高校の教員免許しかもたない教員が中学を教えていたことがマスコミにすっぱ抜かれました。
未履修問題といい、今回の件といい、嫌な1年でした。

愛媛新聞等、マスコミの姿勢に思慮のなさを感じるのは言うまでもありません。
ただ、それと同程度に、学校長の対応には、不満を感じます。

今回は「事務方に任せていて知らなかった。中学の取得していない教員にはとらせるようにする(主旨)」というコメント。

なんとモノわかりのよいことか。中高一貫校としての特殊性、その効果などを一通りはアピールするなど、主張すべきことは主張しておくことべきだったと思います。

モノわかりのよいマスコミ対応の結果、一番被害を被るのは、生徒たちです。

未履修問題への対応にしても、東京都の私学の学校長は私学の独自性を主張し、生徒に新たな負担をかけないように守ったのと対照的です。
今後も、東京の私学の未履修については、なんのペナルティーもないでしょう。全学校をしらべていないため、調べたところだけペナルティーを課すことは事実上できません。

未履修問題は教育白書ですら、原案として記述されないようになっていたことからわかるように、文科省の関心も消えています。また、大学側に至っては、はもはや未履修に微塵の関心すら持っていません。

マスコミの指摘をすんなり認めると、学校長は楽でしょう、学校の体面も保てるかもしれません。しかし、それより大切なことは、生徒を守ることです。
生徒に学校への誇りを感じさせて欲しいと思います。

今回も、まずは「それがどうしたんですか?」くらいに、はぐらかす懐の深さが必要だったと思います。
何もうそぶけばよいと言っているわけではありません。主張すべきことは主張すべきだと言うことです。

学校外から強風が吹き付けてきても、自分で風除けになり、仮に汚れ役になろうと、学校内の平静にまもるという姿勢が必要だと思います。

そのために、今後、学校長には、広い視野と分析力、情報力、そして、とりわけ胆力が必要なのだと思います。将来の学校長の先生たちにも、期待したいと思います。