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【2698886】文の型について教えてください。

投稿者: ミルク   (ID:mZ.DDV62kfs) 投稿日時:2012年 09月 24日 15:23

「何がなんだ」ア
「何がどうする」イ
「何がどんなだ」ウ

1.「珍しく静かな教室だ」
2.「珍しく教室は静かだ」
3.「家には高価な絵がある」
4.「家には高価な絵がない」


このような型の問題で、名詞、動詞、形容詞(形容動詞)に区別するのはなんとなく子供も分かってきたようですが、少し文章がかわるとわからなくなります。

私も、解答がないため、正解がよくわかりません。

どなたかご教授いただけないでしょうか?

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「中学受験 国語に戻る」

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  1. 【2701222】 投稿者: 中学国語担当  (ID:.DxqufdloZs) 投稿日時:2012年 09月 26日 10:52

    余談様

    私の足りない部分を補っていただきました。ありがとうございました。感謝の気持ちです。

    実は、「ある」という動詞について説明を書きこむ際、英語の動詞の分類に準えようかどうしようか迷ったのです。
    余談様の解説によって、「ある」が他の動詞(英語での一般動詞)と違う存在動詞だというのがはっきりしましたね。
    中学の国語の問題でも、「ある」という動詞についての設問が見受けられます。

    今回のミルク様のスレで、子どもが勉強するにも、大人が教えるにも、重要なことがあると思いました。

    中学受験の国語では、

    第一に、文の中から述語が見つけられること
    第二に、その述語がどのようなことを表しているか判断できること
    第三に、その「表している内容」が、文法上どれに分類されるか判断できること

    というステップで国文法にアプローチしています。
    また、第二のステップから枝分かれして、主語を見つけられることも学びます。そうすることで、受験問題の長文の中で、論旨や心情などを理解するツールとして確立させているわけです。

    ですので、始めは「ワザ」として文型を見分ける方法を使っていても、受験までにきちんと品詞を学び、活用も学んで「ああ、あの時使っていたワザにはこういうリクツがちゃんとあったんだ」という合点がいくことがないと、単なる丸暗記になってしまい、先が詰まります。
    また、こういういわゆる「言語要素」の設問には解答できても、長文読解(中でも記述)が苦手なままになってしまいます。
    「ワザ」は、小学生にはずいぶんな量をこなす中学受験勉強において、ある程度便利であることは否めませんが、その奥のカラクリや仕組みをきちんと理解した上で、というのが前提です。

    中学入学後に新しく英語という科目を学ぶにあたっても、文法がカギなわけですから、まさにその橋渡しとして、きちんと根元まで、今回で言うなら述語の見分けにとどまらず品詞とその性質まで、掘り下げて学習することが重要だと思いました。そして、それが何よりも勉強の面白さだったりします。
    教える側として簡易な方法にとどまらないこと、改めて心に刻んだ次第です。


    ・・・・カタイ文章でごめんなさい。国語のこととなるとどうしても生真面目になってしまいます・・・(*^_^*)

  2. 【2703097】 投稿者: ルナ  (ID:7hSxnXqo5kM) 投稿日時:2012年 09月 27日 17:07

    中学国語担当様は塾の先生ですか?
    すごく分かりやすい説明で、私もとても参考になりました。
    今まさに4年生で必死にやっている部分です。

    中学国語担当様に家庭教師に来て頂きたいです…(^。^;)

    ありがとうございます~

  3. 【2704047】 投稿者: 中学国語担当  (ID:.DxqufdloZs) 投稿日時:2012年 09月 28日 11:48

    ルナ様

    読んでいただいてありがとうございます。
    参考にしていただけて、嬉しいです。

    某教室で中学生の国語を見ています。また、実はわが子も中学受験を目指して勉強中の4年生です。
    国語は受験科目の中でも、答えが問題文に書かれているという、味方の科目です。
    4年生からなら、焦らず少しずつ段階を経て積み上げていけば、6年生の時には得点源になります。
    逆に言うと、急激にできるようになるものでもないように思います。

    わが子は、まだ国語のテストでは十分とは言いきれない点数ですが、まあそれで良いかと思っています。
    長い目で見て、6年生の秋までにカタチになればよいと話しているので、大好きな社会や理科の方に熱心になっているようです。(算数も同じように熱心だといいのですが、そうでもない・・・)

    ルナ様のお子様も頑張っていらっしゃるのですね。励みになります!
    文法は国語のおまけのようでいて、実は読解の土台にもなる分野です。ちょっとずつ、確実に重ねて揺るぎないものにしたいですね。

  4. 【2704297】 投稿者: ルナ  (ID:V6V9ffS.PDo) 投稿日時:2012年 09月 28日 15:08

    中学国語担当様

    お返事ありがとうございます。

    中学国語担当様のお子さんも同じ4年生だなんて嬉しいです(*^_^*)

    少し相談させて頂いてよろしいでしょうか?

    実はうちの娘は算数、理科が大好きでいつもその2教科で稼いでいるのですが、国語の記述中心のテストになると7割弱の出来で、完全に足を引っ張っている状態です…

    中学国語担当様に4年生から段階を追ってやっていけば得点源になる…と言ってもらえ、なんだか少し安心しました(^^)
    そこで、段階的に学習していく方法で着実に力が付く
    教材などありますでしょうか?
    塾は日能研で本科教室と栄冠をやっていて、それ以外には漢字の学習と語句を毎日少しずつやっている程度です。
    物語は得点出来るのですが、説明文になるとダメみたいです…

    新聞のコラムなどを要約させようか考えているところでした。

    何かアドバイス頂けたら嬉しいです!

    よろしくお願いします。

    スレ主さま、板をお借りしてしまいすみません!

  5. 【2707564】 投稿者: 中学国語担当  (ID:.DxqufdloZs) 投稿日時:2012年 10月 01日 12:49

    ルナ様
    お返事遅くなってしまい、申し訳ございません。

    ミルク様
    スレッドをお借りしてしまい、すみません。


    段階的に学習して着実に力がつく方法・・・
    「着実に」というのがなかなか難しいところですよね。

    まずは、塾の教材を使い倒すこと。

    授業中の先生の解説、問題演習したあとの解説など、「言われてみれば当然、ごく当たり前」のような印象を受けると、聞き流したり読み流したりしがちなのですが、解説はできるだけ何でも書き込んで(あるいはノートを作って)、後から何度でも見直します。復習している中で、自信がないなあ、という部分にはマーカーなどを使って印をつけたり、コメントとして書き入れます。
    その後時間が経ってからまた復習してみて、忘れていたり、まだわかっていなかったりするところは再び印をつけます。
    これを繰り返していくと、自分の苦手な部分に印が多くなっていきますが、それが自分にとっての「難度高」のポイントです。
    例えば説明文でも、接続詞挿入はできるけれど話題については見つけにくい、また記述の目の付けどころはわかっていてもまとめ方がうまくいかない、など細かな弱点が浮かんでくるわけです。
    そしてその弱点を重点的にケアしていき、できるようになったら、次の復習の時に、これまでつけた印を二重線などで消しこみます。

    塾以外の教材では、いろいろとありますので、基本的にお子さんと相性がよいもの(見やすい、広げやすい、わかりやすいなど)がよいと思います。参考になるかどうかわかりませんが、うちの子供の場合を下に挙げます。

    出口汪の新日本語トレーニング 基礎国語力編上・下
    国語の「読みテク」トレーニング 物語文、説明文・論説文、随筆文
    シグマ新国語便覧

    便覧は、問題集ではないので調べるのに重宝しています。主に見るのは、文法・語句・漢字・表現のページですが、ついでに古今の文学作品のページも読んでいたりするので、国語への興味を保つには程よい存在感です。

    「新日本語トレーニング」は4年になる前の春休みを使って取り組みました。基本的な内容なので、導入に良いと思い、使用しました。基礎的な文法項目、要点の見つけ方などを学べます。上下各5ステップずつありますが、1ステップが長いので、1日1ステップ分やったら他の勉強は何もなしでOKということで、計10日で終了しました。長いと言っても、答えるところは少なく解説を読み進めることが重要なので、ラインを引いたり私から解説を入れて書き込ませたり、という作業でした。

    「読みテク」は、夏休みに取り組んだ中で子供が一番やる気を持てたというテキストで、ひたすら要点をまとめていくものです。取り上げられている作品が上質なので読んでいておもしろく、やる気になると言っています。また、著者の早瀬律子さんも国語は味方になるとおっしゃっていて、私自身も気に入っています。また冬休みに取り組みたいので、コピーして使いました。

    ルナ様が、
    「新聞のコラムなどを要約させようか考えているところでした。」
    とおっしゃていて、本当に目の付けどころが素晴らしいと感激いたしました。
    この「要約」という作業は重ねれば重ねるほど国語力を上げていくと思います。

    4年生だと、要約するにあたって、主語が抜けたり、こなれた表現になっていなかったり、熟語や指示語の使い方がうまくなかったりするのですが、その都度アドバイスして次につなげるようにすると良いです。まずは、どの文に目をつけているか、キーワードを外していないかが重要で、回を重ねていくと、徐々にうまくまとめられるようになってきます。

    うちの子供も、まだまだうまくまとめられません。私が丸つけする際に、「こうつなげたら?」「こういう言葉にしたら?」「誰のことかはっきりさせるといいよ」など指摘を入れています。一方で同時に「キーワードOK」「必要な要素OK」というのも入れてあげて、できている部分とあとちょっとの部分を明白にするように気をつけています。

    あくまでも我が家の子供の場合なので、参考にならないかもしれませんね。申し訳ありません。
    ただ、習ったものは逃がさず使ってみる、できるとできないを明白にする、できない部分を丁寧に取り組む、ということの繰り返しが大事ということは言えます。

  6. 【2707655】 投稿者: ルナ  (ID:m4SHJ.mNYQ.) 投稿日時:2012年 10月 01日 14:00

    中学国語担当様

    お忙しいところ、丁寧でわかり易いアドバイスをありがとうございます。
    恐縮です・・

    教えてくださった問題集など参考にしてみようと思います。

    そして、塾の教材をもっと丁寧に使ってものにしたいと思いました。

    ただうちの娘の場合、基本一人で勉強したいようで、何かアドバイスしようとしても反発します・・
    見ていて、勉強のやり方に無駄が多いので、なんとか素直に聞いて欲しいのですが。
    それも個性なのですが、受験勉強のようなハードな毎日では、素直なお子さんが羨ましくなってしまいます。

    色々ありがとうございました。

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