普連土学園中学校・高等学校
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東京都港区に校舎を構える普連土学園中学校・高等学校(以下、普連土)は、キリスト教フレンド派を母体とする完全中高一貫の女子校です。その国際的な成り立ちと「すべての人間に対する尊敬の念」を大切にする校風から、グローバルな体験を重視しており、海外留学のプログラムも豊富に用意しています。
普連土は1887年の創立当初から国際理解教育を重んじてきました。英語力を高め、国際的な視野を広げるために用意された海外研修プログラムには、6つの選択肢があります。
カナダ研修プログラム
中学3年生が対象で定員は30名。カナダのバンクーバーの家庭に生徒が2名ずつ滞在する10日間のホームステイプログラムで、ブリティッシュコロンビア大学の訪問、英語のレッスンやアクティビティを体験します。
ジョージ・フォックス・ツアー
高校1、2年生の希望者30名が参加するイギリスでの夏期研修です。12日間の期間の中で普連土の母体であるキリスト教フレンド派を立ち上げたジョージ・フォックスに縁のある場所をめぐりながら、英国の文化を理解し、英語力も向上させる機会となっています。


セルフディベロップメントプログラム
高校2年生の希望者4名が対象で、期間は9日間。アメリカの東海岸にある大学の寮に宿泊し、現地の大学生や日本の他校生徒とのディスカッションなどを経験します。ハーバード大学も訪問します。


ニュージーランド ターム留学
高校1年生の希望者6名が参加するプログラムで、約2か月間、ニュージーランドでホームステイをしながら、現地の公立高校に通います。英語研修にとどまらず、さまざまな自然体験や文化交流を経験できます。
カンボジア アキ・ラー プロジェクト
普連土が学校をあげて長年支援してきた地雷撤去活動家である元少年兵のアキ・ラー氏に、高校2年生の4名が直接献金を届けます。期間は7日間。地雷博物館の訪問や地雷撤去作業の現場見学のほか、カンボジアの文化や歴史を学びます。


AFS年間派遣プログラム
さまざまな国への留学を支援する公益財団法人のAFS日本協会によるプログラムへの参加も積極サポート。高校1、2年生の希望者が約10か月間、ホームステイしながら現地校の授業に参加します。
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国際ロータリー 青少年交換プログラム派遣学生
120万人以上の会員から成る世界的なネットワーク、国際ロータリーが展開している青少年交換プログラム派遣学生に参加する生徒もいます。高校2年生の夏から約1か月の留学が基本です。

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豊富な海外研修制度の目的や効果などについて、英語科の教員であり、広報部長も務める池田雄史先生に話をうかがいしました。

海外留学の選択肢が充実していますね。
池田先生
歴史が古いのはイギリスを訪れるジョージ・フォックス・ツアーで、この海外研修は30年近く前から行っています。語学研修だけではなく、キリスト教フレンド派が誕生したイギリスの湖水地方をめぐったり、ウィリアム・シェイクスピアの劇を鑑賞したりする内容です。他にもプログラムを増やしてきたのは、できるだけ多くの生徒に価値観の幅を広げてほしいという思いからです。できれば、在学中に1人1回は海外研修か海外留学を体験してほしいと考えています。
カナダ研修プログラムは2024年度に立ち上がったそうですね。
池田先生
従来、本校は「留学は高校から」という考え方があったのですが、なるべく早く海外体験をすることで得られるものも多いという理由から、中学3年生を対象にしたカナダ研修プログラムを始めました。30名の枠を超える応募があったので、来年度以降は定員を増やすことも考えています。
カナダのバンクーバーではどのような学びが得られるのでしょうか。
池田先生
例えば、北米有数の大学であるブリティッシュコロンビア大学を訪問して、現地の大学生と交流するような時間もあります。また、本校の設立に関わった新渡戸稲造がブリティッシュコロンビアで亡くなっていて、現地に新渡戸記念庭園があるので、そこに足を運んで、学校の歴史に思いを馳せてほしいと思っています。。
高校2年生によるセルフディベロップメントプログラムの内容も濃いですよね。
池田先生
セルフディベロップメントプログラムは日本の他の女子校との連合企画で、2023年度から参加しています。現地の学生と議論したり、他の女子校の生徒さんと交流したり、さらにハーバード大学を訪問するなど、参加した生徒たちは大きな刺激を受けて帰ってきます。
高校1年生のニュージーランド ターム留学は約2か月間という中期留学となっています。
池田先生
これは2025年の1月に初めて行われるプログラムです。教員による引率のない2ヶ月間になるので、自立心が強まる良い機会になるはずと期待しています。一つこだわったのは現地では共学校に通うことで、普段女子校では経験することのできない男女がともに過ごす環境で、できるだけ視野や価値観を広げてほしいという目的があります。
視野や価値観を広げる、というのが留学のキーワードになっているのですね。
池田先生
おっしゃるとおりで、その点は学校長も特にこだわっている部分でもあります。単なる語学研修ではなくて、現地では様々な人や物に関わり、広い視野を持ってほしいと考えています。

社会に関与するという点では、カンボジア アキ・ラー プロジェクトが象徴的です。
池田先生
地雷撤去活動に必要な献金を直接届けるプロジェクトですが、学校全体にその意義が伝わっている実感があります。本校はキリスト教学校ということもあって、昔から献金や募金を募る文化があります。カンボジア アキ・ラー プロジェクトは参加者が事後発表を行うので、自分たちの献金がどのように使われているのか、多くの生徒がきちんと理解してくれているようです。
留学については、外部団体のAFS年間派遣プログラムを通して生徒の参加を積極的に支援している点も特徴的です。
池田先生
外部団体のプログラムを利用すると、イタリアやフィンランド、ハンガリーやマレーシア、ブラジルやホンジュラスといった国に派遣されることもあります。自らの選択ではなかなか留学先として考える機会のない国で過ごすことで、人生の可能性が広がっていると思います。実際、外部団体のものも含め、海外留学の経験を大学入試の総合型選抜に生かして合格を勝ち取る生徒もいます。
今後、さらに留学制度を充実させる予定はありますか。
池田先生
高校1年生のうちにニュージーランドに1年間留学するプログラムを検討中です。期間は1月から11月までで、ホームステイをしながら現地の高校に通う内容を考えています。また、キリスト教フレンド派が創立に関わった大学などとの交流も増やしていければと思っています。

海外に限らず、視線を外に向ける環境があるのも普連土の魅力です。
例えばここ数年で複数の大学と連携を結んでおり、東京女子大学とは高大連携協定、東京理科大学とは「学校インターンシップに関する協定」を結んでいます。2025年2月には津田塾大学ともつながりができました。また、中学校舎の建築に関わりの深い法政大学の建築学科とも良好な関係を築いており、同学科の調査に普連土の生徒が参加した実績もあります。

毎年春と夏に行われる教養講座も関心を外に広げる取り組みです。講座は「刑事裁判を傍聴しよう」「民俗学入門~少し昔の日本に触れる~」「途上国での医療活動をのぞいてみよう」「農林水産省に行ってみよう!」など多岐にわたります。池田先生によれば、教養講座をきっかけに大学の進路選択を決める生徒もいるそうです。
普段の授業を含め、さまざまな場面で幅広い教養を得た生徒たちの進路実績は充実しています。国公立大学や有名私立大学に進学する卒業生が多いうえ、海外の大学に合格した事例もあります。理系の大学や学部への進学率は約4割を占めており、これは中学1年次から実験や観察の機会が多い点も影響しているとのことです。

イベント情報
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第2回学校説明会
2024年10月20日(日)
第3回学校説明会
2024年11月17日(日)
第4回学校説明会
2024年12月15日(日)
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