スマモリ TOP>制作者インタビュー
inter-edu's eye
インターエデュの掲示板やアンケートで、多数寄せられる「お子さまのスマホ利用に関する悩み」。そこで、スマートフォンモニタリングアプリ『スマモリ』の制作者へ、親子で始める上手なスマホ利用について、アドバイスをいただきました!
プロフィール
スマホで勉強に支障! そんなご家庭へアドバイス
エデュ:インターエデュのユーザーには「スマホによりお子さまの勉強時間が削られている」と感じられているお母さまが多いのですが、やはりそういった可能性はあるのでしょうか。
竹内さん:スマホは気軽に使えるもの。子どもたちも勉強の合間にゲームをしたり、LINEの返信をしたりして、集中力が削られてしまうのでしょうね。
エデュ:わたしたち大人でさえも、ついやってしまいますからね。
竹内さん:それに加え、スマホは「やりたいときにやる」というように自分で調整しにくいものです。ゲームアプリには時間限定のイベントがあり、LINEにはいつ誰からメッセージが来るかわからないなど、外側からのアプローチに左右されます。「勉強が終わってからやればいいのに」という親御さんの感覚とはズレがあるかもしれません。
エデュ:親と子で感覚が違うのですね。ますます困難な問題ですが、何か改善できるようなアドバイスはありますでしょうか。
竹内さん:スマホ自体を取り上げるということも一つの手ですが、最近のスマホには勉強のためのアプリも増えており、上手に活用すればお子さまにとってプラスにもなります。「このアプリは使わない、このアプリは使おう」とか、「この時間は使わない、この時間は使ってもいい」とか、親子でルールを作ることが一番の改善策ではないでしょうか。
スマホで仲間外れ!? 友だち関係の悩みにアドバイス
エデュ:インターエデュの掲示板に多く寄せられるのが、「本当は子どもにスマホを与えたくないけど、子どもの友だち関係のためにしかたなく与えた」という声。このようなパターンは、実際に多いのでしょうか。
竹内さん:多いですね。「スマホ」がないだけで、仲間外れになっていると思いこんでしまうことや、話題についていけず、遊ぶこともできないということで、実際に仲間外れになってしまうことも十分に考えられます。
エデュ:そういうご家庭にアドバイスできることはありますか?
竹内さん:「何時以降のLINEはやめよう」とか「遊ぶ約束は学校でしよう」とか、誰かが言い出せば意外とみんな賛同するもの。「友だち同士のルール作り」というのも大切です。それには、まず「親御さん同士でのルール作り」をしていただくことが必要なのかなと思いますね。
エデュ:なるほど。『スマモリ』で親子間のルール作りに成功したら、今度はお母さま同士で「スマモリ仲間」を作っていくという考え方ですね!
親子の成長につながるスマホ利用を
エデュ:インターエデュのアンケートによると、中学生にスマホを持たせているご家庭は約3割。持たせていない派は、持たせている派から聞くマイナスな情報をもとに、躊躇する方が多いようです。持たせる際に、親子で気をつけるべきことは何でしょうか。
竹内さん:今、親と子の世代間で情報格差が生まれています。「子どもがスマホで何をしているかわからない」という状態。まずは、お子さまがスマホで何をしたいのか、なぜそれをしたいのか、ということを知ることが大切です。
エデュ:それは、どのようにすればいいのでしょうか。
竹内さん:たとえば、『スマモリ』にはレポート機能があり、お子さまがどんなサイトやアプリを使用しているかがわかります。それを見ながら、「これはどんなアプリ?」「なぜ使いたいの?」と聞くなど、直接コミュニケーションを取るのがいいと思います。そのうえで、そのご家庭オリジナルのルールを作っていくのがいいのではないでしょうか。
エデュ:親子のコミュニケーションのきっかけにもなりますね。
竹内さん:レポートを見ることによって、お子さまの興味やちょっとした変化も見えてきます。
スマホはマイナス面ばかり挙げられがちですが、上手に使えば、お子さまの成長にも役立ちますよ。
編集者が見たポイント
竹内さんのお話を聞くと、今までお母さま方が気にされていた問題のいくつかは、アプリの利用と親子のコミュニケーションで解消できそうだと感じました。これを機に、まずはお子さまと話し、オリジナルの「ルール作り」から始めてみてはいかがでしょうか。