- インターエデュPICKUP
- 最終更新:
投稿者: うーむ (ID:E.zGi/rdXms) 投稿日時:2019年 06月 26日 16:24
中受予定の、小学生男子が塾の宿題をやりながら、
いろいろなことを考えるようになって来たようです。
最初は「あの中学に行きたいから勉強する!」と張り切っていましたが、
思っていたよりも勉強が難しいようで、苦戦すると挫折しそうになるようです。
親の内心は、
「子供が望んで中学受験するなら、もちろん応援するけれど、
望まないならば中学受験はしないで、公立中に行く。」です。
子供は最初は、
今、勉強がんばって、あの中学に行くぞー、くらいしか思っていなかったようですが、
勉強しているうちに、
「中学に入ったら、周りはみんな頭いいんだよね?勉強がんばらなきゃ。
高校でもそうだよね?大学受験もするんだしね。
大学って何するところ?遊んだりバイトもするけど、勉強するんだ?
ふーん。そうか。え?パパは今も勉強しているの?
そうかあ、社会人になっても一生勉強するのかあ。
人生って大変だね・・・」ということに気付いたようです。
少々、厭世観にとらわれているような気がします。
そう、生きるって、実は大変だよね。
「将来の夢はお父さんみたいな人になることー!いぇーい」
これが小学校に入ってから数年続いている、明るい子ですが、
最近の宿題の量、難しさが若干キツいようで、
(難しい問題を解くのに時間がかかる、自力では解けない、で、
心が折れかける)
毎日、
「はー、生きるって大変だ、一生こうやって生きていくのか?
なんかちょっとむなしい気もする・・・」
VS
「いや、でも!がんばる!」の間で、揺れ動いているようです。
親としては、中学受験するならば応援しますが、
やりたくないならやらなくても、、、と思います。
人生を放棄したくなるほど空しくなるのはよくないなあ、と感じます。
「がんばる」ことは大事だと思いますが、
まずは生きていてなんぼ、幸せを感じてなんぼ、だと思うので。
今時は「がんばらない」とか、「ありのままの自分でいい」などが、
世の中ではヨシとされているような気もします。
本当にそれでいいのかも疑問ですが、真っ向否定の気持ちでもなく。
けれど、うちの子供にもし本当にありのままでいいと言ったら、
一日中、ゲームとyoutubeになるんじゃないかと思います。
子供といろいろ話していて、親の私自身も自分の価値観が揺らぎます。
子供の今の幸せは、きっと、思う存分ゲームとyoutubeをすることなのでしょう。
でも、未来の目標のために、今はそれを我慢してがんばっている。
でも、未来の目標を達成しても、また次の目標が出来て、
今度はそれに向かってがんばるだけ。
ずーっと、一生、そうなる。
え?それが俺の人生??という子供の疑問。
中高でもがんばって勉強して、大学に行って、
就職して結婚して子供が生まれて、
奥さんと子供のために実を粉にして働き続ける。多分。
子供が目標としている「お父さん」(うちの旦那)がそうなので。
「お父さん」は、がんばって勉強して、やりがいのある仕事をして、
いっぱい稼いで来て、私と子供に使います。
(生活費はもちろん、旅行、塾代、習い事代)
それが旦那にとっては「俺の幸せ~」だそうですが、
私には出来ないわ、男って偉いわ~・・・と頭が下がります。
旦那を見ていると、我が子も「将来の奥さんと子供のため」に今からがんばっているってことかー、と思うと、
ひぇー、男の一生って大変だ、と思ってしまうのです。
「メキシコの漁師とMBAコンサルタント」という有名な小話がありますが、
我が子を見ていると、メキシコの漁師タイプなのでは?
そのほうが彼にとっては幸せなのでは?という迷いが生じてきます。
旦那も子供も草食系で、旦那もそんなにギラギラガツガツしていないほうですが、
それでもまだ旦那のほうが、
「でかい仕事をしたい、たくさん稼ぎたい」という気持ちが強い気がします。
子供のほうは、旦那以上に草食系のようで、
本当はのほほんとだらけて一生過ごしたいんだろうな?と、見ていて感じます。
どう導いていくのが、子供の幸せに結びつくのか悩みます。
「自分で幸せになる力」「努力する力」は身に付けて欲しいと思って育ててきましたが、
現時点でそれが十分とは感じないので、私の育て方がよくなかったか?と思ったりもします。