実は私の父は工学博士であり、国内外を問わず表彰等も複数授与しております。
父が博士号を取得致しましたのは、もちろん件名の中にございます最高峰3大学の内の中の1つ・京都大学であり、その他、父の対外的実績や学会での地位等を考えましても、学術的には相当優秀な人物であることは、まず間違いありません。
しかしその父親が最近、自宅のトイレを破壊いたしました。
それまでは普通に使用できており、これといって何の問題もなかったのですが、父は「わずかならが貯水槽から水漏れが生じており、これが長い時間に及ぶと、水道料金がもったいない。」などと訳のわからない言掛りをつけ〔ちなみに父にそそのかされた母が、確認いたしましたところ、特に何の問題はなかったとのことでしたが〕、修理するどころか工具を持ち出してトイレを破壊し、今ではきちんと水が流れないようになってしまったばかりではなく、おまけにトレイの貯水槽のふたまで、三つに割って破壊してしまったのです。
博士号など1つも取得していない私ですら、トイレの貯水槽の大まかな構造などすぐに把握可能であり、また私は同トイレの水が流れなくなった時には、貯水槽を手だけで何回も簡単に治しておりましたが、工学博士の父は、よりによってそれまでほとんど何の問題もなく使用できていたトイレを、わざわざ難癖をつけて破壊してしまったのです。
自分で破壊しておきながらも、高額となるであろう修理費は一切出さないというのが、私の父の一大特色ですので、今も壊れたまま父は、意地になってそのトイレをどうにか使用しているようですし、また母は修理費のことを考えると、頭が痛いと申しております。
そういえば私の父の考え方等には、全く一貫性がなく、電灯の電気代やトイレの水道代には異常なほど執着し、やたらとけちけちしている割には、問題なく使用できていたトイレをわざわざ破壊したり〔なにもふたまで三つに割ることはないだろうと思うのですが…〕、また自分のいる部屋のテレビや電灯に関しては、つけっぱなしで寝ていたり、パソコンを使用していないときも、電源を付けっぱなしにしていたり、また父は株のようなマネーゲームが大好物で、何十万・何百万〔たとえそれ以上であったとしても〕単位で損失が生じようとも、平然としていたりします。
小銭には執着しても、大金の流失には目もくれないというところなどは、ほとんど漫画の主人公の「パタリロ」と同じであるといえましょう。
その他、私の父は、外出から帰宅後も手洗い1つする習慣もなく、また寝る前に歯磨きも一切しないで寝ておりますので、一言でいうのであれば「頭の切れるバカ」というか、「ただ勉強と仕事ができるだけのマシーン」のようなものといっても、差し支えないかと思いますが、これらの状況を、読者の方々はどうお感じになられるでしょうか。
「キャプテン翼」という漫画にて、人間らしい感情や社会性などが欠落し、ただサッカーがうまいだけのサッカーサイボーグとの異名をとる選手も、登場いたしますが、私の父はまさに「仕事・勉強をするだけのサイボーグ」のようなものといっても、過言ではないかもしれません。
きれいごとかもしませんが、東大・京大・一橋大一直線等を目指すことや、そのような名門大学にて博士号を取得すること。また勉強ができるようになることも、確かに大切かもしれませんが、人として生きていく上でそれよりもっと大切なことは、人間らしいものの考え方や人間として適切な一貫性のある感受性等を、教育を通じて養っていくことではないかと、私は父を見るたびに痛感しておりますので、そのことについて考えて頂きたいとの思いから、あえて身内の恥じを公開させて頂きました。
勉強をしたからといって、必ずしも人格的に落ちるというわけではなく、また逆に勉強もしない方々が、人間的に必ずしも素晴らしいとはいえないのが現実ですが、東大等の難関大学一直線を目指すために、削り落とせるものは全て削り落とし、父のような人間らしいものの考え方・感じ方という部分が著しく欠落しており、ただ勉強・仕事ができるだけのマシーン・サイボーグを作るような教育だけは、絶対になさらないほうがよろしいかと思います。
神田女学園中学校高等学校
将来の夢へと続く第一歩!
実地体験型プログラムで進路を明確に
実地体験型プログラムで進路を明確に






























