エデュ : 潤徳女子を志望した理由を教えてください。
笹本さん : 本校の卒業生だった叔母から校風の良さを聞いて興味を持ちました。体験入学に訪れてみたら、先生方がとても優しくて、安心しました。校内の雰囲気も色のトーンが整っているからか、どこか温かみがあります。また、チャイムの音色が心地良かったのも好印象でした。この学校であれば、穏やかに大好きな芸術を学びながら、3年間過ごせると確信しました。入学してからも、先生や友人たちとのトラブルもなく、平和に過ごせていますし、女子校の良さも実感しています。共学しか知らない人にとっては未知の世界だと思いますが、女子同士でしか話せない内容であっても、周りを気にせずいられるため過ごしやすいです。
エデュ : 美術コースに入りたくて潤徳女子を選ばれたのですか。
笹本さん : はい。そもそも私は、美術系以外の進路を見据えて中学時代を過ごしてきました。ところが、いざ進学先を考える段階になり、「ずっと勉強してこの先どうなるのだろう」という疑問が頭をよぎりました。自分が本当は何をやりたいのかを考えた時、小さい頃から通っている絵画教室でデッサンを描くのが好きなことや、アメリカのアニメーション作品が好きなことに気づきました。そこからは迷うことなく、美術系への進路へ一直線。中でも潤徳女子は、美術を基礎から学べるところに惹かれました。参加した体験入学で、先生方がとても丁寧に、そして熱心に指導してくださったことも決め手となりました。中学の時に勉強を頑張っていたおかげで、内申点も基準を超えていたため、せっかく受けるならば特待生に挑戦してみようと、美術系の受験に強い塾に通って対策をしました。努力が実り、特待生として合格をもらえた時の感動は今でも忘れられません。
エデュ : :先生との関わりについて教えてください。
笹本さん : 先生方は、私たち生徒のことを常に応援してくれていて、やりたい気持ちを否定しません。二者面談や三者面談の時にも、やりたいことを伝えると具体的な対策を教えてくれます。近くで応援してくれる先生方のおかげで、自信を失わずにいられますし、日々頑張れるのだと思います。
エデュ : 美術コースに進まれて、日々充実していますか。
笹本さん : はい。毎日楽しく過ごせています。特に充実感を覚えるのは、悔しい感情が湧いた時です。たとえば、描いた絵が講評棚と呼ばれる“みんなのお手本となる作品”に選ばれなかった時は、悔しくて悔しくて……。「同じ構図なのに、自分の作品は何が足りなかったのだろう」と考え続けます。こうした時間は苦しくもありますが、それは自分が美術に真剣に向き合っている証でもあります。好きなことだから、悔しくもなるし、褒められた時はうれしくなる。好きなことに没頭できている高校生活を送れて、本当に恵まれていると思います。
エデュ : 休み時間は、どのように過ごしているのですか。
笹本さん : 友人と話したり、参考作品を見たり、石膏像の分析をしたりしています。石膏像の分析とは、たとえば、ほかの石膏と比べて「マルス」(写真参照)に対してどのような印象を抱くか、胸筋はどのくらいあって、肩の位置はどうか、というような考察をすることです。本校には何十体もの石膏像があるため、その違いに意識を向けるだけでも、非常に勉強になります。
エデュ : 楽しみにしている学校行事を教えてください。
笹本さん : 美術コースで行く校外授業と修学旅行です。昨年の校外授業では新宿御苑にスケッチをしに行きました。今年は美術館に行く予定になっています。また、高2の修学旅行は沖縄へ行くことが決まっています。非日常先で出会える風景を絵に残しておけることが今から楽しみです。
エデュ : 部活は何に入っていますか。
笹本さん : 写真部に入っています。顧問の先生が、大小問わずさまざまな大会を見つけてきてくれて、応募することを推奨してくれます。そうした目標があると、写真を撮るのも気合いが入ります。今のところ、まだ選ばれたことはありませんが、引き続き、入選を目指してエントリーし続けたいと思います。
エデュ : 将来の夢を教えてください。
笹本さん : 今は東京藝術大学への進学が一番の目標です。本校の先輩たちが毎年数名、進学していることもあり、私も上を目指して頑張ろうという勇気がもらえます。将来は、小さい頃から大好きなPIXAR作品に携わりたいです。PIXAR作品はどれも面白いのですが、特に「インサイド・ヘッド」に衝撃を受けました。感情を題材にキャラクターを作るという視点がとても斬新で鳥肌が立ちました。いつか自分も、見てくれた人に衝撃を与えるような作品を作りたいです。本校への入学の意志が叶ってから、私は強い願いや目標は叶うのだと学ぶことができました。とにかく、自分を信じ続けること。そして、悔しい気持ちに蓋をせずに、努力し続けること。その熱量を絶やさぬよう、これからも邁進します。
石膏像「マルス」と共に。石膏像の分析が面白いです。
落ち着いた雰囲気の図書室。試験前によく利用します。
パーカー、カーディガン、ベスト(白・グレー)でオプションがたくさんあります。ブラウスも3色(白・ピンク・水色)あるので、組み合わせも楽しめます。スラックスも導入されて、より豊富になりグレードアップしました。
制服の中で気に入っているのがパーカーです。肌寒い時に便利!
2024年で創立100周年となりました。正門が新しくなり、校舎外壁やベランダも整備されました。中庭から見える校舎はとてもきれいです。100周年事業として体育館も大幅に改修され、エアコンが完備されました。夏場、冬場でも快適に運動ができ、集会等でも活用しています。
100周年事業として体育館も大幅に改修され、エアコンが完備されました。夏場、冬場でも快適に運動ができ、集会等でも活用しています。