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【1334397】高福祉不要、教育の無償化へ

投稿者: ダーウィン   (ID:ffL9xBkw6lM) 投稿日時:2009年 06月 18日 10:24

すっかり惰弱な建前論が幅を利かせている感がありますので、あえて言いたいことを皆さんで議論できるようなスレッドの一つとなれば、という思いで立てました。


私は最近の後期高齢者医療制度に対するメディア報道や、次期政権奪取が近いと言われている民主党の「老人苛め」という言い方に非常に反発を覚えています。端的に言いましょう。老人なんて要らないと思いませんか?老人は競争力がなく、又競争力に寄与することも少なく、昔を回顧することしかせず、自分の生涯に生産した価値以上の福祉を声高に要求しているようにしか見えません。


老人は生物学的に見れば既に全くの無用の長物であり、特に生産性に寄与し得ないような老人はもはや社会にとっては一方的なコストセンターに他なりません。


我が国のバランスシートを見れば、こうした不要な老人セクターをカットすることで、大幅な収支の改善を見ることができます。


そしてここで生まれた資金を、生まれた家庭環境に関係なく、等しく優れた教育環境を与えるコストや、大学に至るまでの義務教育化等のコストに充当することで、若い、つまりこれからの生産性に寄与するセクターに振り向けることがいいのではないでしょうか?


劣悪な家庭環境にある子供は全て親元から引き離し、国家が養育して全員に対して無償でより高度な教育を受ける機会を生成するのです。


老人に対しては、65歳時に保有する資産の95%を国家が強制的に査定し、3億円以上を提示できる場合はA級市民。5000万円未満ならC級市民と区分し、C級は一律収容所行き。65歳以上は基本的に投票権は全て剥奪です。


極論だと思ってあえて提示しております。極論から議論することで、現状の異常さを客観視できるようになると思うからです。老人がこの国に何をしましたか?貢献した一握りの逸材の恩恵を受けて、大多数の「単に年を取っただけの愚昧な民」までが貢献度が高かったかのように振舞う世の中が正常でしょうか?


貴方もやがて老人になるという言い方は無用の長物です。腐った老人として生きながらえることに何の興味も私はありません。


この国の財政はもうパンクしています。下らない老人にコストを割くことを一刻も早く止めるべきです。

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  1. 【1335935】 投稿者: ダーウィン  (ID:ffL9xBkw6lM) 投稿日時:2009年 06月 19日 11:14

    >日本に来ている介護要員の東南アジア出身女性は、学んだ日本語と職場での老人の方言とのギャップに悩みつつ、来日後語学を実践で身につけています。


    その東南アジアの介護要員の方々は、何故日本に「輸出」可能だったのでしょう?理由は簡単で、相対的に労働単価が安いからです。日本人の相対的に「高い」労働単価に比べて比較優位性があるものを、正に経済原則に則って選択している訳ですね。


    そして貴方は今度は日本人を海外に逆に輸出できると主張されている。こうした人達をどういったステータスで輸出するのでしょう?現行の日本人の労働単価は世界でもTOPクラスの高さです。本当に輸出競争力を確保できるとでも思っているのでしょうか?


    可能性があるなら2点です。一つは超チープレイバーとしての輸出。この場合は当然ながら海外において相対的に安い労働単価を受け入れる覚悟が必要です。戦前のアメリカ移民が排斥を受けながら米国民が嫌がる仕事を引き受けることで居場所を確保したようにね。そこで稼がれる微々たる労賃から、更に母国日本に仕送りを頂くという訳ですね。大変素敵な未来図です。スラングの現地語くらいはマスターできそうですね。


    そしてもう一つの可能性は、単価ではなく生産性において、他を凌駕する人材の輸出です。IT企業やヘッジファンドで高いサラリーを獲得する人材は確かに存在します。彼らはその生産性に見合った高額の報酬を得ることでしょう。ではそうした人材はどうやって育成されるのでしょうか?実践教育ですか?だから笑止だと申し上げているのです。


    >こんな意味のなかった出費を論じずに、いきなりよき納税者だった老人切り。


    繰り返しますが、補助金や海外への開発援助資金は当然廃止すべきです。本来国連への拠出金も大幅カットすべきだと考えています。拠出に見合った発言権が得られない今の国連中心外交は経済合理性が皆無ですから。


    ところで補助金、援助金は端的に言えば予算処置を停止した瞬間に問題は解決します。老人問題はそうでしょうか?年々老人の数は増大し、全人口に占める割合も増加の一途です。一旦カットすれば事足りる補助金や援助金と、何れがより深刻な問題だと言うのでしょうか?


    >で?私が聞いた子どもたちについてはどうするのです?生まれつき寿命が3年と宣告された子どもは?3年医療行為を施すのが無駄だからと、全額親の自費負担にでもするのですか?それとも其の先の生産性が期待できない人間だから、老人同様分娩室から収容所送り?それとも医療費節約のために死を選択させるのですか?


    弱者は必要ない、弱者は淘汰されるということを、あえて私は殊更に強調したいとも思わないのですが、私が強調しようとしまいとに関わらず、弱者は生きられません。


    生まれつき寿命が3年しかない子供というのは、昔は3年もそもそも生きられなかったのです。今でもスーダンで生まれれば生きられません。ジンバブエで生まれても、間違いなく生きられないでしょう。それを医療技術の独善的な発達と、それを許容し得るだけの経済的背景によって、たまたま我が国で生まれた場合に、余計に3年「も」生きられるというのが実態でしょう。


    経済がそれに見合わないと判断すれば、私とか貴方ではなく経済がその子供を見捨てるでしょう。経済的余裕が、不快な現実を遠ざけ、この国に偽りのヒューマニズムに浸る感傷を与えているだけです。それが実態ではありませんか?


    私も小さな子供の命た徒に失われるのは不愉快だと思います。しかし経済原則に逆らって全ての子供を救済することはできませんね。今でもジンバブエでは毎日何人も子供が死んでいます。今でもエトルリアでは何人も子供が死んでいます。それを本来大勢の日本人は知っていますね。貴方も私も知っていますね。知っていて救済していますか?知っていて何か具体的なアクションを取られたのでしょうか?


    多分概念としては哀しみを表明しても、実際には何もしていないでしょう。建前としての哀しみの表明なら誰でもできますね。丁重に、幾分荘厳に。しかしそれだけです。それが腐りきったヒューマニズムの実態です。

  2. 【1336071】 投稿者: ターゲットは我が家かしら  (ID:sNdWRctBllQ) 投稿日時:2009年 06月 19日 12:40

    あなたの論理の展開を哀しく思って読みました。
    あなたは子どもの命の話では日本とジンバブエやスーダンを比べ、
    「たまたま我が国で生まれた場合に、余計に3年「も」生きられるというのが実態でしょう。」
    という一方で賃金に関しては
    「 現行の日本人の労働単価は世界でもTOPクラスの高さです。」
    というのはなぜでしょう。
    医療水準をスーダン並みにしたいのなら
    賃金水準もスーダン並でいいでしょう?
    「日本の子どもがたまたま長生きができる」ように、
    現行の「日本の労働単価がたまたま高い」と思えば
    逆に東南アジア・アフリカ諸国並みに
    この先下がることに何の矛盾があるでしょう。
    私ももちろんそんなことを望んでいませんが、
    それが日本の将来の実力ならそうならざるおえません。
    そうなったとしても国家を支えてきたお年寄りを収入ゆえに
    国家が勝手に収容所送りなどと決めてはいけないと思います。
    日本人は賃金が外国より高いのが当たり前と思うのから止めたほうがいいです。
    賃金を適性に下げ、生活水準を落とさなくてはならないでしょう。
    国内で今までと同じ生活水準を保てない将来を、有識者は既に認識していると思います。

  3. 【1336088】 投稿者: ターゲットは我が家かしら  (ID:sNdWRctBllQ) 投稿日時:2009年 06月 19日 12:55

    あなたは卑怯です。
    上手く話をすり替えようとしましたね。
    「日本という国の発展のために、
    今の日本に貢献してきた日本の老人と
    将来生産性のない病の日本の子どもの切捨てをして、
    将来富を国にもたらす可能性のある優良株の日本の子どもに
    税金をたくさんかけ大学まで義務教育にしよう」
    というのがあなたの主張です。
    海外の恵まれない子どもに個人的に愛の手を差し伸べたかどうか、
    今の話題に関係ありますか?
    いまは国家の予算をどう振り分けるかということを語っています。
    海外の子ども達には何もできなくても、
    日本の子どもや老人には税金を振り分けることで
    あなたも私も何かができます。
    あなたはそれをカットするといったのです。
    海外の話とすりかえないで下さいね

  4. 【1336121】 投稿者: みゃー  (ID:FsjghkNGKqw) 投稿日時:2009年 06月 19日 13:30

    ダーウィンさんは優生思想の持ち主なのかしら。冗談半分、やけくそ気味で書き込みしたらまじめにお返事くださったのでちょっと驚いています。


    弱者が生きやすい社会は、誰もが生きやすい社会ですよ。老人、病人、障害者を社会が受けとめられず差別すれば、結局普通の人間も差別をうけることになっていくのでは。成績の悪い子はだめな子だ、鬱になるなんて精神が弱いだめなやつだとか。厳しく冷たい社会ですね。
    みんなが素直に「長生きしたい」といえる社会がよい社会だと思います。

  5. 【1336215】 投稿者: ダーウィン  (ID:ffL9xBkw6lM) 投稿日時:2009年 06月 19日 14:44

    >龍様


    >産業のサービス化についてはどの様な所見をお持ちなんでしょうか?GDPに占める比率や其の伸び率は?無資源国はサービス産業国家を目指さざるを得ないのです。


    無資源国に限って「目指さざるを得ない」というのは初耳ですね。コーリン・クラークの学説ではそこまで産業形態を移行する主体を限定化して定義しません。そもそも経済学的論法の限界を主張されている割には、そこだけ経済学的学説を所与の要件として論理展開するのは矛盾しないでしょうか?


    トーベン・アイヴァーセンはこうした「サービス産業化」に対して、「産業構造が製造業主体でである場合は、生産性の向上による賃金向上と雇用拡大が見込めるが、サービス産業が主体となる場合では、大幅な生産性向上が見込めないため、賃金が抑制されなければ雇用の拡大が実現されない」と主張していることをご存知でしょうか?これこそ正に介護産業立国の雇用構造がもたらす今日の日本を明示する学説と言えるでしょう。


    >経済学は所与・所定の条件下で立てる仮説と言うのが基本的な概念です。


    仰るとおりです。私は一番当初にスレッドを立ち上げるに際してこう申し上げた筈です。「極論だと思ってあえて提示しております。極論から議論することで、現状の異常さを客観視できるようになると思うからです。」と。


    極端ではあるが、経済的にも財政的にも合理的なソリューションを私は提示しました。しかしそれに対する経済合理性を担保した対論が提示頂けていないと考えています。今現在65歳以上の全ての老人を政治的存在として淘汰し、過剰な消費を著しく制限することで、国家のバランスシートにおける福祉セクターの無尽蔵な肥大化を阻止し、その分を子供の教育資金として活用し、個々人の生産性、付加価値性を飛躍的に高めることの効用を主張しております。それに対して「老若戦争を惹起させる提案より豊かな老後を保障して隠遁勧奨する方が功利的でしょう。」と対論提示されていらっしゃるが「豊かな老後」の実現のためにどれだけの財貨と人材を投与し、それによってどれだけの生産性の向上や付加価値性への寄与が期待させ得るのかに関して、貴方は結局答えられない(だから経済学の限界をそこでは主張する)。


    そう。答えられません。それはムリなことだからです。不可能だからです。飽くなき生に執着し、消費に見合った生産性を発揮しない老人が増大し、介護負荷が過大となり、大幅な生産性向上がとうてい見込めない国家に、豊かな未来を確約することなど不可能なのです。


    >金子勝の其の手の著作物に接して見て下さい。金子勝は自ら経済学の限界を唱えています。


    金子勝は現在の経済学会及び霞ヶ関の経済テクノクラート言論の世界におけるマジョリティではありません。差し当たり、構造改革論議のイデオローグである東京大学の吉川洋等が今日的には理論経済学者の代表格なのではないでしょうか。何れにしても私は経済学が万能であるなどという言説を展開してはおりません。経済学に限界があろうがなかろうが、金子勝が著作物でどのようなアジテーションを主張しようが、現行の日本経済にとって福祉セクターは致命的な負荷となっており、これを抜本的に軽減しない限り、日本のバランスシートは破壊されるという経営学的真実を私は主張しています。


    >現に貴殿は老若戦争で老の側が完勝に近い勝ちっぷりをしている事を認めています。
    >既に若者は老 人の数の利点を生かした老獪な知恵に敗北しているのです。


    まず老人の側が完勝する未来はないとい言っておきましょう。何故なら老人の福利厚生への飽くなき欲望や、生への無限の執着を許容し続ける国家には、そもそも未来がないからです。仮に「完勝」した後に一体何が来るのかを考えてみてください。国家財政の絶望的な破綻と、それに続くIMF管理。そして結局は福祉セクターの徹底的な削減圧縮でしょう。時代を俯瞰的に見えない人は、一時の断面を普遍的な構図と読み違えます。もう少し老いただけの知性と老獪さを発揮頂きたいものです。


    私は若者が老人に勝つとか負けるという構造で見ていません。老人の過大な要求が経済原則に敗北する未来を主張しているだけです。老獪な知恵は所詮年輪を重ねただけの浅知恵に過ぎません。そして浅知恵は神の見えざる手によって死の鉄槌を下されることでしょう。そうなる前に、人為的に、合理的に、より希望を持てるような処理を、若者と老人とが理性的に選択するべきだと主張しているのです。老人は自らの欲望を抑制し、政治的に無害化し、効率的に存在を無に帰する。そして若者は己の付加価値性を極大化し、生産性を飛躍的に高めるための自己研鑽に努める。国家はこの研鑽に国際競争力を付与するための手段と提供するために、福祉をカットし、教育に予算を集中投下する。そういうことです。


    >勝とうとするより有効利用する方が功利的ですよ。


    有効活用する手段がどこにも存在しないものを、打開する手段があればご提示頂きたいのです。ナチスはユダヤ人の大量虐殺に際して、髪の毛を敷物に、金歯を金塊に、体の脂肪成分を石鹸に転換しようと努め、実際に経済的にペイしたのは金塊だけだったと言われています。金塊になって頂けるのでしょうか?

  6. 【1336306】 投稿者: 生涯学習権に騙されるな?龍  (ID:sdG1udx6bXI) 投稿日時:2009年 06月 19日 15:57

    〉私は若者が老人に勝つとか負けるという構造で見ていません。老人の過大な要求が経済原則
    〉に敗北する未来を主張しているだけです。老獪な知恵は所詮年輪を重ねただけの浅知恵に過
    〉ぎません。そして浅知恵は神の見えざる手によって死の鉄槌を下されることでしょう。


    見えざる神の手とは龍の場合は【市場】と常に読み替えます。市場は常に優勝劣敗の大法則が
    成立します。老人達の予備軍を含めて圧倒的な数をツールに其の浅知恵で老人達に有害で敵対
    的な若者の除斥に動きます。其の結果が現状です。此の現状否定は龍の大好きな革命とかクー
    デターで実現が可能になります。現体制破壊ですが、老人達は其れさえも奇貨として自分達の
    ポジションをより良くする浅知恵を具有しているのが現状です。若者の最先端の知恵が浅知恵
    に将来は勝てそうですか?勝ちそうな将来予測を聞かせて下さい。世の中、特に経済社会は勝
    てば官軍で見えざる神の手に握られた軍杯は勝利者(経済学的に正しい側)に上がるのです。


    さて、老人側の過大要求(実は単に正当権利の主張)の過大とする貴学説の計量手法について
    も時間を割いて下さい。


    〉そうなる前に、人為的に、合理的に、より希望を持てるような処理を、若者と老人とが理性
    〉的に選択するべきだと主張しているのです。老人は自らの欲望を抑制し、政治的に無害化
    〉し、効率的に存在を無に帰する。そして若者は己の付加価値性を極大化し、生産性を飛躍的
    〉に高めるための自己研鑽に努める。


    其れがC級老人収容所説論ですね。政治的無害化と言う事は老人の存在が公害と言う学説です
    が、公害とは経済学的に第三者に経済損失を与える事と言うか【外部不経済】ですが、貴学説
    なら老人と括らずに非納税者と括るべきですね。最大のタックスイーターの官僚・公務員をタ
    ーゲットにせずに老人をターゲットにすれば其の次に来るのは障害者や生活保護費受給者です
    かな?


    〉国家はこの研鑽に国際競争力を付与するための手段と提供するために、福祉をカットし、教
    〉育に予算を集中投下する。そういうことです。


    如何にも市場原理主義者的論旨ですが、文科省の廻し者ですか?御気を付けて下さい。生涯学
    習権とかを持ち出して御貴殿の言う収容所行きのC級老人にまで教育予算をと要求しています
    が其の方面の間者か諜報工作員ですか?其れと敢えて言い難い事を言えば学校教育に任せるよ
    りも山口組で雑巾掛けから電話番などの事務所当番でもさせた方が本人の為になるよう学生も
    います。教育系専門単科大学の京都教育大の集団準強姦学生や富田林の女子高生をめぐる三角
    関係殺人高校生等の存在は老人の権利要求とは無縁で「欲情問題」です。国営風俗で無料チケ
    ットでも福祉予算で配るのはより良き政策だ。


    >勝とうとするより有効利用する方が功利的ですよ。


    〉有効活用する手段がどこにも存在しないものを、打開する手段があればご提示頂きたいので
    〉す。


    老人有効活用のアイデイアは山ほど有るが、御貴殿は受容しないだろうから止めておきます。


    〉ナチスはユダヤ人の大量虐殺に際して、髪の毛を敷物に、金歯を金塊に、体の脂肪成分を石
    〉鹸に転換しようと努め、実際に経済的にペイしたのは金塊だけだったと言われています。金
    〉塊になって頂けるのでしょうか?


    経済学的な観点でナチスが其の様な野蛮行為を行ったのでしょうか?人間や組織、或いは地域
    や国家のインセンチヴやモチベーションは経済的要因だけで突き動かされる物では無く、夫々
    の個々人と構成員の幸福の極大化追及で突き動かされる物だと言うのが龍の確信です。


    其れより御貴殿は革命を目指すべきです。税無き、警察無き、教員無き。役人無き社会を目指
    すのが龍の理想ですので、老後はゆっくりと御貴殿の御活躍を見守りたい。龍に追随する者も
    無いが御貴殿にも追随者は無さそうだ。

  7. 【1336323】 投稿者: ダーウィン  (ID:ffL9xBkw6lM) 投稿日時:2009年 06月 19日 16:08

    >ターゲットは我が家かしら様


    >そうなったのは戦後直ぐのアメリカの対日本食料政策にまんまとのせられ、次第にアメリカの農作物や肥料に頼り、国内の農業をおろそかにしたつけです。


    面白いですね。困った時に日本人はしばしばユダヤ人やアメリカ合衆国を陰謀の主として、諸悪の根源にしたがりますが、それはフィクションとしての物語を提供はしても、リアリズムを提供するものにはなり得ないでしょう。日本で食料自給率が落ちた原因は、一つは日本国内における農業政策が戦略的でなかったことにあるでしょうが、詰まるところ国内での生産性が海外での生産性に比べて劣後していたということでしょう。


    日本が選択的に工業国、加工貿易立国としての自らのあり方を戦略的に定義し、実行してきたのです。国内の有形無形の資産を集中的に特定産業に投下し(これが傾斜生産方式です)そこから生産される余剰物を海外に安い単価で輸出し、それによって得られた外貨で、原料・資源を購入してきました。一方で国内的には競争力が無い農業セクターを関税と高い補助金行政によって野放しにし、競争力をますます失わせたわけです。過剰に蓄積された外貨は国際経済に過大なフラストレーションを投げかけ、ここではじめてアメリカによる構造協議が介在することとなり、市場開放することになったというだけのことです。


    過剰な保護は、最悪の結末を演出すると言う点では、農業セクターと福祉セクターは近似的だとは思いますね。


    >(偽りの繁栄)はあなたが信仰されている産業でも同じです。 原材料を自国内で調達できない産業はみなおなじことです。 だから日本は工業で生きねばならないという固定概念を疑ってもいいと思います。 日本で確実に最後まで残るもの、それは人です。


    私の論旨のどこをどう読めば、私が産業・工業を信仰しているという結論に達するのか、それが不思議です。日本という国が、専ら製造業によって多額の外貨を獲得しているという現状分析を述べているだけで、それが今後とも継続するなどという予測に対しては、むしろ懐疑を提示しています。


    最後まで残るのが人だという主張は、結局広義では私と全く同じ内容でしかありません。私は教養が高く、高付加価値性がある、高い生産性がある人材の育成こそが、国家における最優先課題であって、その人材が次にどういった産業形態を選択するのかに関して、殊更「工業」と断定しているつもりは全くありません。それは現状では想像つかない程生産性の高い農業かもしれません。私の主張はシンプルで、そういう事を発案し、それを実行できる有為の人材を育成する可能性を犠牲にして、老人の過大にして後世に対する無責任極まりない自己生存主義の為の資金を確保する政策が我慢ならないということだけです。


    >日本人すべてが義務教育化された大学卒になった社会の姿を想像できますか?


    これも不思議な論旨の読み違いです。私は義務教育化と競争による序列化は矛盾しないと思っています。その結果としての選別と、下位層のチープレイバー化は現状の社会構造とそう大差ありませんね。従って想像は問題なく可能とお答えしましょう。


    >私ももちろんそんなことを望んでいませんが、それが日本の将来の実力ならそうならざるおえません。そうなったとしても国家を支えてきたお年寄りを収入ゆえに国家が勝手に収容所送りなどと決めてはいけないと思います。


    貴方は運命論者なのでしょうか?望んでいない結末を、それでも甘受すると言う。現状の実力がそうなら仕方が無いと言う。それは将来の国家の可能性に対する冒涜であり、未来の若者、未だ見ぬ子供達に対する許しがたい裏切り行為だと言っておきましょう。


    日本が現状世界第二位の経済大国にして、世界有数の産業立国足りえているのは、日本の実力が常にそうだったからでしょうか?明治時代の日本は三流の農業国に過ぎず、近代工業の雛形さえ存在しない社会でしたが?貴方の言葉を借りるなら、現在も尚我が国は三流の農業国の筈ですが、一体何故産業国家として飛躍できたのでしょうか?それも運命だったとでも言うのでしょうか?


    その国家を「支えてきた」と貴方が賛美する老人たちに、今一度国家を支えるために存在を消して頂きたいと私は主張しているのです。かつて国家の未来を信じて多くの若者が戦場に命を落とした我が国においては、もやは老境に入った方々が同じように国家の明日に殉ずる行為に対して、ためらう理由をもたないように思います。


    >日本人は賃金が外国より高いのが当たり前と思うのから止めたほうがいいです。賃金を適性に下げ、生活水準を落とさなくてはならないでしょう。国内で今までと同じ生活水準を保てない将来を、有識者は既に認識していると思います。


    そうして北朝鮮並みの国家になり、全ての国民が等しく路頭に迷う未来図はなかなか愉快なものがありますね。仰るように有識者はそれを認識し、そして賢明な人は逃げ出すでしょう。賢明な企業も逃げ出すでしょう。そうなった後でこの国にあるのはもはや輝かしい未来ではなくて、限りの無い絶望でしかありません。



    >海外の子ども達には何もできなくても、日本の子どもや老人には税金を振り分けることであなたも私も何かができます。


    海外の子供達に対して何もできないだけでなく、国内の子供達に対しても何もできなくなりつつあるという現実の厳しさをきちんと認識して下さい。老人も救いたいし、子供達も救いたいというのは、現状の日本のバランスシートを見れば、ただの誇大妄想です。企業の優れた経営者は、収益性が低いセクターをカットし、収益性が高いセクターに投下資金を集中していきます。国家は何故それをしてはいけないのでしょうか?


    道義的な視点からの発想はいくらでも出るようですが、財政的な観点からの対案を示して欲しいものです。道義からは財貨は生成されません。可哀想という言葉はいくらでも言えますが、言葉は食べれません。食べられるのは食料であり、その食料は国内で生産するには燃料が必要となり、食料にしろ、燃料にしろ、海外から輸入するには外貨が必要です。ヒューマニズムは経済的には全くの無価値なのです。


    かつて我が国は「統帥権の独立と優位性」を信仰する愚かな軍人達により、無尽蔵な軍事費拠出を迫られ、挙句の果ては全く勝ち目の無い戦争に打って出て、無残な敗北を喫し、国家経済は破壊され尽くしました。今度は「老人に対する無尽蔵なヒューマニズム」を信仰する衆愚によって、無尽蔵な福祉予算拠出を迫られている。その結果が再度訪れる国家の破滅であることは自明なのではないでしょうか?

  8. 【1336388】 投稿者: ターゲットは我が家かしら  (ID:AHLVysjIpvM) 投稿日時:2009年 06月 19日 17:05

    >困った時に日本人はしばしばユダヤ人やアメリカ合衆国を陰謀~
     おもしろいですか?
    大学時代にすでにそう教わりました。
    アメリカは物を安く提供して、相手の国が競争力を失ない輸入せずにはおれなくなった頃牙をむく。私は其の内中国が牙をむくと思っています。
    >私の論旨のどこをどう読めば、
    原料を購入。製品を輸出ということが既成事実のように語られるので工業で生きるとおっしゃっていると思いましたが勘違いだったようです。
    >補助金や海外への開発援助資金は当然廃止
    補助金や海外への開発援助資金といっても
    両国にとって有益なものもあります。
    また結局は回りまわって日本の企業が潤うだけのものも
    日本にとっては有益なのかもしれません。
    日本海にミサイルを向ける国に出してきたことは納得行かないです。
    >そしてここで生まれた資金を、生まれた家庭環境に関係なく、等しく優れた教育環境を与えるコストや、大学に至るまでの義務教育化等のコストに充当することで
    ↑このあなたの書き込みを鵜呑みにすると、地方の漁村農村の後継者も皆大学まで教育することになります。なんと言うコスト高でしょう。中卒でできる職業につくにも全て大学卒まで待つのです。失われる時間とコストを考えたらもったいない!
    >貴方は運命論者なのでしょうか?望んでいない結末を、それでも甘受すると言う。
    まさか!運命を甘受しません。努力します。人(老人と弱者)の取り分をくすねたいとは思いません。

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