エデュママブック

将来は理系に…と願うなら、楽しい科学の本を贈ろう!

inter-edu’s eye
子どもは理系に進ませたいけど、親が文系だから無理?なんて思っていませんか。そんなことはありません。子どもが抱く素朴な疑問や好奇心を育てていくことができれば、算数や理科が得意な子になると多くの理系出身者が言っています。そのためにぴったりの入門書がありました!

◆インフォグラフィックスの科学入門書

近い将来、文系の仕事の多くがAI(人工知能)にとって代わられるとまことしやかに言われ、理系ブームが続いています。でも両親とも文系だったり、理系科目は苦手だったというご自身の経験から、理系に進ませたいけど、どうしたらいいかわからない、という親御さんも多いようです。

そこでご紹介したい新刊があります。インフォグラフィックスなる手法で作られた科学の入門書で、『科学について知っておくべき100のこと』。発売直後に購入したという理系出身のパパは、「理系に進ませたいなら、こういう本がいちばんですよ。総ふりがなつきだから、小学校入学前だって大丈夫!」と断言し、担当編集の朝尾直丸さんも「子どもたちが科学に興味を持つきっかけになるのに、ぴったりの本。この本を入り口に、どんどん理科好きの子どもが増えてくれればうれしいです」と自信満々に語る折り紙付きの本なのです。

インフォグラフィックスとはビジュアル表現の主流となりつつある、情報を視覚的に表現する手法のこと。複雑な情報やデータを理解するのにとても効果的で、子どもにもぴったり。本書も1ページか見開き単位で1つのテーマを取り上げ、きれいなカラーイラストと短い文章でわかりやすく説明してあります。原書はイギリスで出版され、世界15か国以上で翻訳出版。日本ではサイエンス作家の竹内 薫さんが翻訳と監修を担当されています。

中身はといえば、「望遠鏡は…過去を見ている」「いちばん大きな生物は…キノコだ」「地球には北極も南極も…ふたつある」「クモの糸は…鋼鉄のワイヤーの2倍も強い」など、大人でも好奇心をかきたてられる本格的なものばかり。それがB5版のコンパクトサイズの中に100個も詰まっているのですから、えっどうして? 次は何?と、時のたつのを忘れて見入ってしまいました。

実は、この本には目次がありません。その代わり索引がとても充実しています。ぱらぱらとめくって興味を抱いたところから見てみようということでしょう。そして後日、どこにのってたっけ?と思ったときに、索引ですぐに見つけられるようになっているのです。

◆理系を苦手にしない方法とは?!

実は、以前から「子どもを理系に進ませるにはどうしたら?」と、理系出身のお母さまや、学校の先生、塾講師の方にお話をうかがってきました。すると、多くの方が異口同音におっしゃることがありました。それは、物心つくかつかないかの頃の興味や好奇心を大切にしようということ。

科学について知っておくべき100のこと,宇宙について知っておくべき100のこと,竹内薫

「理系でも実は理系が嫌いという人もいますけど、そうでない根っから科学が好きな人って、だいたいごく小さいときからそうだったって言っていますよね。虫を見ていると時間を忘れるとか、図鑑が大好きとか。私の場合は星で、親と一緒によく夜空を見上げていました。」(理系出身のママ)

「植物や動物への関心、自動車がなぜ動くのかといった素朴な疑問は、子どもなら誰でも持っています。だから身近にそれに応えてくれそうな何か、図鑑とか現実の自然とかがあれば、子どもは必ず飛びつきます。時間がないとか、きたないからダメとか言わないで、一緒につきあって好奇心を満足させてやることが大切だと思います。」(公立小学校の先生)

「親はもちろん周囲の大人が、子どものなぜ?を大切にすることですね。幼稚園から低学年ぐらいまでの子は、大人が遮らなければ、素直になぜ?と聞いてきます。それに親と一緒に観察していたとか、実験していたという子は、多くが理系に進むようです。テストに出ないことは覚える必要ない!なんて言っちゃダメですよ。」(塾講師)

また企業で管理職についていて、現在は育休中のママはこんなことを言っていました。
「理系に進むかどうかは、結局のところ本人次第ですよね。でも理系は苦手という理由だけで文系に進んだ、私みたいな人も多いと思うんです。だから、子どもには理系に苦手意識を持たせないようにしたいと思っています。そのためには幼い頃から理科の対象になるもの、図鑑などの科学本に親しむといいと聞いたので、それを実践しています。」

◆最先端科学がぐっと身近に。それが理系への道

『科学について知っておくべき100のこと』と同時に、姉妹本『宇宙について知っておくべき100のこと』も発売されています。『宇宙について…』も、オールカラーで「国際宇宙ステーションでは…1日に15回、日が沈む」「宇宙の中でいちばん冷たい場所は…ここ、地球にある」「火星の雪は…四角い」「誰にも見ることができない物質が…銀河をまとめている」など、最先端の情報も含め宇宙の面白いトピックが100個詰め込まれています。

ページをめくっていくうちに果てしない宇宙をのぞき込んでいる感じがしてきて、ロマンチックな気分になってきました。そしてこんな本を手にとれる、今の子どもは幸せだと思いました。大人でも知らない最先端の知識をこんなふうに楽しく知ることができるなんて、本当にすてきなことです。

「地球が動く速さは…地球上の何よりも速い」とか「キミのおなかの中の酸は…お酢の10倍も強い」(『科学について…』より)なんて事実を、小学生のうちに知ってしまったら、子どもの知的好奇心はどんどんその先に進んでいくことでしょう。「宇宙空間にはラズベリーのような…味がする雲がある」とか、「ビッグバンのノイズは…最初、ハトの糞とまちがわれた」(『宇宙について…』より)なんて楽しい話を知った子どもは、理系が難しいとか面倒だとかいった先入観とは無縁の人生を歩めるでしょう。

それに、この本を教えてくれた理系パパによると、大人にもおすすめとか。
「うちのかみさんもそうですけど、女の人って理系の科目って生活に関係ない…とか思ってたりしますよね。でも、それこそ大間違いです! 中学校ぐらいまでの数学や理科は、生活の安全安心や効率的な家事・料理に影響大なんですよ。だから、子どもだけでなくママにもこういう本を見てもらいたい。賢い生活者になれますよ。」

ちょっと耳が痛い感じのコメントですが、結局のところ、理系が苦手というのは意識の問題なのかもしれません。だとしたら、子どもに同じ轍を踏ませないためにも、この2冊の本をおすすめしたい本です。

科学について知っておくべき100のこと,宇宙について知っておくべき100のこと

科学について知っておくべき100のこと
宇宙について知っておくべき100のこと
いずれも訳・監修:竹内 薫、小学館刊、1500円+税

複雑な情報やデータを一枚絵で視覚的に伝える「インフォグラフィックス」の手法を使った、見ているだけで楽しい新しいタイプの科学の入門書。科学全般の幅広いテーマから基本的な知識からトリビアまで100のトピックを選んだ『科学について…』と、宇宙に関する基礎知識から最新情報までを詰め込んだ『宇宙について…』の2冊が同時発売。理科教育の重要性が叫ばれるなか、小中学生の科学の入門書としてはもちろん、見ているだけで大人でも楽しめる内容です。原書はイギリスで、日本を含め世界15か国以上で翻訳出版され計10万部以上が販売されています。日本版の翻訳・監修は、サイエンス作家でテレビでも活躍中の竹内薫氏。ぱらぱらと見ているだけでも、子どもたちの好奇心をかきたてること間違いなし! じっくり読むと意外と大人でも知らない最新の科学の知識が身につきます。…『科学について…』購入はこちらから …『宇宙について…』購入はこちらから

竹内 薫

訳・監修の竹内 薫(たけうち かおる)さん
サイエンス作家。東京大学教養学部教養学科卒業(専攻、科学史・科学哲学)、東京大学理学部物理学科卒業、マギル大学大学院博士課程修了。科学評論、エッセイ、書評、講演などを精力的にこなす。スポーツインストラクターの妻と猫4匹とともに横浜に在住。2016年には自らが校長となり、幼児・小学生を対象に英語・日本語・プログラミング言語の「トライリンガル教育」をめざす学校「YES International」を横浜に開校。東京校も2018年度開校に向けて準備中で、教育活動にも力を入れている。著書 に『99.9%は仮説』(光文社)、『素数はなぜ人を惹きつけるのか』(朝日新聞出版)、『宇宙のかけら』(青土社)など多数。NHK Eテレ「サイエンスZERO」にナビゲーターとして出演中 。


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