必読『間違いだらけの中学受験』&「塾&受験」相談募集:エデュママリサーチ第26回

必読!『間違いだらけの中学受験』&「塾・受験」相談募集2014年2月21日

おおたとしまさ著『間違いだらけの中学受験』

エデュママリサーチ第25回に引き続き、中学受験関連の新刊をご紹介します。

前回の『進学塾という選択』と同じ、おおたとしまささんの新著で『間違いだらけの中学受験』。これから中学受験を検討している方、そして現在受験生活真っ最中のエデュママには、ぜひ2冊合わせて読んでいただきたいと思うのです。

『間違いだらけの中学受験』には、中学受験の現実を丹念に取材し続けている著者だからこそ書ける「真実」がたっぷり含まれています。

・雑誌やインターネット上にあふれる中学受験情報は、どのくらい信頼できるのか? ・偏差値を見るとき、どこに注意したらいいのか?
・志望校を決める際、どんな学校なのか、どうやって見極めるのがいいか?
・塾選びや通塾時の悩みに、何を基準に対処したらいいのか?



◆親が情報に振り回されると、受験生活は悲劇に

おおたさんが「まえがき」で書いている「間違いだらけの中学受験」とは…… 中学受験生の親は不安でいっぱい→不安な人は噂や適当な情報に惑わされる→惑わされた人は間違った選択をしやすい→中学受験で親が間違うと、子どもをミスリードする→子ども成績は伸び悩み、親子関係が悪化し、受験生活がさらに過酷に……。

おおたさんは、中学受験生とその親が、こうした「間違いだらけ」の悪循環に陥らないようにという思いを込めてこの本を書かれました。多くの取材経験の中で、こういう悲しいケースに出会ってこられたからでもあります。

では、「間違いだらけの中学受験」にしないためにはどうしたらいいのか? 第6章のタイトルには「親に必要なのは、振り回されない強さ」とあります。振り回されないために必要なのが、巷にあふれる中学受験情報の真贋を見極めるためのベーシックな知識、そしてそれを受験成功のため、わが子の将来のために有効に活用する判断力だと言えるでしょう。

本書には、個々の受験情報、たとえば合格者数や合格ランキングがどのように調査分析されているのか、発表される偏差値の土台となるデータが何なのかがていねいに説明してあります。読んでいくと、目立つ数字やタイトルだけを見ていては、間違った判断をしかねない危険が実感できると思います。

◆わが子を成長させる受験にするために

そして、「ではいったい何を頼りにしたらいいの?」と思ってくるあたりで、子を持つ親のひとりとして、受験の世界を取材をし続けてきたおおたさんならではのアドバイスが続きます。子どもをミスリードしないために、これだけは…と、おおたさんが確信する受験生の親へのメッセージです。

塾・学校・マスコミやインターネットの情報に接する前、あるいは接して迷ったときに、この本を読んでいただければ、情報に振り回される度合いが少なくなること請け合いです。本書に書かれている「中学受験の真実」を心の支えにして、「わが子を成長させ、わが子の可能性を広げる中学受験」を実現してください。著者のおおたさんの願いも、そこにあります!

◆おおたさんへの「中学受験・塾選び」の相談を募集します!

わが子を思うがゆえに迷い、悩むエデュママのみなさまへ!
中学受験評論の第一人者、おおたとしまささんにお願いして、この春、中学受験の悩み相談室をスタートさせることになりました。
そこで、まずはみなさまからの相談を募集いたします。
塾選び、通塾生活、志望校選びなど、中学受験に関連する悩み・質問なんでもOKです。おおたさんのアドバイスとともに掲載させていただくときは、もちろん匿名での掲載になります。掲載させていただいたご相談には薄謝進呈いたします(ただしご連絡先を明記していただいた方のみになります)
★ご相談は、こちらからどうぞ!


ベスト新書『間違いだらけの中学受験』(書影)

ベスト新書『間違いだらけの中学受験』
おおたとしまさ著、ベストセラーズ刊、800円(税込)。雑誌の東大合格者数などをもとにした「中高一貫校ランキング」に潜む罠や「偏差値」の間違った認識など、中学受験に関する偏った価値観や思い込みを排して、より良い選択をする方法を提示する受験生の親、必読の一冊!…購入はこちらから

おおたとしまささん

著者のおおたとしまささん
育児・教育ジャーナリスト、心理カウンセラー、1973年東京生まれ。麻布中学・高校卒業。東京外国語大学英米語学科中退。上智大学英語学科卒業。育児・教育に関する執筆・講演活動を行う。各種メディアへの寄稿、コメント掲載、出演も多数。心理カウンセラーの資格、中高の教員免許、私立小学校での教員経験もある。近著は、学校研究シリーズ・中学受験 注目校の素顔『麻布中学校・高等学校』『開成中学校・高等学校』『武蔵高等学校中学校』『灘中学校・高等学校』、小説『もし中学受験で心が折れそうになったら』。そのほか『中学受験という選択 (日経プレミアシリーズ) 』『男子校という選択(同)』『女子校という選択(同)』など多数。著書一覧

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