学校特集　男子校・女子校・共学校の主張！　和洋国府台女子中学校・高等学校

明治30年の和洋洋裁女学院の創設以来、110年以上にわたり女子教育の伝統を受け継ぐ和洋国府台女子中学校・高等学校。女子の特性に応じた教育でこれまで多くの卒業生を輩出しています。
校名は建学精神でもある「和魂洋才」に由来しています。「和魂」とは、日本および日本人の良き伝統と資質を意味し、「洋才」は、外国のすぐれた文物を学び取り入れることを意味しています。
この「和魂洋才」と「明朗和順」の建学精神と自主自立の精神で、日本女性の美徳を備えつつ、グローバルな考え方で未来を切り拓いていく国際女性を中高一貫で育てていきます。

和魂洋才・明朗和順の建学の精神に基づき、日本女性としての誇りを胸に、世界で活躍できる女性の育成につとめています。
「和魂洋才」―。そのエッセンスは、世界に通用する女性のアイデンティティー　「内面の美しさ・明るさ・強さ」です。思春期にしか身につけることのできない、この「本当に大切なこと」をじっくりと学べるのが本校の特長です。
平成12年に竣工された礼法室「春望亭」では、中学１年生全員が週１時間ずつ必修で礼法と邦楽を学んでいます。日常の立ち居振る舞いから、日本間での作法、お茶の点て方など、日本女性として欠かせない知識を学び、日本人としての心を磨きます。邦楽では、１クラス２名の講師の指導のもと琴の授業が行われています。
また、演劇・音楽・古典芸能の鑑賞会も開催。豊かな人間性を育成するため大きな意義を持っていると考えています。

「洋才」の部分では、ネイティブスピーカーの先生による英会話授業を行っています。歌やゲームなどを通じて楽しく学習を進めていきます。学んだ英語を生かすべく、短期留学やオーストラリアの語学留学なども実施。本校では、オーストラリアとタイに姉妹校があり、両校との交流も積極的に行っています。

６年間の一貫教育で大切にしていることは、「生徒をいかに感動させるか」ということです。そのため本校の授業・学校行事では、本物を見せることや人の熱意に触れることを重視しています。実験・実習を重視して、「自ら学ぶ」スタイルを体得してもらうことが目的です。
例えば、中学理科では年間授業数の約半数を実験に充てています。多くの実験を生で体験することによって、同時に理科の楽しさを体験し、自然科学への興味・関心が養われるほか、学習意欲の向上にもつながっています。こうした取り組みの結果、理系学部に進学する生徒が増えてきました。特に、２４年度大学入試では、薬学部合格者数３０を達成しました。
また、着実にステップアップする女子の特性に合わせ、対話式授業を展開。既習内容も定期試験で繰り返し出題するスパイラル方式を導入することで、基礎学力を確かなものにします。
日本女性としての生涯を支える基本的生活規範の体得にも力を注いでいます。「技術家庭」の学習では、被服実習室・調理実習室・コンピューター教室などを活用し、実践学習を通して基本的生活規範が体得できるよう実施しています。

女性の特性を生かしたカリキュラム、進路指導で高い進学実績を上げています。「その生徒に一番向いた大学へ」。そう願う本校では、進路指導も積極的にサポート。進路情報室には入試最新情報を集め、閲覧や貸し出しをしています。また、進路指導室には担当教員が常駐し、随時進路相談に対応しています。
ほかにも夏休み・冬休み受験講座や推薦入試のための模擬面接・小論文指導など学習面でもサポート。朝や放課後の時間を使い、学年や教科で補習・補講を実施しています。
生徒の多様な進学に応じたきめ細やかな対応で、卒業生の75％が現役で４年制大学に、また7％が短期大学に合格しています。ここ数年、難関大学の合格実績が急上昇中です。