本命校が一度は不合格に…そのときお父さまは?麻布合格秘話

inter-edu’s eye
第36回では麻布中学校に合格した親子にインタビュー。お父さまが叱りながら、ときに励ましながらサポートしていた中学受験時のエピソードから、合格して気づいた親の在り方までうかがってきました。

塾に通えばもっと楽しいことがあるかもしれない!

最初の第一志望は開成中学校

麻布親子正面
【A親子 プロフィール】
・麻布中学校合格
・インタビュー回答:お父さま・Aくん
・受験ドクターでは算数・国語・社会を受講
・将来はアメリカの大学に行き、宇宙飛行士になるのが夢と語っていました。

エデュ:麻布中学校への合格おめでとうございます。はじめに中学受験をしようと思ったきっかけを教えてください。

Aくん:2年生の頃から父のすすめで数か月に1回、日能研の理科実験教室に通っていたのですが、それがとても楽しくて! 塾に通ったらもっと楽しいことがあるかもしれないと思い、父に頼み3年生の9月に日能研に入塾。そのまま自然な流れで中学受験することになりました。

エデュ:お父さまはなぜ日能研を選ばれたのでしょうか?

お父さま:家から近かったからです。途中でSAPIXへの転塾も考えましたが、息子を見るととても楽しそうだったので、日能研にずっと通わせていました。

エデュ:麻布中学校を受験しようと思ったきっかけを教えてください。

Aくん:実は最初は開成中学校が第一志望でした。ただ、成績的に厳しくて6年生の後期に麻布中学校に進路変更しました。

エデュ:思い切って変えたのですね。戸惑いなどはなかったのでしょうか?

Aくん:麻布中学校に通っている塾の先輩の話を聞いていて、面白そうな学校だなと思っていたので戸惑いはありませんでした。

お父さまが叱咤激励しながらサポート

6年生になったら一切口出しなし!

麻布2

エデュ:当時の得意科目と苦手科目を教えてください。

Aくん:得意科目は算数と理科。苦手科目は国語です。

エデュ:苦手科目はどのように克服したのでしょうか?

Aくん:5年生の2月から、父のすすめで受験ドクターに通い克服することができました。麻布中学校は物語文が多いので、重点的に教えてくれたのですが、そのおかげで苦手科目から得意科目にまでなりました。

エデュ:受験ドクターに通われていたのですね。選ばれた理由は何でしょうか?

お父さま:知ったきっかけはインターネットです。個別指導で実績を上げている点に惹かれ選びました。勉強面はもちろんですが、学校の情報を良く知っていてアドバイスもたくさんいただけたので通わせて良かったと思っています。

エデュ:ご家庭で意識されていたサポートを教えてください。

お父さま:4~5年生は一緒に勉強していましたが、6年生になってからはテストの振り返りだけですね。妻も基本的に見守るだけでした。

エデュ:一緒に勉強されていたのですね。Aくんはどう感じていましたか?

Aくん:サポート自体はとても嬉しかったです。ただ、父に叱られてしまうこともあって…。

エデュ:どういったときに叱っていたのでしょうか?

お父さま:受験に対する姿勢の部分で勘違いしたようなことを言ったり、やったときですね。これは自論ですが、勉強も友達付き合いも向き合い方の問題だと思っています。息子が「中学受験する」と言葉で発して、周りが協力してくれるということであれば、誠心誠意やる義務があります。それで結果が出ても出なくても誰も責めないと思います。こういった精神論の話で叱ることはありましたね。

エデュ:Aくんはこういった言葉をかけられてどのように感じていましたか?

Aくん:叱られているときは嫌でしたが、自分のことを考えて言ってくれているし、内容も正論だったので納得していました。とにかく熱かったですね。でもそんな父にも6年生になったら叱られなくなりました。

エデュ:それはなぜでしょうか?

お父さま:受験勉強が本格的になる6年生までは、親がいろいろ言わないと駄目だと思います。でも6年生になると自分で考えてやっていかない限り、やらされることだけをずっとやっていても、何にもならないと思ったからです。内心は「ちゃんと言わないで大丈夫かな」と思いましたが、日能研、受験ドクターの先生の指導が的確だったので、私からは、「先生のアドバイス通りにしっかりやりなさい」と言うだけでしたね。

本命の麻布が不合格で失意のどん底に…

お父さまの一言で立ち直る

麻布3

エデュ:麻布対策でこれをやっておいて良かったというものはありますか?

Aくん:過去問の物語文を20年分解いたことです。

エデュ:受験当日はいかがでしたか?

Aくん:実は一度落ちてしまって、繰り上げ合格だったんです…。結果を見て、翌日にも併願校の試験が待っているのにボロボロになってしまって…。でもそんなときに父に言われた言葉で何とか立ち直りました。

エデュ:どんな声をかけられたのでしょうか?

お父さま:「お前が結婚して息子や娘に中学受験させる?」と聞きました。そしたら「させる」と答えたんです。私はそれで十分だと思いましたね。なぜなら結果はどうであれ、何か良いところがあったと思うから、「させる」と答えた。それで十分じゃないかと話しましたね。

エデュ:Aくんはどんな点が良いと思ったのでしょうか?

Aくん:父がずっと言っていた精神面の話で、気持ちが入らないと成績も伸びないし、つまらない。物事に本気で向き合って、初めて面白さを感じるようになったからです。自分の場合はそこに気づいたのが受験本番の2週間前でしたが、こういう経験を小学生の頃から知っているとその後の人生に影響すると感じたからです。

エデュ:なるほど。受験を振り返っての成功談と失敗談を教えてください。

お父さま:成功談は、私も妻も中学受験の経験も情報もないなかで受験ドクターの中学受験に精通している先生たちに出会い、アドバイスをもらい合格できたことです。

失敗談は、大人と接するのと同じ感覚で話をしてしまったことです。頭ではまだ小学生だということは分かっているんですが、どうしても一人の男として見てしまい、きつい言い方をしてしまう。この点は失敗だったなと反省しています。

エデュ:最後にこれから受験するご家庭へ向けてアドバイスをお願いします。

Aくん:最後まで諦めないことが大事だと思います。一度麻布に落ちて、父の言葉でもう1回頑張ろうという気持ちになって繰り上げ合格。自分では諦めなかったからこそ、奇跡を勝ち取れたと思っています。

お父さま:やっぱり親としての責任で手や口をどうしても出してしまいたくなると思います。でも子どもには子どもなりの考え方があって、そこは不安かもしれないけど、信じてあげることが重要かなと終わって感じました。子どもは、当たり前ですが大人になっていきます。正しいこと、間違っていることを自分で判断できるようになって、そこに何かを感じて行動を起こせます。そういう風にしていかないと社会に出たときにどうすればいいのか路頭に迷ってしまいます。親が一方的に引っ張るのではなく、うまく導いてあげる存在であることが重要だと思います。

■取材協力
受験ドクター 由緒正しいプロ講師による中学受験専門の個別指導塾(代々木校・自由が丘校・吉祥寺校・東京校・成城学園校・白金高輪校・横浜校・たまプラーザ校・南浦和校・三軒茶屋校)と家庭教師センターを運営。2019年度 開成中学校 12名、桜蔭中学校 7名と個別指導塾として高い合格実績を記録。 プロ講師による無料の学習相談体験授業も受付中。(http://www.chugakujuken.com)