高校受験の肝?併願校のベストな選び方!

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行きたい学校がたくさんある、全部受けてみたい…。そう思われる方も多いと思いますが、実際には日程などの都合上、3~5校ほどに絞り込まなければいけません。今回は、その併願校の選び方のポイントをご紹介します。

併願校を決める時期と絞り込み方は?

併願校選び

受けたい高校が複数ある場合も、中学校3年生の10月までには第一志望校と、併願校複数を決めておく必要があります。事前に受ける模試と、自分の学力や内申点を比較検討し、家族で話し合いましょう。

第一志望校と併願校の選び方ですが、第一志望校が公立校か私立校かで大きく違ってきます。公立校は1校しか受けることができないので、第一志望校が公立校なら併願校は私立校になります。しかしこの私立校は1校1校特徴があり、実は選ぶのが非常に難しくなっています。そこで選択の基準として考えたいのが「出口から選ぶ方法」です。

行きたい大学が決定している人向け!「純附属校」

卒業すると系列の大学へ推薦で進学できるのが特徴です。学力レベルの高い学校が多く、有名な学校には慶應義塾高等学校や、早稲田大学高等学院などがあります。

自由な進路設計ができる「半付属校」

併設する大学への内部進学を基本としながら、他大学への進学フォローも手厚いのが特徴です。国際基督教大学高等学校や、明治学院高等学校などがあります。

他大学への進学もしっかり視野に入れられる「半進学校」

付属高校でありながら、実際は併設大学よりも他の大学へ進学する生徒の方が多いのが特徴です。受験のためにしっかりしたカリキュラム設計がされています。東邦大学付属東邦高等学校や、成蹊高等学校などがあります。

最も数が多く選択肢が多い「進学校」

併設大学を持たず、高校3年間、もしくは中高一貫の6年間のカリキュラムで学習し、大学受験にのぞむのが特徴です。高校入試で募集を行わない、完全中高一貫校という形をとっている学校もあります。開成高等学校や巣鴨高等学校などが該当します。

半付属校と半進学校の場合、近年は他大学の進学を全面に押し出している学校もありますが、そうでないところもあります。その際に見ておきたいのが、学校サイトに載っている「卒業後の進路」です。 具体的な数値が出ているので、ある程度、「出口」がどうなっているのか分かります。

差がつく併願パターンの組み方は?

併願パターン

では次に、実際の併願パターンをどうすればいいのかを見ていきましょう。

【パターン1】 安全校→目標校(第一志望)→挑戦校

パターン1では、挑戦校を最終目標として、1つ目に自分の実力で十分受かる安全校、2つ目に学力レベル相応の高校を受験します。最初に安全校を受け合格することで、気持ちにも余裕が生まれます。

【パターン2】 安全校→安全校→目標校(第一志望)

第一志望の学校を受験する前に、安全校を複数受けるのがパターン2です。安全校の1つには、第一志望と同じくらい行きたい学校を入れておくといいでしょう。

【パターン3】 安全確実校→挑戦校(第一志望)→挑戦校(第一志望)

パターン3は、目標とする学校が2校あるけど、どちらもレベルが高く、どうしても決められない場合の併願パターンです。事前に安全確実校を受験し、合格してリラックスした状態で臨みましょう。

絶対利用したい!併願優遇制度って?

高校受験の場合、併願優遇制度というものが存在します。具体的にどういうものなのか東京都を例にご紹介します。

都立高校に絶対行きたい!

都立高校が第一志望の場合は、第二志望を私立高校にして、「第二志望優遇措置(併願優遇)」を利用することをおすすめします。第二志望優遇措置とは、第一志望の都立高校に不合格になった場合は、必ず入学することを条件に、入試得点に加点などの優遇を受けられる制度のことです。

私立高校に絶対行きたい!

私立高校が第一志望の場合は、第二志望も私立高校にして、「第一志望優遇措置」を利用するといいでしょう。第一志望優遇措置とは、他の高校も受験するが、その高校に合格したら、必ず入学することを条件に、入試得点に加点などを受けられる制度です。

ググッと差がつくココがポイント!

ここでご紹介した通り、高校受験は選択肢も多く、併願校選びだけでも頭を悩ませることと思います。併願パターンを参考に受験をイメージしてみましょう。

次回は、誰もが気になるあのことをご紹介します。


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