近所のお嬢｜掲示板スレッド

「庶民の足」さんの投稿を読んで、昔住んでいたアパートの近所のお嬢様を思い出してしまいました。
お嬢様はお嬢様でも、○暴幹部のお嬢様でした。


でもそんな事小さな子供にはわかりませんから、小学校も同じだったし時々一緒に遊ぶ事もありました。
美人だけど高慢な感じで、私が貧乏で貧相な格好をしているから馬鹿にされているのは何となく感じました。
でもそこは子供、ある時ひょんな事から無邪気に「○○ちゃんったら、ずるい」と言ってしまったのです。
そうしたら次の日から私の家の周辺に怖い顔したお兄さんやお姉さんがうろうろするようになりました。
それからしばらくしてうちは別の土地へ引っ越してしまいました。
親は何も言わなかったけれど、多分さっさと引っ越してしまった方が私の為だと思ったんでしょう。


風の便りに最近そのお嬢様が結婚したと聞きました。
どんなにすごい大幹部のお兄さんかと思ったら、見た目普通人の優しげな男性なんだそうです。
観光業というのはどういう仕事か知りませんが。
○暴幹部と言っても自分の娘は可愛い人の親なんですね、きっと。
男の怖さを誰より知り尽くしているだけに、娘の婿には気の優しい男を選んだんだろうって
幼馴染が言っていました。


そんな思い出があるので、今でも「ごくせん」なんていう漫画は大嫌いです。
極道のお嬢様と聞くとどうしても彼女を思いだしてしまうからです。
テレビドラマはちらっと見た事がありますが、生徒を「お前ら」なんて呼んで、最後は喧嘩の強さで相手を捻じ伏せて
問題解決するようなあんな教師に、人の道を説いてほしくないと思いました。