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投稿者: ふと疑問 (IP Logged) 投稿日時:2005年 07月 24日 16:57
中学受験のとき、子どもに「何で勉強するの?」と尋ねられました。
私達の小・中学校の頃は、先生も親も
「どの様な分野でも、世の中の役に立つ人になる為、社会に貢献できるようになる為、学問・教養を最大限生かした時結果、自分の能力を生かしたという自己実現になる」
というような趣旨をいつも話し、また今でもそれが正しいと思っています。
子どもにも、その様な内容で答えたように思います。
最近の掲示板を見ていると、たまに、
医師・弁護士・一部上場企業などを目指す=出来るだけ偏差値が高い大学を卒業する=お金+ステータスGET
のようなご意見も散見されます。
皆様はどうお考えになったり、お子さんに同じ質問をされた時、どうお答えになっていらっしゃいますか?
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【141822】 投稿者: たる (IP Logged) 投稿日時:2005年 07月 29日 06:39
世間知らずな父親様へ
誤解を招くといけませんので、念のため。
今までの私の書き込みは、決して世間知らずの父親様に向けて書いたものでは
ありません。
あくまで、この掲示版を見るかもしれない不特定多数の方々に向けてのものです。
好きな学問の追及は楽しいかもしれません。
でも勉強というのは、苦しみがともないます。
その苦しみがあるからこそまた学生時代は良き物、ためのなるもの、と
大人が信念をもたないと、大人の方が何のための勉強かなんてぐらついていると
子供達はそんな大人の心を見透かして、ただでさえ嫌なもの、苦しいものから
逃避したくなるのではないのかなと危惧するところがあったものですから。
お気を悪くさせたら申し訳ありません。 -
【142214】 投稿者: 世間しらずな父親 (IP Logged) 投稿日時:2005年 07月 29日 19:59
ゆばさん、ドラえもんさん
レスを読ませていただきました。
視野を広げること…ためになります。
遊びの時間、無駄なこと…考えていました。
案外この時間は自分と向き合う時間なのではないかと思うようになりました。
私の体験も含まれますが…
ただ走っている時は周りが見えないものですね。
遊びで工夫やコミニュケーションを学ぶこともありますし、リラックスすることもあります。
人が人として自然体として感じることは必要ですね
たるさん
>あくまで、この掲示版を見るかもしれない不特定多数の方々に向けてのものです。
よく分かります。本当にすばらしいご意見だと思います。
勉強で最も難しいのは、それが義務教育だということです。
子供は教育を受ける権利を得るから子供は教育を受ける義務があるという意味になり。
中学を卒業すれば、社会人として仕事をすることができます。
しかし、高校までは義務のように基礎教育が続きます。
勉強をする気がないのであれば、中学を卒業して働けは良い
私の子供の頃は親によく言われました…
自由にとは義務ではないという意味合いがあると思います。
それは丁度、ピアノや絵画を学んでいるような意味合いです。
自分の意思で学びたい、もっと上手くなりたい…
これも「自由な学問」だと思えるのです。
義務教育は、たるさんの言われる通り苦しみが伴います。
これは、ピアノで単純な練習をすることに似ている気がします。
でも、自分で習いたいと思う気持ち、すばらしい演奏をしてみたいと思う気持ちが
苦しみを乗り越えることにつながると思えるのです。
>勉強って体を鍛える基礎トレーニングのようなもので
頭を鍛えるトレーニングの部分だと思うのです。
その部分を飛ばして、教養をつんだり、専門職についたり
社会人として大成しようとすると
例え成功したかに見えても砂上の楼閣になってしまうのではありませんか?
今はつらくても、基礎トレーニングは絶対必要不可欠な大切なものなんだと
高校は義務教育ではなく、自分から進んで学ぶ為に行く場所です。
そして高校受験もまた自分から進んで学びたいという気持ちが必要だと思えるのです。
私の場合特殊なケースだと思われるかもしれませんね。
信じた道を子供と一つ一つ歩んでいくうちに、気がつけばここまでたどり着きました。
決して我が子は地頭の良い子ではありません。
むしろ、やることなすことが不器用で他のお子様の2倍〜3倍時間がかかります。
だからこそ、不器用だと思っているからこそここまできたのだと思っています。
本人が一番不器用と知っています。
やがて、高校入試があり、それなりの高校に通うでしょう。
でも、高校からは子供自身の歩みで歩んで欲しいと願っています。
中学までです、私がしてあげられる事は…
>お嬢様の夢がどうか叶いますように。心から応援しています。
ありがとうございます。
皆様長々とさまざまなご意見、ご感想、暖かい励ましありがとうございました。
出過ぎたことと思っていますが。これでご無礼します。 -
【142289】 投稿者: たる (IP Logged) 投稿日時:2005年 07月 29日 21:41
私も最後に一言。
自由な勉強という定義一つとっても、人それぞれの考えがあるようですね。
私がイメージしていた自由な勉強は、試験や受験にとらわれない
趣味、教養のような勉強を考えていました。
今大人になって、宗教学や哲学などにはまり子育ての合間に本を濫読していますが
このようになにものにもとらわれない勉強のような趣味のようなものを
自由な勉強というのかと。
私が言いたいことはきっとわかってくださっていると思いますが、
つまり、自由な勉強の反対「自由でない勉強」を試験や受験のように、ある一定の時間や範囲を決められてその範疇で試験をされるものと定義づけしたため
上のような発言となりました。
そして、学生時代はこのような試験のようなものを否定せず、
そこから学べるものも大きいのだと言いたかったのです。
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【142814】 投稿者: ふと疑問 (IP Logged) 投稿日時:2005年 07月 30日 20:12
皆様から、また沢山のレスを頂き、ありがとうございます。
一つずつ大変興味深く読ませて頂きました。
新聞から様の、新聞の切抜きの詩、感動して、私も子どもに読ませました。
最初に書いた、(1)社会の為、ひいては自分の為、というのも、子どもにわかり易く言えば、この詩のようになるかも、と思います。
私が話すより、子どもにはこの詩の方が、すっと心の中に入っていくようでした。
本当に、自由な勉強というのも、よく考えてみると、難しい気がして来ました。
受験や試験勉強も、一つ一つの単元を知識の詰め込みに終始させるか、考えながらそれに付随した疑問や、類推できるワンランク上のことまで自主的に発展させてわかるようにするかで、自由さが違って来るように思います。
でも悲しいかな、受験や試験の時は、仮に、納得するまで勉強したいと思っても、限られた時間でこなさなければならない事が山のように多い訳ですよね。
どうしても塾のカリキュラムに従って、効率的に詰め込みでも妥協して勉強することになりがちなのでしょうね。
うちの子達は、タイプは違いますが、得意な科目には熱心で、どうしてだろうと追求していく姿勢が時々見られますが、良く言えば万能ではない、悪く言えば興味が無い科目は出来るだけ最小限で済まそうとします。
当然、基礎教育の間は、母は目くじら立てて、
「中学生の分際で、試験でこの科目は捨てるなんて、とんでもな〜い!!」
と叱っていますが、一貫に入った時、それぞれ、その得意な科目を掘り下げて、自信を持てる様にするのがいいのかな、と内心思いました。
上の子は今大学生ですが、この子の得意科目を専攻しています。
下は、まだ将来の得意な分野(学科)を、得意科目を生かして見極める程にはなっていないのですが、ほかには取り立てて自信が持てることが無いかも、と思います。
やはりこの子は、熱中できる科目の本や雑誌などを見ているときなど、生き生き楽しそうです。
自由な勉強には、ある程度時間が取れること、できれば将来の具体的な目標(職業など)があること(下にはこれもまだありません)がうちの子達には必要な様で、そうすれば、自分からどんどん掘り下げた勉強が出来るようになるのでは、と、希望的観測の最中です。
何だかまとまりが無い上に、尻切れトンボになって恐縮です。
お一人ずつにお返事できませんが、もしまたレスが続いていたら、また顔を出させて下さいね。 -
-
【142818】 投稿者: 新聞から (IP Logged) 投稿日時:2005年 07月 30日 20:38
皆さんが どう感じるか少し不安に思いながら書きこみをしましたが
少しでもお役に立てたようで本当に良かったです。
まだ我が子は、低学年で勉強というほどのことをしていない為か
勉強する意味を考えた事がないようですが
一緒に考える日がくるまで、そして私自身が読み返す時まで大切に手帳に挟んでおこうと
思います。
掲示板、と言う事で時々こちらの気持ちが伝わらなかったりして
凹んでしまう時もありますが、今回は投稿して良かったです。
素敵な夏休みをお子様と過ごせるよう、お祈り致します。 -
【142824】 投稿者: 用意している答え (IP Logged) 投稿日時:2005年 07月 30日 20:49
うちはまだ子供が小さいので、まだそのような質問をされたことはないですが、
もし将来聞かれたら、あまり理屈をくっ付けず、
シンプルに、こう答えるつもりでいます。
「知らないことだらけの世の中はつまらない。
知れば知るほど世の中は面白い。
どうせなら、つまらない人生よりも、面白い人生を送りなさい。」
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【142967】 投稿者: ふと疑問 (IP Logged) 投稿日時:2005年 07月 31日 00:11
あまりにも、まとめて返信させて頂くには、お一人お一人が真剣に考えていらっしゃり、それぞれ共感するところもあるので、タイミングが遅くなってしまいますが、少しずつ返信させて頂こうと思いました。
世間しらずな父親様
どなたかも仰っていましたが、どなたも世間しらずな父親様のレスで、お気を悪くなさった方はいらっしゃらないと思いますよ。
精神科医の夢をかなえる為の生きた勉強をなさっているお嬢様のお話、心に染みるようです。
高校の偏差値より、目的の為の地道な勉強、そして、登校拒否のお友達を思いやることが出来るお嬢様に育てられた、ご両親の心の教育のほうが、比べ物にならないほど大切だと思います。
継続は本当に大変なことと思いますが、私も、お父様とお嬢様独自の生きた勉強で是非夢が叶うよう応援しています。
ドラエモン様
こちらこそ、いろいろお考えを伺えて、本当にこのスレを立てて見て良かったと思いました。
何だか、この歳になっても、こうしたことを考える機会が与えられて、子どもや、子どもの勉強について、また違った視点で見つめることが出来るように感じられたのは、本当に皆様のおかげです。 -
【143017】 投稿者: 世代交代 (IP Logged) 投稿日時:2005年 07月 31日 03:42
皆様の書き込みをしばらくロムさせていただいておりました。
思うことを少し書かせていただきます。
ここ数年、大学を舞台にしたTVドラマが高視聴率を上げています。
ロシナンテ、動物のお医者さん、ジーン・・・
いずれも理系の学生が主人公で、専門分野に没頭する生活がわかります。
もちろんドラマですから脚色ありで本物ではないのですが自分の学生時代を重ねてしまいます。
私は芸系なので受験時は文系ですが、学際なので、入学後、数学・物理は必修の学科もあります。
時間しらずの制作実習、お苦しみの文献調査・そしてレポート・・・
ほぼ個人作業で、孤独と言えば孤独ですが、楽しかったです。
振り返ってみると、あれが私の<自由な勉強>であり<したい勉強>だったのだと今になって実感しています。
つまり私にとって受験勉強は<したい勉強>のための<しなければならない勉強>だったわけで、結果的には誰のためではなく自分のためにしていたことになります。
大学生になった自分の姿がドラマのように想像できていたら、多少は苦しさから開放されたかもしれませんが・・・
ところで受験期に捨ててきた教科を総復習することになったのはいうまでもありません。
↓たるさんのレスのこの1文が妙に気になります。
>勉強というのは、自由な勉強もしなくてはならない勉強も 一線ひけるようで本当はつながっているものなんではないでしょうか?
確かにつながっていると思います。
といっても、私がうすうすそう感じ始めたのは、大学に入ってからです。
学際学部は専門分野から雑学までとにかくごちゃまぜです。
知識はひけらかすためにある式に、集めまくって統合します。(←投資家みたいですが・・・)
専門性を生かせる仕事にも運良くありつけましたが、雑然とした世の中の事象をお金に変えるには、大学の専門分野より、高校分野が必要なのだと言うことも知りました。
今もって、中・高の教科書・参考書は開くことがあります。(←捨てられない私がここにいます)
でも、考えてみれば世の中は自然と人間の英知の集合体なのですから、あたりまえといえばあたりまえですね。無駄な知識はないのかも・・・
今、中2の長女にこのことを教えていこうと思っています。
そして、将来の彼女自身の姿を探しに明日はオープンキャンパスに連れて行こうと思います。
とりとめもない話になり、お目汚し、失礼いたしました。
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