世の中、捨てたもんじゃなかった出来事｜掲示板スレッド

新しい職場で少し緊張した初出勤の車内でのこと。

車内はまだ、まばらに人が立っている程度。
静かな車内で突然呻き声のようなものが聞こえた瞬間、立っていた少し大柄の男性が突然仰向けに倒れました。
皆が一瞬驚いていうちに、一人の女性が、私看護師です、と名乗り、
どなたか細い割り箸のようなものを持っていませんか?舌が気道を塞いでしまうので、といった発言をされていました。

車内の皆が、カバンにある細いものを探して筆記具や物差しを差し出すものの、割り箸の幅が最適だそうで、なかなか合うものがありません。
ハンカチやその場で必要そうなものが次々と提供されていました。私はしばらくして歯ブラシがあることに気づき、ケースごと差し出した気がします。

このケースがちょうど良かったようで、男性が呼吸を取り戻した頃には次の駅につき、車内の誰かが押した非常ベルにより、ドアの前には駅員や担架が待機していました。救急車も呼ばれていたような記憶があります。
男性はそのまま担架で運ばれ、看護師さんも付き添いで車外へ。再び車内は静かになりました。

誰も何も語りませんでしたが、久しぶりに電車に乗った私は、無言の連携プレーにとても感動していました。

そして徐々に混み始め、私は動揺や感動を残しながらドア付近から内部へと移動、降りる駅でドアが閉まる前に気付いて、すいませーーん、と人をかき分け降りる羽目に。その時の冷たそうな周りの目、態度。
あ、そうだった。普段の電車はそうなのよ。と、感動的な連携プレーとの通常のギャップを感じたものです。

そんな私は担架の待っていた駅の大学に通っていました。

散策中に年配の男性が道端で突然意識を失ってしまった。
大学キャンパス近くの道で普段から学生さんでにぎわっている道です。
すぐに医学部の学生さんや先生風の方たちが取り巻き慌てることなく脈を図る方、周囲の人に状況を聞く方、足元の確認、後頭部を確認する方、救急車を呼ぶ方、意識もわかっていない男性への声がけと即席のチームプレイの見事さや冷静な対応や優しさに感動しました。こんな優しい方たちがドクターになられているんですよね。
こちらの大学は超難関大学です。

図書館での飲食

いつもやっちまってたんだろうね。