私は以前、弘学館に息子を通わせていた者の母親です。
1年時、理科総合がカリキュラムにあるにもかかわらず、教科書だけ買わされ、それはせずに、化学1、生物1、物理1を習っていました。また、2年からは社会は選択になっており、必修科目の公民は習っていません。ところが、現代社会の教科書だけ買わされ、成績証明書には単位だけでなく、評価もされていました。
そこで、県に調べてもらうようメールを送りましたところ、以下のような回答が来ました。
しかし、以下の見解では、納得いかない上、学校が嘘をついて県に解答しているとしか思えません。多くの進学校が正直に報告し、センター試験を前に補習を強いられているのに、弘学館は未履修問題がなく平然としている事実は不公平だと思います。もし、関係者が未履修があることを告発したら、多くの生徒および卒業生に大きな迷惑がかかるのではないでしょうか?もし学校側が正直者がバカをみて、ごまかして報告した物が得をすると考えているのならば、大きな間違えだと思います。どうか、生徒や卒業生のためにも、正直な学校であっていただきたいと願う限りです。

(以下は、佐賀県の回答です)
メール拝見させていただきました。
11月5日にいただいたメールを受けて、11月8日に弘学館に出向き
確認調査を行いました。

学校側に状況を確認したところ
 ? 理科総合Aについては、物理分野と化学分野で構成されていますが、
  それぞれの分野を物理?、化学?の教科書を用いて履修させているとのこと
  でした。
   そこで、年間の授業計画を記した学習指導年間計画表を確認しましたが、
  その内容は理科総合Aの履修範囲と適合していることを確認しました。
   理科総合Bは、生物分野を生物1の教科書を用いて履修させており、
  地学分野は少ししか履修していないとのことでした。
   学習指導要領では、理科総合A又は理科総合Bのいずれかを履修して
  いればよく、上記のとおり理科総合Aは履修していると考えられるため、
  「理科」での未履修はないことになります。
 ? 現代社会については、生徒時間割と教科担任の時間割との整合性の
  チェックをしました。
   また、今年度1学期期末考査の「クラス別成績一覧表」で現代社会の
  素点と偏差が記入されていることを確認しています。
   なお、「公民」での開設科目が現代社会しかないにも関わらず、生徒時間割では
  「公民」とのみ表現されていたため、その理由を確認したところ、従前から
  そうなっていたとの返答があっています。
 ? 家庭基礎についても、生徒時間割と教科担任の時間割との整合性のチェック
  をしました。
   また、今年度1学期期末考査の「クラス別成績一覧表」で家庭基礎の素点と
  偏差が記入されていることを確認しています。

 また、11月12日に再度メールをいただきましたので、11月13日に事前予告なし
で弘学館に出向き、「公民」の時間帯に「地歴」の他教科を履修させていないかどうか、
確認調査を行いました。

 当時、2年C組,D組及びE組が4クラスに分かれて授業が行われていました。
一つのクラスでは「現代社会」の教科書を使用して授業が実施されており、
他の3クラスでは「地歴」の選択科目別に分かれ自主教材のプリント(北朝鮮問題)を
用いて「現代社会」の授業が行われていました。
 校長及び教科担当教師によると、内容の理解を深めるために自主教材を中心に
「世界史」「日本史」及び「地理」それぞれの教材も利用しながら「地歴」の選択科目と
関連付けて「現代社会」の授業を行っているとのことであり、今日も「国際社会の動向と
日本の果たすべき役割」の分野に係る自主教材としてプリントを活用していたとのことでした。
 校長によると、プリントを使って、「地歴」の選択科目と関連付けて「現代社会」の
授業を行うのは、学校の工夫であるとのことでした。

 県としては、教科書を使って授業を進めるか、自主教材を使って授業を進めるかは、
各学校の裁量の範囲内であると考えています。

 以上のとおり、弘学館に出向き確認調査を行いましたが、ご指摘をいただきました3科目に
ついて、未履修は確認できませんでした。

 県といたしましては、私立学校の授業の方法を直接命令する権限はないものの、
学校教育法で定める学習指導要領は、県立・私立に関わりなく適用されるものであるため、
今後とも各学校に対し遵守するよう指導するとともに、チェックマニュアルを作成して
教育課程の届出があった場合の確認に万全を期したいと考えております。


  担当課:くらし環境本部 私学文化課
   (TEL)0952-25-7350
   (E-mial)shigakubunka@pref.saga.lg.jp