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【1093286】日本の子供は世界一孤独?

投稿者: びっくり   (ID:cYopxhQ/hdM) 投稿日時:2008年 11月 17日 08:47

先日、とある大学で行われたセミナーに出席したのですが・・・

最近、各国政府の協力の下「子供のQOL(生活の質)についての国際調査」という子供に対するアンケート調査が行われたそうです。その結果、「自分は孤独である、一人だと感じる」という問いにイエスと回答した日本人の子供の割合は、なんと29.4%。ぶっちぎりの世界第一位だそうです。ちなみに2位はせいぜい5%。孤独と答えた子の割合の一番少ないオランダの子は2%でした。

他にも「十分よく眠れている、疲れていない」「親といろいろなことを話す」と答えた数も日本が1-2位を争うほど低く、ようするに疲れている、親との関係がよくない、何より孤独である、と感じている子供の数がとても多く、生活の質が低いという結果が出たようです。

ちなみに私が出席したのはオランダの教育に関するセミナーでしたが、オランダでは中学生以上の子供を学校の経営に参加させるよう法律で義務付けがされていて、そのための費用も国が必ず負担しなければならないそうです。選ばれた生徒の代表が授業の内容や郊外活動について意見をいったり自分達で企画ができることが可能だそう。また小学校のいじめの問題も、まずは(専門家のカウンセラーの調停の訓練を受けた)小学校の上級生達が下級生の加害者・被害者双方の話をきいて、調停案をだしたり解決策をとるのだそうです。もちろん解決しない場合には、カウンセラーの先生が介入するらしいのですが、出来る限り子供達同士の話し合いで解決させるとか。

この違いを聞いて見えてくるのは、いかに日本人の子供が受身であるかということです。まるでブロイラーのニワトリのように、出されるエサ(課題)を次から次へと消化してたくさんの卵(点数)をあげることだけが評価されるのと違い、きちんと人の話を聞いて問題解決する能力などを養う海外の教育は全然違うのだと痛感しました。

うちの子は偏差値50、いや60だ、御三家だと、ついつい親の目はわかりやすい数字にばかり向いてしまうのですが、心を育ててくれる教育、と言うことをまったく考えていなかったことを反省する1日となりました・・・。

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  1. 【1095735】 投稿者: ストレス多すぎ  (ID:J30BoFhb6Lk) 投稿日時:2008年 11月 19日 10:16

    孤独なのは、幼いころから他人と比べる文化に育っているから、じゃないですか
    ?ムダな競争が多すぎるんですよ。
    自分はこう、というのではなく他人との比較で生きているので
    遅れをとったり、他と意見や趣味が違うと、足引っ張ったり、仲間から外したり・・・。
    娘は今年、私立一貫女子校に入りましたが、
    成績のほかには、どんなブランドの服を着てるか、どんな塾に行ってるか、
    親の職業・学歴・・・・
    いやはや、話題がもう大人の女性の井戸端会議なんですよ。
    私がこんな話したのは大学時代くらいからでした。
    それまでは趣味や部活、もちろん友情も育み、楽しかった。
    転勤で娘が小3まで地方で暮らしましたが、
    そこはもっと自然もあり、子供たちの生活は、女子もみな外での群れ遊び。
    それはそれは幸せな、子供らしい生活でした。一方、東京の子は、非常に
    ブランド・偏差値意識が強くて、人生これしかないのか?と思うくらいです。
    見かけはオシャレでスマートなんですけどね。
    東大教授の上野千鶴子さん著「さよなら学校化社会」という本を読むと
    いかに日本の文化が学校化してきているか、わかります。
    子供文化も、全て学校化・偏差値化されて、人間らしい付き合いが希薄になっていると感じます。
    日本の子供が孤独なのは、偏差値意識がしみついているからですよ。
    誰とでも仲良く、が死語になっているんです。
    感じます。

  2. 【1095895】 投稿者: 元教師  (ID:9t4miyaorBA) 投稿日時:2008年 11月 19日 12:29

    この間、担任の先生と懇談がありまして。
    ここ数年、気になることは、「会話の成り立たない子が多い、楽しい話や、盛り上がる話をしても、反応が薄い、目を輝かせて何かをする事がない、目が笑わない、いつも、つまらなさそう」な子が増えている、ということでした。
    思春期を迎える学年はそれを差し引いて考えるとしても、家庭での会話が圧倒的に少ない、家族や友達と一緒にいても、ただ、一緒にいるだけで、つながりが薄いのではないか・・・職員室でも、よく話題になるそうです。
    とくに受験組。余裕のある子はべつにして、生活がいっぱいいっぱいになるせいか、感情がスポイルされてしまっているので、本来ならば、クラスを引っ張る学力層であるのに、かえって「授業つまらない」オーラをまき散らし、邪魔になるようです。
    ノーベル賞をとった先生がたのように、「夢を追う勉強」から、「偏差値、名門学校入学競争のお勉強」に切り替わった頃から、「おもしろみのない、孤独な子」が増えたように思います。
    勉強、仕事を取った後、何かきらりと光るものを持った人間に育てたいものです。

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