四百件を超え「いえいえの窓」も閉店、私が立ち上げることもありませんが、皆さんから桐蔭について、いろいろお聞かせいただければ幸いです。
まずハッチ先生、私の質問に可能な範囲であれ、お答えいただき感謝しております。私が先日、ここに投稿させてもらった日の夜、ホームページで入試概要が公表されましたね。毎年のことですがしたたかです。統一日はずしは例年のことながら、窓口受付の「妙」といい、受験者を最大限に呼び込むようになってますね。
この件については一昨年でしたか、岡山入試の一件もあり、ほかの私学の厳しい目は今年も変わりません。桐蔭は脅威です。京大合格者が8、14、30と増えていることが注視されがちですが、私たちほかの私学はどうしてもその年度の受験生に目がいきます。うちなどはここ数年、あがったり下がったりで、変化に乏しい。ひとつには桐蔭のような柔軟な受験日設定ができないということもあるのですが。私学の収益の大きな柱は「受験料、入学手付金」であることはどこの私学も共通です。入試終了後の二月末には、大手塾のお力も拝借しながら、関西の私学のライバル、脅威校などの受験者数、分止まり率と辞退者数の推計、そこから算出される資産などを一覧化する作業を進めます。
少なくとも私の調べた限り、桐蔭ほど会計的に「優良企業」はないでしょう。ようやく西大和さんも落ち着いてきた感がありますが、グラフ化しますと桐蔭は西大和さん以上です。おそらく来春は二千超えは堅いでしょう。
収益を増やすためには「進学実績の向上」だけではだめなのです。それはうちを含め、毎年東大京大を多く排出している伝統校の共通に認識です。あまり皆さんには知られていませんが、毎年三月、関西の伝統、名門と呼ばれる11校の渉外担当が集います。未明まで論議しますが正直、打開策がないのです。実際、「いっそ、野球や相撲で日本一にできるコースに乗り出すか」と冗談半分で終わるのがいつものことです。
仮にうちがそんなコースを作っても、日本一、甲子園を目指せる学校は絶対にできないことはわかっているのです。桐蔭がはじめて甲子園に出て、優勝までの年数のスピードは奇跡としかいえません。ハッチ氏が触れられたように「強いから好待遇でなくても優秀な選手が集まる」、それは確かです。
桐蔭を私が恐れるのは伝統も何もないのに「東大京大日本一」「野球、ゴルフ、サッカー日本一」「世界に通用する音楽家の育成」と無謀なことにほぼ同時に着手、そのどの分野でもある程度の実績を築いたところです。
伝統校の発展には何が必要でしょうか。皆さんは桐蔭中傷するのは簡単です。でもこの問いに明確な針路を示せますか。私たち私立の渉外は他校を分析しながら、常に自分の学校の「あす」をどうするかを迫られているのです。この欄で活発なご意見を頂戴できれば幸いです。
神田女学園中学校高等学校
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