最近、ヒューマノイド、とくに「恋人ロボット」によって日本のフィジカルAI産業を成長させる、という意見を見かけます。

確かに、日本には鉄腕アトムやサイボーグ009など、ロボット文化の長い歴史があります。

ただ、ここで一度、感覚的な話ではなく数字で考えてみたいです。

¹恋人ロボットの世界市場はどの程度になるのか

②想定価格はいくらで、年間何台売れるのか

③日本企業が中国企業などと競争する場合、どの分野で優位性を持てるのか

④部品、センサー、アクチュエーター、AI、OSなど国内産業への波及はどの程度あるのか

⑤一つのヒット商品が、フィジカルAIの標準規格やプラットフォームにつながる可能性はあるのか

「日本ならではのロボットを作れば世界で売れる」という話だけではなく、

市場規模→販売台数→国内産業への波及→技術・規格への発展

まで数字で追ってみると、どこまで現実的なのか見えてくるのではないでしょうか。

恋人ロボットそのものの是非ではなく、それを起点に日本のフィジカルAI産業が成長するというシナリオが、経済的に成立するのかを考えてみたいです。