表現されていました。思わず足を止めたくなるような工夫が随所に感じられます。

桜鏡祭のようす5

また、上野学園が独自に行っているアクティブラーニングの成果発表も見逃せません。1枚の大きな模造紙に、仮説や調査方法、そして調査結果が書かれ、何度も推敲を重ねた足跡が残されていました。全体企画の発表で感じた表現力をここでも感じることができました。

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ここでしか聞けない上質な演奏会

桜鏡祭のようす6

校舎に隣接し、入学式などの式典も行われる「石橋メモリアルホール」では、音楽科の生徒による特別な演奏会が開かれました。高校には音楽科があり、自分の音楽的な力をさらに伸ばしたいという生徒のための器楽・声楽コースと、将来ソリストとして演奏家を目指す演奏家コースに分かれています。音楽科の生徒による演奏会では、ヴァイオリンや声楽、フルート、チェロの音色が美しく響き渡り、多くの観客を魅了しました。

編集者から見たポイント

予想以上に、来校者が多くて驚いた上野学園の桜鏡祭。生徒たちが主役の文化祭ということもあり、来校者に向けて生き生きとした笑顔でいる姿が印象的でした。また、地域の人や低学年の小学生など、ほかの学校の文化祭ではあまり見られないような来校者が多く見られたのも、地域とのつながりを大事にしている上野学園ならでは。ファンが多い上野学園の魅力を強く感じることができた文化祭でした。

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