画家になりたい！｜掲示板スレッド

長年キュレーターをやってます。こうぶんさんの作品は確かにイラスト色が強いですね。だからと言ってダメな絵ではありません。そもそもゴッホの絵が魂があってこうぶんさんの作品が魂がないとは、誰が決めるのでしょう。20年も活動を続けて行けるのは運だけでしょうか？つづく

つづきです。

デッサンが優れているだけがアートでしょうか？日本はそんな古臭い事ばかり気にして世界から孤立したのです。村上隆も奈良美智も海外で評価され逆輸入で日本で認められました。美大を卒業しても画家として食べていけない人が多いのはそんな日本美術の偏見が生んだ汚点だと思います。
こうぶんさんもデビューの頃はイラストだと画廊から相手にされなかったはずです。
でも今もこうして活動しているのは絵を買い続けるファンがいるからです。素人受けと書いてましたが敷居の高い画廊を入りやすくしたのは、こうぶんさんのような人達の賜物です。ちゃんと絵も見ない歴史も知らない内面性も知ろうとしない人には世界が評価したゴッホやルノアールしか目に入らないのでしょう。ゴッホでもイラストでも良い物は良いのです。人が感動すればそれは立派な芸術なのです。画家になれなず教授をするのが、苦労しても画家になるのかは、頑張り次第です。その生き様に人は感動します。その姿勢がアートそのものだと思います。こうぶんさんの作品はそのうち海外で認められることと思いますよ。

努力は必要ですが、頑張って技術を磨く努力をして作品を作ったら、あとは運に任せるしかない、ということになると思います。
努力は成功へのチケットではなくて、成功するためのきっかけに過ぎないと思いますので。

運は絶対に必要だと思いますよ。誰かが自分を見つけて認めてくれたら、そこから何かが始まることがあります。
でも、多くの作品の中に埋もれて、見つけてもらえない作品が多数。
見つけてもらえるのは、運によるところが大きいでしょう。

ゴッホの話が出ていますが、ゴッホは天才。でも、生前に売れた作品は１枚と言われています。
生きている間には運がまったくなかったと思います。

キュレーターとは美術館の学芸員さん的なお仕事の方ですよね。そんな凄い方からもコメント書いてもらえるなんて凄い掲示板で驚いてます。親以外の大人の人の意見は貴重だと思いました。

コメントはちょっと専門過ぎて難しいですが、言われてみれば、ゴッホで感動する人もいればイラストで感動する人も居て良いって事ですか？

その通りだと思いました。
美大を出たからと言って画家として食べていけないのに、こうぶんこうぞうサンはずっと個展を続けてて凄いと思いました。

もっと何回もよんで、もっと深く理解したいと思います。また感想を書くかもしれませんがよろしくお願いします。やっぱりデザイナーより画家になりたい気持ちが強くなりました。危険ですか？

努力はきっかけ様のコメントに、やっぱり大人って凄いなぁと感動しました。

努力は成功へのチケットではなくて、成功するためのきっかけに過ぎないと思いますので。

私の中の名言になりました。

芸能人と同じで、努力や才能より運が大切だと強く思いました。

実は家族でフランスに旅行した時にオルセー美術館でゴッホの作品を見たのですが、心に感じるのは苦労したのにとか耳切ったんだとかピストル自殺したんだとか、予備知識ばかりでした。

私の通う伯田高校には相談に書いた
こうぶんこうぞうサンの絵があるのですが、美術とかイラストとかこうぶんこうぞうサンが性同一性とかの予備知識なく感動しました。
頑張ったら書けるかなと思ったけど感動してウルって来たのです。

これは私の美術を見るレベルが低いのでしょうか？

やっぱりゴッホの方が凄いのでしょうか？

どんどん知りたい欲求が出てきました。

ゴッホのひまわりは、１００人中１００人が何かしらの感動を得るような作品です。
有名な絵を目にすることは、ありますか？
ギャラリーで個展を見たりしていますか？

描きたい＝有名になる
そんな考え方もあると思いますが、好きな絵を学びたいという謙虚なスタンスではいけないのかな？
コネ連発が気になりました。

＞奈良美智やこうぶんこうぞうやいわさきちひろさんなら私でも描けそうです。


この文章を読めば、あなたが絵を描いていないことはわかります。
イラストでも、油絵でも、水彩でも、必死に絵を描いたことのある人間なら、
こんな事は言いませんよ。私も絵が好きで、たくさん描きましたので、
わかっているつもりです。

奈良美智の物まねや、いわさきちひろの物まねは必要ないんですよ。
だれかの作品そっくりの物を作るのは、簡単です。それは「ちひろ風の絵」であり、
「奈良美智もどき」であるだけです。
なんの価値もありません。

芸術ってそんなものではない。ゼロから自分の色を作ることです。
どこにもない、だれも歩いたことのない道を歩くのが芸術です。イラストか絵画かは、
その後のジャンルの問題だと思っています。

私は、文章の勉強をしています。
子供向けのお話の分野で頑張っています。
人まねではない、私の作品を書けるようになるまでに１０年かかりました。
大きな賞や小ぶりな賞を含めて、いくつも賞を頂けるようになりました。
そして、授賞式で審査員の先生に出会うことで、じょじょに「コネ」・・いえ「ご縁」が
出来てくるのです。そして、お仕事につながるのですよ。

御託を並べてないで、とにかく描きなさい。いい絵をたくさん見なさい。
そして、ちまたにあふれている「公募」に応募して見て下さい。
それが全てではないけれど、確実ではないけれど、どんな世界でも、
「世間の皆様にとって、お金を払っても価値のある作品かどうか」を判断してもらうことは、
悪いことではありません。（もちろん、賞を獲らなくても世界に羽ばたくことはできますが、
そういう例は、とても少ないですし、逆にそれが売りにもなるのでしょうけれど）

コネも運も、そうしていると、ついてくるものです。
突然、コネと運をだれかからもらえたとしても、その後、実力がなければつぶれていきます。
世の中、親のコネで芸能界に出た２世タレントであっというまに消えていく例はいくつもあります。

もし、あなたが本当に高校生なら、
そして、絵が好きなら、とにかく描きなさい。
そして、地方の小さな賞でもいいから、獲ってみなさい。
獲れたら言っても良いですよ。「賞なんか、くだらねえ！」ってね。
獲って見える世界というものがあるのですよ。

具体的な美術の大学や専門学校については、私には知識はないので、
ごめんなさいね。
ちなみに、私の知り合いに、著名なイラストレーターがいますが、
この人は、私立の美大を出て、小さな事務所でデザインの仕事をしながら、
自分で公募に応募を続けていました。そして、
国際的な大きな賞をとり、自分の好きな絵を描くようになりました。
その人の画風をまねた絵は、世間にあふれています。

子供ではありませんよ。留年しましたが、一応は高校生です。ウザいコメいらないです。