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【6349729】スーパーシティ法成立 日本の監視社会

投稿者: 国家による憲法違反   (ID:8JuxTrWNZhs) 投稿日時:2021年 05月 24日 08:54

【スーパーシティ法成立】日本の監視社会

清水雅彦教授の講演要旨

私は憲法学を専攻している。憲法とは、最大の人権侵害の主体となる国家権力を縛るものだ。だから、憲法によって国家をいかに縛ってわれわれの自由な生活を保障するのか、ということを研究している。

例えば国内の問題であれば、警察が行き過ぎた活動をすれば、私たちの自由や権利が脅かされる。あるいは軍隊は日本国憲法では認めていないが、実際には自衛隊があり、これが同様に暴走すると国民にとっては危ない。そういう観点から、私は軍事や警察の問題について、研究してきた。また、「安全・安心まちづくり」というものが1990年代半ばから展開されているが、私はこれを今の研究テーマの一つとしている。

今日のテーマは「サミットで強化、固定化される監視社会」というもので、まずは昨今の監視の状況について簡単に説明したいと思っているが、残念ながらマスコミや国民は物事を表面、現象面でしか見ておらず、全体状況をとらえているとは言えない。そこで今日は、全体状況を説明した上で、皆さんに考えてもらいたいと思っている。(1/2)

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  1. 【6354965】 投稿者: ケメコ  (ID:XKHTsBdeToo) 投稿日時:2021年 05月 28日 17:53

    脳科学者ホセ・デルガード(1915~2011)を思い出すね。

     デルガードはスペイン生まれ。父親と同じ眼科医を目指したが、スペイン内戦では共和国軍の医療部隊に参加し、スペインがフランコ支配下にはいると、強制収容所送りになった。その後デルガードは脳医学の道に進んだ。

     1946年渡米。当時は精神疾患を脳手術で治療するロボトミーの全盛期だったが、彼は別のアプローチをとった。当時、猫の脳に脳に電気刺激を与えると怒りを引き起こすことが出来る、という事は知られていた。彼は脳に電気刺激を与える装置「スティモシーバー」(STIMOCEIVER)を開発した。この名は刺激=「STIMULATE」と受信機=「RECEIVER」を組み合わた言葉で、脳に電極を埋め込み、それをリモコンで制御できる。という機械だった。

     デルガードは、動物実験で、脳への電気刺激により、食欲を無くす、怒りを引き起こす、暴力衝動を打ち消す、といったことがコントロールできることを突き止めた。さらにデルガードはスティモシーバーをより小型化し、精神疾患の患者に埋め込んだ。そしておとなしくしている人を怒らせたり、内気な人を一瞬で友好的にしたり、といった事をしてみせた。スイッチ一つで人の感情はコントロールできたのである。

     1963年。デルガードは宣伝のためスペインの闘牛場で公開実験を行った。闘牛用の牛の脳にチップを埋め込み、自らがマタドール役で牛を挑発し、牛が向かってくるとスイッチを入れ牛をおとなしくさせたのである。これが評価され、デルガードにアメリカ軍が研究資金を提供するようになった。デルガードは脳チップにより「人の精神を文明化できる」と語った。

     しかし1970年代に入ると、デルガードの研究に逆風が吹き始めた。脳科学者たちが、当時頻発してた黒人暴動に対し「脳チップを使えば暴力を防げる」だの発言したりとか、同性愛者に対し「脳チップで同性愛を治す」実験だのをやらかしたりしたのである。

     世間は脳チップは人間の人権を踏みにじるマインドコントロールの道具だと認識し、デルガードを非難した。デルガードは脳チップはナイフ同様、それ自体に善も悪も無いと主張したが、事実上アメリカ医学会を追放され、1974年にスペインに戻った。

     デルガードはその後も研究を続け、電極を付けたヘッドギアのようなものを被ることで、チップの埋め込みすら必要が無くなるようにしたが、もう世間からは忘れられていった。

     しかし21世紀になると、脳チップは病気の治療の手段として復活した。パーキンソン病の治療のため、脳チップを埋め込む、という技術が開発され、世界中で15万人以上が手術を受け、日常生活が送れるようになったのである。

     2005年。デルガードは再渡米した。デルガードは自分が最新の治療法の先駆者だと思っていたが、彼をそのように扱うものは皆無だった。2011年、デルガードはロスアンゼルスで死去した。

     再度脚光を浴びつつある、これら脳チップは脳の電気信号をセンシングする装置ならば良い。が、一度、電気信号を発する装置になった瞬間に、人の感情、行動をコントロールできる悪魔のデバイスに豹変する。これは小説やオカルトレベルでなく、デルガードによって実証済みのテクノロジーなのだ。

    全麻下でオペをされたら、そのチップがセンサーかスティミュレーターかなど分かる筈も無いのだから。

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