WBCで話題になった「ペッパー・ミル・パフォーマンス」ですが、アメリカでは「ペッパー・グラインダー・ポーズ」と言われるのが一般的のようです。

ペッパー・ミル自体は和製英語という訳ではありませんが、何故か日本では英語の表現をそのまま使わずに、日本人に分かりやすい英語に置き換えることがよくあります。

ところで、日本から英語圏に留学した学生などが英語で苦労することの一つが、和製英語だそうです。
英語だと思って使っていたら、現地では通用しない表現なのですから、それも当然でしょう。

今回の「ペッパー・ミル・パフォーマンス」の場合、実は「グラインダー」に意味があります。
これは、「粘り強くいこう!」「コツコツやって得点を絞り出すぞ」の意味。
決して、「ヒットが出たぞ、やったぞ!」の意味ではないのです、次の打者を鼓舞するためのポーズなので。

せっかく英語の表現に触れるチャンスなのですから、安直に「ペッパー・ミル」にしてしまうのはとてももったいない。

日本では、特にマスコミが英語の表現をわかりやすい「和製英語」にしてしまうことがよくあります。
数年前に全英オープンで優勝した渋谷選手を、「スマイル・シンデレラ」と呼んだように。
英語的な表現なら「スマイリング・シンデレラ」です。
「スマイル」の方が日本でよく聞かれる単語だからと言って、無理に「スマイリング」→「スマイル」に変える必然はあるのでしょうか?

日本から海外旅行に行く際にも、海外で通じない表現を覚えていても、意味がありません。
マスコミによる安直な和製英語は禁止してはどうかと思います。
もちろん、法律や条例、という形にするのはおかしいので、業界が内部のルールとして「和製英語禁止」を宣言してみてはどうかと思います。
それが、子供たちの英語力を少しでも伸長させることにもつながると思います。