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【453527】自閉症の指摘について

投稿者: 傍観者   (IP Logged) 投稿日時:2006年 09月 29日 11:59

昔の幼稚園の先生や学校の先生は、子供たちに自閉症らしき兆候が見られた場合指摘していたと親から聞きました。しかし、最近の先生はほとんどといっていいほど指摘しないようです。つまり親が自発的に気づいて、学校に「うちの子は・・・」と言わない限り存在を指摘しないようです。
もちろん人様の子のことですから、軽々しく指摘などできるわけはないと思います。

親戚の子に明らかに自閉症の子がいました。信じられないことに誰一人指摘することはありませんでした。一度だけ、私の母が
「○○ちゃんの文章は小学生にしてはおかしいから、毎日親子で交換日記でもしてみたら?」
とその子の母親に言ったら、
「うちの子はしゃべるのが遅かったから、国語が苦手なだけよ」
と言っていたそうです。全く気づいてもいなくて、
「その代わり算数は得意だから。この子はバカか天才のどちらかね」
と言っていました。明らかに天才だと信じているようでした。その子のお父さんが大変優秀だったので。

幼稚園のときからスーパーのドアを出たり入ったりを繰り返したり、幼稚園の授業中に勝手に外に飛び出して一人で遊んでいたりしていたので周囲の人は気づいていたと思います。
小学校に上がっても挨拶もできないし、授業中に立ち歩いたり、何かを聞いてもとんちんかんだったり、必要以上にびりびり泣く子でした。
他の親戚は、きっと幼稚園の先生が指摘してくれるだろう、きっと小学校の先生が指摘してくれるだろう、と言い続けてとうとう指摘してくれたのは年配の高校の先生だったようです。


私自身が母親になって、小学生の子供の参観日に行くと明らかに多動の子がいます。一人だけ授業中に立ち歩いて大声でしゃべりだすのです。その子のお母さんは「うちの子計算は速いのよ。算数は伸びると思う」と言っています。その子のお母さんとは仲がよいので話もよくします。お母さんは「本当に手がかかる子で、性格がちょっと悪いのよ」と言いますが、私はその子が性格が悪いとは思えないんです。まるで物事がわかっていなくてやってしまっている、という印象なんです。


高機能自閉症・アスペルガー症候群などは専門家でも特定が難しいと聞いたことがあります。だから昔に比べて学校の先生は授業に支障が出ても絶対に指摘しないのでしょうか。
安易に指摘するには危険な領域だとわかるのですが、誰の目にもわかる場合、早く親が認識すれば治療の道もあるのではないかと思うのです。


私の親戚も誰かが勇気を出して指摘してあげていれば、早く治療を受けられて、別の道があったのではないかと思うのです。

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  1. 【455203】 投稿者: 難しいですが・・・  (IP Logged) 投稿日時:2006年 10月 01日 22:16

    この問題は、本当に難しいですが、
    「発言に全責任を負う」様の考えに同感です。

    うちの子どもも、ボーダー児と言われる子ですが、この子に対して、どの様な学校生活が一番、本人も回りも快適に過ごせるのかを、ずっと考えてやってきました。
    お勉強の面は家でも見ておりますので、学年相当の事は充分に出来ていますが、それ以外の部分で、色々と問題はあります。
    病院の先生、学校の担任、養護の先生に、各先生の考えや、困っている事の情報を、出来るだけ共有して頂き、今出来るサポートをして頂いて、なんとか頑張っていますが、先生方の協力がなかったら…或いは、療育を拒否して、普通学級の一員としてやっていたならば、今よりも、もっと色んなトラブルがあったと思います。

    診断名がつくことが大切なのではなく、一番大事なのは、その子が社会で自立してやっていける様に、今出来る事があるならば、そのサポートをするのが、親の役目ではないでしょうか?
    確かに、担任の先生や保健師さんの「言い方」に問題がある事も多いでしょうが、一番困っているのは子どもなのです。
    もし、「専門機関に見てもらって」
    と言われたら、言われた事はショックでしょうが、やはり不安定な部分があるのでしょうから、見ていただいて、今出来るサポートを教えて頂いたら良いかと思います。
    例え、数年後に、全く普通で「障害でなかった」としても、療育は薬と違って副作用もありませんし、丁寧な子供への接し方は、害にはならないはずです。
    子どもが生きやすい様に、考えてあげたいと思います。
    「うちの子は障害なんかじゃない!」と言われる方は、本当は「自分が、はっきりさせるのが怖い」のだと思います。

    こう、書きましたが、ボーダー児というだけに、その苦手さを受け入れてあげたいけれど、まだまだ、色々期待しすぎてしまって、叱ってしまう事も多く、私自身が、完全に受け入れきれていない状況で、先生方に助言を頂いては立ち止まって、深呼吸するような、そんな生活です。

  2. 【455316】 投稿者: 先生も悩んでいると思います  (IP Logged) 投稿日時:2006年 10月 01日 23:53

    NHKの教育テレビで定期的にやっていた福祉番組の「ハートをつなごう」というのを見ていました。親類にアスペか高機能自閉症かな、と悩んでいるものがおりましたので他人事ではありません。
    番組の中で学校の担任の先生も親御さんにどうはなそうか悩む姿、上司である教頭や校長が無知なために理解してもらえないなどの悩みがあると話されていました。
    また本人も周りの理解がないとどうしても孤立してしまい、とてもしんどくなると話されていました。診断が下ってほっとしたという方も降りました。

  3. 【455326】 投稿者: アスペの立場から  (IP Logged) 投稿日時:2006年 10月 02日 00:19

    うちの子の通っていた中学の
    最初の保護者会で、あるお母様が担任教師に
    「うちの子はアスペルガーです。ですからいじめの対象になりやすく辛い思いをしてきました。どうかご配慮をお願いします」と真剣な声で訴えていらっしゃいました。
    先生は神妙に「わかりました、できるだけのことはします」とお答えになっていました。
    私は子供のころは「変な子」親からは「気がおかしいんじゃないの?」といわれ続け
    大人になってから診断がついたものです。
    ちょっとこの光景にショックを受けました。
    他の保護者の前で訴えたという事は、以後自分を自分としてではなく「アスペルガー」というレッテルつきで誰もが接してくるわけですから。
    担任だけでなくほかの親御さんにも知ってほしかったのでしょうか。
    私が子供の立場だったらひと暴れすると思います。


    今は親の立場、これはこれで自分の「アスペ」がまわりに悟られないようあまり誰とも口を利かずに保護者会からすたこら帰ってきます。
    カミングアウトしたところで何がどうなるわけでもありませんから。
    辛い長い道のりです。

  4. 【455353】 投稿者: 理想郷?  (IP Logged) 投稿日時:2006年 10月 02日 01:06

    私の息子もアスペルガー症候群の疑いが 濃厚です。
    関連サイトの判断基準というのがどれもあてはまります。
    が、診断は受けておりません。


    息子は小さい頃からヘンな子でしたが、周囲はそれを受け入れてくれる懐の深い環境でした。
    どの学年でも 息子をかばってくれる優しい友人がおりましたし、
    先生も障害という目で見るのではなく 運動の苦手な息子でも楽しめるような体育の授業をしてくれたり 得意な算数ではひきたててくれたり
    本当に感謝しております。
    中学高校は私立の進学校に入りましたが、イジメにもあわず、
    ちょっと変わってるけど それを友人は個性として捉えてくれていたようです。
    息子も 学校が大好きで無欠席で卒業しました。

    今は大学生ですが、鬱のような二次的障害も出ず、気のあう仲間と学生生活を満喫しています。


    息子は 本当に恵まれているのでしょうが、本来 こうでなければいけないという思いもします。


    私の学生時代 同学年に身体障害者の友人がいました。
    彼女はできる範囲で体育に参加しましたし、普段の生活で人の手を借りなければならないときには 周囲は自然と手を貸していました。
    迷惑?
    とんでもありません。
    彼女の周囲は優しい気持ちが溢れていましたし、周囲は助けてあげてるという意識すら持ったことがありませんでした。


    障害者が 障害というレッテルを貼らないと生きにくいのは おかしくないですか?
    車内にシルバーシートを設けないと席を譲らない、少しでも自分と違う人は排除する、か 特別枠を作る・・・
    障害者が何ら気兼ねすることなく、自分の可能性を伸ばせるような社会になってほしいと 願うばかりです。

  5. 【455359】 投稿者: アスペの立場から  (IP Logged) 投稿日時:2006年 10月 02日 01:26

    理想郷 さんの息子さんは、診断していただいたわけではないのですね?
    ではなんともわかりませんよ。ただの個性的なタイプかも。
    私がわざわざ医者の門をたたいたのは、大人になって仕事だの保護者としての役目(PTA役員とか)だの、他避けられない人付き合いでにっちもさっちもいかなくなったからです。
    昔から「自分を変えろ、それが出来ないのはあんたの努力が足りないから」と親にいわれ怒られ続け、本当に努力不足なのか、もうこんな自分を許してもいいのか、はっきりさせたかったのです。
    でも確定ではありませんでした。「何らかの自閉症とは思われるが決定はできない。決定的なところが違う」といわれました。
    いじめにあった経験が殆どなく、付き合いが続いている友人が3人以上いる、というのはアスペとして認めがたいというのです。
    有名な専門医です。
    私も行動はへんちくりん(子供のころは行きたいところに衝動的に駆け出しすぐにいなくなる、特定の音でパニックを起こす、行動様式にこだわりがあり遮断されるとパニック、目の前にものがあっても自分の中に入り込んでいると激突する、人の顔と名前がぜんぜん覚えられず同じ人に翌日あっても分からない、方向感覚がおかしくて建物に入るとでられなくなる、無表情で抑揚のない、もってまわったアナウンサーのような喋り方でいつもへんだといわれる、など)でしたが、友人はそれなりに出来たし、いじめらしいいじめにもあっていないのです。でも仕事の場はシビアでした。そこから欝、パニック障害、強迫神経症と広がり身動きができなくなりました。


    アスペの場合、子どもを診断してもらって、病名をはっきりさせて、それで得られるものがあるとすれば、それは「話がそれますが」さんの


    >早めに知って受け入れたほうが全然いいとは思いますよ。
    (治るものではありませんが、生きやすい工夫を考える事は出来ます。)


    これに尽きると思います。というか、それくらいしか思い当たりません。

  6. 【455364】 投稿者: ボランティア  (IP Logged) 投稿日時:2006年 10月 02日 01:47

    そうでしょうか さんへ

    > うちは、発達相談、療育センターと3年にわたり指導を受けた結果
    > 最終的に「普通です」で終わりでした。
    > 家まで保健婦さんが訪ねてこられて指導が必要だと言われて
    > 言われるままに通っていましたが、いろいろな意味で傷つきました。
    > どれだけ悩み苦しんで勉強したか知っていると思うのですが・・・
    > 今は高校生になり普通に過ごしていますが
    > あの3年間は未だに解せないの一言です。

      
    その3年間を指導無く過ごされていたら、今の普通の生活が
    あったかどうかわからないですよね
    保健婦さんの的確な指摘でお子さんは救われたのかも知れないとは思われませんか?
      
    グレーゾーンのお子さんに小学校の普通学級で付き添った経験があります
    その子は普通学級の中で、他の子と同じようにできる振りをすることだけに
    すべてのエネルギーを傾けて過ごしていました
    その子の貴重な時間が湯水のように無駄に使われてしまうことが
    本当にもったいなく、心が痛みました
      
    私は専門家ではなく、ボランティアの父母でしたので
    できることは少ししかありませんでしたが
    ワークブックを手作りしてあげたりすると、その子は夢中でやるのです
    そしてそれはすぐに結果となって表れました
    その子のために作られたプログラムに従って一日6時間を過ごせたなら
    どれほど改善される面があるかわからないのに、と歯がゆく思っていました
    その子のお母さんは看護婦さんだったそうで、そのことはよくお分かりと
    思うのですが、どうしても普通学級をと望まれたそうで・・
    本当に微妙な難しい問題です
      
    その子は中学では普通学級に進めなかったと聞きました
    小学校の6年間、何らかの指導を受けていたら、違う結果があったかも知れないのです
    グレーゾーンだからこそ、小さいうちの訓練や働きかけ、周囲の理解。
    そういったものがとても大きく響くと思います

  7. 【455372】 投稿者: ボランティア  (IP Logged) 投稿日時:2006年 10月 02日 02:19

    アスペの立場から さんへ


    > >早めに知って受け入れたほうが全然いいとは思いますよ。
    > (治るものではありませんが、生きやすい工夫を考える事は出来ます。)
    > これに尽きると思います。というか、それくらいしか思い当たりません。

      
    これだけかも知れませんが、これはとても大切なことではないでしょうか
    レッテルで見られるのは・・・というお気持ちもわかるつもりです
    私も見た目ではわかりにくい身体的障害があります
    その立場から言いますと本当に言いにくいことですが
    特異な行動があれば人から色眼鏡で見られることは避けられないのです
    障害として理解を求めるのと、だまっていて要注意人物として
    取り扱われるのとどちらを選ぶかということになってしまうと思います
      
    私は今のところ場によって使い分けています
    今はまだ、深くつきあわなければわからない程度なので、
    単なる知り合いにまで余計な気を使ってもらいたくないからです
    でも年を経ればすべての方にお話して理解を求めなければいけなくなるでしょう
    その時には理解を得られなくて、たとえば仕事や友人を失うなどもあるのかもしれません
    でも、隠していれば、失敗して結局それらを失う可能性もあります
    いずれにしても一般の人と同じようにはできないという事実は変わりません
    その事実にフタをしても仕方のないことだと思っています
    発展途上の子どもであれば、なおのことその事実に前向きに取り組むべきと考えています

  8. 【455384】 投稿者: 当事者  (IP Logged) 投稿日時:2006年 10月 02日 03:32

    沢山のご意見があるようですが、私の立場から言わせてもらうと・・・
    初めて息子が障害があるかもといわれたのが3歳前。
    どうも物分りが悪い、目が合わないなどちょっとおかしいと
    思うことがあり、かかりつけの小児科で発達相談をしていたので
    軽い気持ちで受けたのです。そのときは3歳前で1歳半ぐらいの知能しかないと
    言われて主人と言葉もなく家に帰りました。
    それから3日間、私は息子を抱きしめながら毎日泣き続けました。
    当時住んでいたマンションから何度息子と飛び降りようと思ったことか・・。
    言われた時はこの子の将来を考えるとお先真っ暗、妊娠中に
    私がなにかいけないことをした?など自分を責めたり考えることばかり。
    しばらくは外に出られませんでした。この子の将来がもう決まってしまったと
    嘆く日々を過ごしたのです。
    そんな私の気持ちが変わってきたのは息子が幼稚園に入ってからです。
    当時はこんな子だからみんなについていけないだろうと3年保育は
    見送っていたのですが、逆に刺激を受けるかもしれないと主人と相談して
    こじんまりした幼稚園に1月になって問い合わせました。
    その幼稚園はとても理解のある先生方で入園できることになりました。
    トイレもまだ一人で行けない状態でしたが息子は幼稚園に喜んで毎日通い、
    ゆっくりながらも出来ることが増えていったのです。
    残念ながら引越しが決まり、その幼稚園はしばらくしか通うことが
    出来ませんでしたが私と主人は幼稚園のお陰で「やればゆっくりでも出来る」と
    自信を持つことが出来たのです。
    引越し先でも普通の幼稚園で事情をお話しして入園させてもらい、
    ステキなお友達と先生方に囲まれて楽しく通うことができました。
    その頃から私の考えが随分変わってきました。
    私自身が息子のことを気負うあまり、外の付き合いが出来ていなかったのが
    それを皆にわかってもらうことで前向きになれていったのです。


    現在に至るまでどれほど辛かったかわかりません。
    障害を受け入れるのはとても大変なことなのです。医者の診断でも
    辛い宣告なのに、他人に言われたら尚更「医者でもないのにほっといて」と
    言いたくなるかもしれません。だから他人様に言えないのです。
    前回にも書きましたが、障害のある息子を持つことで
    相談されることも多々あります。でも「病院に行ってみたら」と言ったら
    結局は障害と認めたくないからとそのままなのです。
    そのお子さんはアスベルガーの疑いなので個性ととらえたいとのことです。


    現在は医療が発達してるといいながらもこれらの診断を仰ぐには
    専門機関でないと難しく、また専門機関が少なくて待っている時間が
    長いのが現状です。
    正しい専門知識を持った人が自治体の保健センター、児童相談所などで
    相談窓口や健診時に気軽に相談にのってくれるようなシステムが確立されると
    良いのでないかと思います。
    それには素直に耳を傾ける親の姿勢も必要です。
    本当に難しい、デリケートなことなのです。


申し訳ありませんが、このフォーラムへの書き込み権限が無いようです。

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