最終更新:

38
Comment

【865824】バターがどうして?

投稿者: お菓子焼きたーい   (ID:inGoikZB5tc) 投稿日時:2008年 03月 04日 16:44

一週間のダイエット期間を経て
久しぶりにケーキを焼こうと思ったの。

なのに・・・

お気に入りのバターがなかったの

ここで書くことじゃないってことはわかってるけど
今とっても怒っているので言わせて

どうして?
材料不足で入荷がありませんって書いてあった・・・
バターの材料で不足している物ってな〜に〜?

石油と関係あったっけ?


返信する

管理者通知をする

マイブックマーク

「母親の趣味に戻る」

現在のページ: 5 / 5

  1. 【893703】 投稿者: ビューレ  (ID:OiNnfA/1pzE) 投稿日時:2008年 04月 04日 22:20

    四つ葉バターって塩分がきつい気がするのですがどうですか?

    小岩井も独特ですが、やっぱり、カルピスバターやトラピストバターが
    美味しいような・・・・・

  2. 【895062】 投稿者: 元業界関係者  (ID:0PYO3p4SVHc) 投稿日時:2008年 04月 06日 22:23

    牛乳からバターは作れますよ。
    だいたい、生クリームも原料は牛乳(生乳)ですからね。
    いくつかのホームページでも作り方は出てます。
    (※)牛から搾ったばかりの乳は「生乳」。
       生乳を工場で殺菌などして流通できるようにした製品が「牛乳」。


    バターが足りないことで、ニュースになるだなんて
    日本の酪農乳業界で何十年もなかったことですが
    今回のことで消費者の方に理解して欲しいことがいくつか。


    まず、現在のバターの不足は、数年前の生乳過剰の対策として
    生乳の減産措置をとったことが大きく影響しています。
    生乳は工業製品と違って、簡単に生産量を調整できません。
    そもそも、生乳は長期の保存ができない超生鮮食品です。
    それはご家庭の皆様もよくご存じですよね。


    それでも、減産の場合には牛の頭数を減らしたり
    餌(この場合は配合飼料)の質・量を落とせば、減らすことは出来ます。
    しかし、頭数を一度減らすと、次に増やすのは大変です。
    牛の妊娠期間は約10か月。生まれる仔牛の2分の1はオスだから、肉にしかない。
    生まれたメス仔牛が妊娠可能となるのはだいたい生後14か月ぐらいから。
    ここから10か月の妊娠期間を経て、出産して初めて生乳を生産できます。
    だから、「さあ、増産しよう」と思っても、
    酪農家が飼っている牛が純増になるのは、単純計算でも2年後です。


    じゃあ、減らした餌を増やせばいい?
    それでも乳量は若干は増えるんですが、無限には増えません。
    また、配合飼料が高騰していることは、皆さんもご存じ通りです。
    それから、乳牛って案外デリケートなんです。
    減産の時に餌の質・量を落とすと、体調を崩して、
    それは餌を戻したぐらいでは簡単に戻らないことがあります。
    (胃の中にいる微生物のバランスが崩れたり、受胎に影響が出る)


    最後に・・・・
    生乳からバターを作ると、必ず脱脂粉乳もできます。
    生乳のうち、12%ぐらいは、水分ではなく固形分です。
    このうち、3.5〜4%ぐらいが脂肪分で、これがバターになりますが
    残りの無脂乳固形分も8%ぐらいあり、これが脱脂粉乳の原料となります。
    もちろん、脱脂粉乳はいろいろな用途があるのですが
    今、日本では脱脂粉乳の需要は、あまりありません。
    どうしてかを書くと長くなりますが、
    その原因の一つは、雪印の事件とだけ言っておきます。
    いずれにしろ、バターをたくさん作ると
    「売れない」脱脂粉乳も、たくさん生産されてしまいます。
    これが、案外悩ましい問題だったりします。


    地球温暖化=平均気温の上昇も、生乳生産に大きな影響を与える要因なんですが
    それは今回は割愛します(バイオエタノールとかとは全く別の影響)。
    長くなっちゃいましたけど、消費者の方が考えているほど、
    簡単にはバターは生産できないということだけは
    少しでもわかっていただければと思います。

  3. 【895076】 投稿者: 千葉市民  (ID:Ze5U643kYic) 投稿日時:2008年 04月 06日 22:55

    元業界関係者 さんへ:
    ----------------------------------
    詳しい説明ありがとうございます。
    そういう状況に対して、何か私たち消費者ができることが
    ありますでしょうか?
    脱脂分乳を消費するよう努力するとか、
    バターじゃなくて、他のものをとるようにするとか、
    畜産業者や乳牛のためにできる対応策があれば、
    是非教えてください。


    うちの近所のスーパーには今日はバターがありました。
    残り少なかったので、喜んで買ってきました。

  4. 【895690】 投稿者: マクロビ  (ID:4VDxH.CBvfc) 投稿日時:2008年 04月 07日 18:58

    マクロビではバターの代わりになたね油を使ってお菓子(マフィン、スコーンなど)でも料理(ホワイトソースなど)でも作ると聞いた事があります。これを機に変えるのも身体にいいかもしれませんね。
    バター大好きなんですけど。。。

  5. 【895695】 投稿者: お菓子焼きた〜い  (ID:cd6sQt0rGow) 投稿日時:2008年 04月 07日 19:06

    元業界関係者 さんへ:
    -------------------------------------------------------
    > 日本の酪農乳業界で何十年もなかったことですが
    > 今回のことで消費者の方に理解して欲しいことがいくつか。

    > 長くなっちゃいましたけど、消費者の方が考えているほど、
    > 簡単にはバターは生産できないということだけは
    > 少しでもわかっていただければと思います。

    すごく良くわかりました。
    どうして牛乳やチーズはあるのにバターだけないのか疑問でした。
    バターの原料となる牛乳はほとんど輸入だと聞いたので
    バイオ燃料め!と思っていたのですが
    実は乳製品は生き物からの頂き物だったのですね。
    管理された工業生産品かと勘違いしていることが恥かしいです。
    こういうことがないと気付かないです。
    ところでパンを焼く時、牛乳や生クリームも使うのですが
    よくスキムミルクも使っています。
    脱脂粉乳需要にすこし貢献しているでしょうか?



  6. 【895876】 投稿者: 元業界関係者  (ID:0PYO3p4SVHc) 投稿日時:2008年 04月 07日 23:04

    千葉市民さん、こんにちは。
    千葉と言えば、日本酪農発祥の地ですね。


    消費者の方は、特に何かをするって、
    気持ちはありがたいですが、
    そんな必要はないと思うんです。
    今回のこと、消費サイドにバター離れが
    起きてしまうことが、心配と言えば心配ですが。


    消費者の方に不便をかけているわけですし、
    バターと脱脂粉乳の消費がどちらかに偏るのは
    実は、これまでにもたびたびありました。
    これまでは、輸入でしのげたのですが、
    これからはそれが難しくなるのかなと思っています。

  7. 【895892】 投稿者: 元業界関係者  (ID:0PYO3p4SVHc) 投稿日時:2008年 04月 07日 23:16

    お菓子焼きた〜いさん、こんにちは。

    牛乳(生乳)は、ほとんどといっていいほど輸入していません。
    鮮度の問題があるから、外国から持ってくるのは難しいです。
    もっとも、飼料の多くを輸入に頼っているので
    (今や、北海道の酪農家も輸入牧草を使うところが増えている)
    輸入と変わらないじゃないかと言われると、そうなんですが。


    スキムミルクも、パン作りだけでなく、
    いろいろな料理に使えると思います。
    バター、入手できるといいですね。

あわせてチェックしたい関連掲示板

学校を探す

条件を絞り込んで探す

種別

学校名で探す