お受験スーツ、素材の話
お受験スーツ、素材の話2014年5月22日
■スーツの印象を決める「素材」
5月も下旬になり、説明会を行う学校も増えてきましたね。紺色のスーツに身を包んだお母さまを見かける機会も増えてきました。お受験シーズンスタートということで、気持ちも引き締まりますね。
最近はビジネスシーンもカジュアル化傾向にあるので、女性が上下セットアップのスーツを着る機会は本当に少なくなりました。就職活動以来、袖を通していないという方もいらっしゃるかもしれません。
そのような流れの中で、あえてスーツを着る目的とは何でしょう。それはその場への敬意を表し、周りの方にきちんとした印象を与えるということに尽きるのではないでしょうか。そしてそれを左右するポイントのひとつが「素材」です。
ここでは、お受験スーツの素材に求められる要素についてお話していきたいと思います。
■必要なのは、この要素!
まず、きちんとして見えることが第一条件であることは言うまでもありません。それには、襟や肩のシルエットがきれいにでる、ハリ・コシのある素材が適しています。柔らかすぎて、シワや型崩れが気になってしまうような素材は、良い印象を与えませんね。また、お受験スーツとしては、麻や綿など自然な風合いを楽しむタイプの素材も不向きです。
次に、着ていて快適であること。優しい肌触りや、軽い着心地を感じられる素材で、暑さや寒さにあまり左右されず、四季を通して着ることができるものが理想的でしょう。
最後に、お手入れなどの扱いがしやすい素材であること。着用頻度が高いので、デリケートすぎるものは心配ですね。
■ポイントを押さえた代表的な素材
これらのポイントを押さえた代表的なお受験スーツ素材が、「ウール」と「ポリエステル」です。
ウールは天然繊維ならではの弾力性に富み、シワになっても復元力が高い素材です。また、生地のバリエーションが豊富で仕立て栄えし、天然繊維の中では比較的扱いやすいのもうれしいポイントです。
ポリエステルは20世紀半ばに生まれた化学繊維で、現在多くの衣料の素材となっています。高い耐久性を持ち、特別なお手入れや虫の害の心配がないのが利点です。かつては質の低い素材のようにいわれることもありましたが、近年の素材進化はめざましく、天然繊維に近づいてきています。
次回は、目的に合わせた素材の選び方についてお話したいと思います。
関連リンク:
■東京ソワール:こだわりの品質「お受験スーツ」
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