なぜ日本は永世中立国になれないのか教えて下さい｜掲示板スレッド

日本が永世中立国になれない理由は大まかに2つ、資源と安全保障問題です。とはいっても、安全保障問題が大半を占めていますが。
まず、資源関係の問題で日本が永世中立になれないという理由ですが、スイスは日本と違い、大した鉱物資源などはなくわざわざ占領するメリットはありません。一方、日本の近海にはガス田やレアアースなどの豊富な鉱物資源が眠っているとされます。これらは国家戦略上、非常に重要な資源ですので確保できれば非常に大きなメリットとなります。
2つ目に、安全保障問題ですがこちらのほうが大きいです。
スイスは国土の大半が山岳で、そもそも占領することが困難です。例えばドイツがフランスに進行する際にスイスを使って迂回した場合は、スイスである程度の足止めを食らいフランス側が対応できる時間を作ってしまうことは間違いありません。ベルギー方面は山が少なく軍隊の移動も迅速にしやすいです。加えて沿岸部ですから、放っておけばベルギーの港に連合軍の部隊が上陸してそこから侵攻されるという可能性もあるわけです。上陸直後の部隊と戦うのとある程度体制を整え、陸に進行してきた部隊と戦うのでは難易度が全然違いますから。
一方、日本の近隣には中国、北朝鮮、ロシアなどの国家があり、これらはアメリカの仮想敵国です。しかし、これらの国とアメリカ本土とは非常に遠く、抑止力としてこれらの国をいつでも攻撃できるような橋頭保を確保する必要があります。
そこで重要なのが日本というわけです。韓国や台湾といった国もありますが、これらの国は大陸と陸続きだったり、近かったりするので奇襲的に進行され、確保されてしまう可能性が高いです。
しかし、日本であれば周りは海であり、大陸ともある程度離れているので進行するには揚陸艦隊などを編成する必要があります。しかし、これらの海上戦力は衛星などで簡単に探知できますし、陸と違って隠れることは非常に困難ですから、楽に対応できます。
加えて、日本はアメリカの防波堤にも使えます。例えば、中国海軍が核ミサイルを搭載した潜水艦をアメリカ沿岸に配備しようとすると、どうしても日本や台湾、フィリピンなど親米国家の領海内もしくは領海の近くを通る必要があります。しかし、これらの国はむろん中国のことを警戒していますから、中国の潜水艦が太平洋に展開するのを邪魔したり、展開したことをアメリカに連絡できたりします。そうするとアメリカはその情報をもとに潜水艦を追尾して、不審な行動ができないように封じ込めることも可能なわけです。
逆に、日本が中国よりになると在韓米軍や台湾に対処しやすくなります。加えて、中国海軍が太平洋に展開することが容易になり、逆にアメリカ海軍が中国沿岸部に近寄ることは困難になるわけです。
これらの理由から、日本が永世中立国になった場合は生かしておくよりも攻めたほうがメリットが大きくなるから、日本は米中どちらかの陣営に立たなければならないというわけです

スイスは国土に魅力無い。平地なく資源も無い。ついでにスイス銀行が世界の裏金を握っている。誰も攻めないよ。

日本は温帯で作物も取れるし海で魚もとれる。海洋権益も大きい。地政学上の要衝。永世中立は無理というもの。