ピンチはチャンス?駒場東邦中学校合格秘話

inter-edu’s eye
第25回では、駒場東邦中学校に合格した親子にインタビュー。受験期きつかったことや今だから言える成功談と失敗談などをうかがってきました。

志望校がなかなか決まらない…

塾の先生の後押しで駒場東邦受験を決意

駒東親子正面
【K親子 プロフィール】
・駒場東邦中学校合格
・インタビュー回答:お母さま・Kくん
・受験ドクターでは算数を受講

エデュ:駒場東邦中学校への合格おめでとうございます。はじめに中学受験をしようと思ったきっかけを教えてください。

Kくん:小学3年生の12月から、母のすすめでSAPIXに通い始めたのがきっかけです。最初は中学受験がどういうものか分かりませんでしたが、学年が上がるごとに周りは受験モードになってきたので、自分もという感じでした。

エデュ:SAPIXを選ばれた理由を教えてください。

お母さま:合格実績と家から近かったことです。最初は息子に合うかどうか不安でしたが、周りの友達とも仲が良く、最後まで楽しくできたようなので選んで良かったと思っています。

エデュ:駒場東邦中学校をなぜ受験しようと思ったのでしょうか?

Kくん:小学6年生の5月の個人面談で、SAPIXの先生からすすめられたことと家から近かったことです。

お母さま:小学4年生から一緒に色々な学校の文化祭に行っていたのですが、行くと全部気に入ってしまって…。悩んで決まらない所に先生から駒場東邦中学校をすすめていただき、受験させることになりました。

こんなに頑張っているのに結果が出ない

息子の意志を尊重

駒東親子2

エデュ:得意科目と苦手科目を教えてください。

Kくん:得意科目は算数と理科。苦手は国語です。社会も最初の頃は得意でした。

エデュ:受験ドクターにも通われていましたが、苦手科目の克服のためでしょうか?

お母さま:最初はそのつもりでした。でも体験授業で出会った算数の先生を息子が気に入ってしまって。「僕はこの先生に習う!」と言ったので、受験ドクターでは算数を受講していました。

実は受験ドクターの先生からご提案いただいて、6年生の夏休みに難しい問題ばかり解かせた時期があったんです。息子もそれを知らなかったので、それまで得意だったはずの算数が解けない!と少し焦ったみたいでした。でも、そこでスイッチが入ったみたいで、取り組み方も少し変わりました。また、難しい問題に挑戦していたことで、今まで苦労していた問題も易しく感じるようになったみたいで、それがより自信につながったみたいでした。

本人が先生を気に入って通い始めたわけですが、最初は得意な算数をわざわざ個別指導で習う必要があるのかなと思っていました。でも受験ドクターの先生にお任せして正解でした。

エデュ:では国語はどのように勉強していたのでしょうか?

お母さま:家で夫が基礎的な問題から教えていました。

エデュ:お父さまが勉強を教えていたのですね。お母さまは何かご家庭でサポートされていたのでしょうか?

お母さま:4年生までは細かくスケジュールを立てて、朝・夜やるものを準備していました。ただ途中で息子は自分で考えてやりたいタイプだということに気づいてからは、「このスケジュールはどう思う?」と本人の意志を尊重していました。6年生の後半では完全に息子自身ががこうしたいという風になっていました。

エデュ:自立されていますね。受験期きつかったことを教えてください。

Kくん:とくにありませんでしたが、あえて言うなら志望校が小学6年生の5月まで決まらなかったことです。勉強を頑張るのは当たり前なのですが、ゴールが見えず目標がフワフワしていました。

お母さま:息子が努力して、家ではできていた問題が、SAPIXのテストではできなかった時期があったことです。一番身近で見ていたので、「こんなに息子は頑張っているのに、何で結果が出ないのだろう」と本当に悩みました。

受験を振り返った成功談と失敗談

受験勉強前の種まきが実を結ぶ

駒東親子3

エデュ:受験を振り返り、成功談と失敗談を教えてください。

お母さま:成功談は、幼稚園から小学校低学年にかけて、理科と社会の種まきをしたことです。一緒に植物を植えて育てたり、昆虫を育てたり、ニュースを一緒に見て簡単な解説をしていたおかげで、理科と社会はとくに勉強をしなくても得意になりました。

失敗談は、息子と相談して駒場東邦中学校以外にもいくつも受験したのですが、午前に試験を受けて午後も受験。それが2日間続いたのは体力的に厳しそうだったので失敗したなと思いました。

Kくん:成功談は、まず塾に行く前に完全に学校の宿題を終わらせて、塾が終わったら塾の授業の復習や、テストの直しにしっかり時間を使っていたことです。こうすることでしっかり積み重ねの勉強ができたと思います。

失敗談は受験本番前、1月末に3日間学校を休んだことです。それまではほとんど休まず通っていたのでリズムが狂ってしまって…。普段通りの生活を送った方が良かったかなと今になって思っています。

エデュ:最後にこれから受験するご家庭に向けてアドバイスをお願いします。

Kくん:睡眠時間をしっかりとり、受験直前期でもなるべくいつも通りの生活を送るのが良いと思います。

お母さま:「ピンチはチャンス」だと思います。中学受験は子どもにとってできないこと、初めてのことの繰り返しです。でもそれを自分でどうにか乗り越えようとしたときに、乗り越えられれば成功体験を積み重ねられる。例えうまくいかなくても器が大きくなると思っています。

■取材協力
受験ドクター 由緒正しいプロ講師による中学受験専門の個別指導塾(代々木校・自由が丘校・吉祥寺校・東京校・成城学園校・白金高輪校・横浜校・たまプラーザ校・南浦和校・三軒茶屋校)と家庭教師センターを運営。2018年度 開成中学校 10名、桜蔭中学校 9名と個別指導塾として高い合格実績を記録。 プロ講師による無料の学習相談も受付中。(http://www.chugakujuken.com

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