2027年度から2科・プレゼンテーション入試へ!少人数で育ち合う八王子実践

inter-edu’s eye

八王子実践中学校・高等学校(以下、八王子実践)では、中学校を1学年1クラスの少人数制としています。校外学習や体育の授業は3学年合同で行われ、学年を越えて関わりながら成長できることが特色です。2027年度中学入試では、適性検査型入試から国語・算数の2科入試に変更し、従来のプレゼンテーション入試と合わせた2方式になります。今回は、少人数教育で育まれる力について中学生の2人に、入試変更の狙いについては入試広報の先生にうかがいました。

少人数で深まる仲間と
先生との絆

1学年1クラスという環境で生徒たちはどのような学校生活を送っているのでしょうか。2名の中学2年生と中学主任の佐々木先生にうかがいました。

  • I.S.さん(中学3年生/ESS部)

    I.S.さん(中学3年生/ESS部)

    プレゼンテーション入試にピアノ演奏で挑み入学。中学1年で漢字検定3級、2年で準2級・2級に合格した

  • N.A.さん(中学2年生/男子バドミントン部)

    N.A.さん(中学2年生/男子バドミントン部)

    適性検査型入試を受験して入学。部内で唯一の中学生として、週5日・1日約3時間の練習に取り組む。顧問が不在の日は、上級生とともに自分たちで練習を進めている

  • 佐々木輝美先生(国語科担当)

    佐々木輝美先生(国語科担当)

    中学主任。Move on Campや校外学習など、3学年合同で行う行事の企画をしている

八王子実践を選んだ理由を教えてください。

  • I.S.さん

    I.S.さん

    1学年は1クラスだけという少人数制に加え、英語やICT教育に力を入れている点や他学年と交流できる行事の多さに魅力を感じました。担任と副担任の2人体制も心強いです。

  • N.A.さん

    N.A.さん

    併願校として受験し、特待生合格をいただいたことが決め手です。入学前は学校のことをよく知らなかったのですが、校外学習の充実ぶりに驚きました。今では入ってよかったと感じています。

校外学習の様子。校外学習は3学年合同の班で実施。行き先や昼食の場所も生徒たちで話し合って決める
校外学習の様子。校外学習は3学年合同の班で実施。行き先や昼食の場所も生徒たちで話し合って決める
校外学習の様子。校外学習は3学年合同の班で実施。行き先や昼食の場所も生徒たちで話し合って決める
校外学習の様子。校外学習は3学年合同の班で実施。行き先や昼食の場所も生徒たちで話し合って決める
校外学習の様子。校外学習は3学年合同の班で実施。行き先や昼食の場所も生徒たちで話し合って決める
校外学習の様子。校外学習は3学年合同の班で実施。行き先や昼食の場所も生徒たちで話し合って決める

1学年1クラスで過ごす学校生活はいかがですか。

  • I.S.さん

    I.S.さん

    男女とも仲が良く、明るいクラスです。勉強と部活動を両立するクラスメイトも多く、努力する姿に刺激を受けています。文化祭では実行委員を中心に、クラス全員でお化け屋敷の内容を話し合って決めました。

  • N.A.さん

    N.A.さん

    学年が上がっても顔ぶれが変わらないので、気楽に過ごせます。文化祭の出し物を決めるときも、みんなが次々に意見を出し、お互いのことを分かり合えているからこそ自分の考えを伝えやすいです。

先生とのエピソードで印象に残っていることはありますか。

  • I.S.さん

    I.S.さん

    漢字検定で不合格だった際、先生に相談しました。苦手な箇所の勉強法を教えてくださり、過去問も用意していただきました。困ったときには、いつでも親身に対応してくださいます。

  • N.A.さん

    N.A.さん

    中学全体でも人数が少ないので、先生と話す機会が多いです。以前クラスのことで対応に困ったときに相談したことがあり、先生にその状況を伝えるうちに、自然に仲良くなりました。

学校生活の中で力を入れてきたことや、今後挑戦したいことを教えてください。

  • I.S.さん

    I.S.さん

    漢字検定です。中学2年で準2級と2級に合格しました。学校から表彰されたことも大きな自信になりました。次は英検に挑戦したいです。

  • N.A.さん

    N.A.さん

    バドミントン部の練習です。部内で中学生は僕1人なので最初は緊張しましたが、先輩が「敬語を使わなくていいよ」と言ってくれたおかげで、今は友達のような関係です。後から入部した高校生に教える場面もあります。

お二人が所属するESS部や男子バドミントン部では中高生が一緒に活動し、高校生との交流も生まれている
お二人が所属するESS部や男子バドミントン部では中高生が一緒に活動し、高校生との交流も生まれている

3学年の関わりが育てる自主性

1学年1クラスの環境を生かし、3学年での「学び合い」を大切にする八王子実践。先輩に支えられた経験が、やがて後輩を支える行動につながっています。

先輩や後輩とは普段どのように関わっていますか。

  • I.S.さん

    I.S.さん

    休み時間に先輩とお弁当を食べたり、カードゲームをしたり、たまに一緒に下校したりしています。部活動では、高校生活についてのお話を聞けるので楽しいです。

  • N.A.さん

    N.A.さん

    校外学習で同じ班になった後輩とは、その後も廊下で会えばよく話をしています。また休み時間には、先輩と廊下で本を読んで過ごすこともあります。

上級生になり、後輩にはどのように接していますか。

  • I.S.さん

    I.S.さん

    先輩にしていただいた経験から、自分から後輩に声をかけるように心がけています。体育祭のむかで競走では、本番直前に後輩との練習を提案しました。

  • N.A.さん

    N.A.さん

    小学校の頃と変わらない感じで接しています。帰り道で会うと、学校での話をして盛り上がります。

もっとも印象深い学校行事を教えてください。

  • I.S.さん

    I.S.さん

    入学して2週間後に行ったMove on Campです。2・3年生が1年生を歓迎してくれる1泊2日の宿泊行事なのですが、先輩方が温かく迎えてくださいました。帰りの電車では、先輩が私の最寄り駅でわざわざ降りて「楽しかった?」と声をかけてくれたことが今でも心に残っています。

  • N.A.さん

    N.A.さん

    中高合同の体育祭です。休憩時間に中学の先輩・後輩が集まって一緒に過ごしました。学年を超えて交流する機会だったので、いい思い出になりました。

  • I.S.さん

    I.S.さん

    体育祭のクラス対抗大縄跳びでは、自主的に空き時間を練習に充て、回し手や並ぶ順番まで全員で考えました。その結果、2年連続で優勝できました。

  • Move on Campとは1年生と親睦を深めるために、何をするか、チームをどう分けるかまで生徒たちが相談して決めます。最近は、対面式のゲームを体育祭の色別チームで行うなど、次の行事にもつながるよう工夫しています。

Move on Campの様子。対面式の内容やチーム分けは、2・3年生が前年度の3学期から準備を進める
Move on Campの様子。対面式の内容やチーム分けは、2・3年生が前年度の3学期から準備を進める
Move on Campの様子。対面式の内容やチーム分けは、2・3年生が前年度の3学期から準備を進める
Move on Campの様子。対面式の内容やチーム分けは、2・3年生が前年度の3学期から準備を進める

佐々木先生は生徒の自主性がもっとも表れている場面はどんなところだと思いますか。

体育祭の様子。体育祭の大縄跳びはクラス対抗。各組が練習に工夫を凝らしている
体育祭の様子。体育祭の大縄跳びはクラス対抗。各組が練習に工夫を凝らしている
体育祭の様子。体育祭の大縄跳びはクラス対抗。各組が練習に工夫を凝らしている
体育祭の様子。体育祭の大縄跳びはクラス対抗。各組が練習に工夫を凝らしている
体育祭の様子。体育祭の大縄跳びはクラス対抗。各組が練習に工夫を凝らしている
体育祭の様子。体育祭の大縄跳びはクラス対抗。各組が練習に工夫を凝らしている
  • 佐々木先生

    佐々木先生

    校外学習では学校が探究テーマや条件を示したうえで、班編成や訪問先、昼食場所などは生徒たちが話し合って決めます。さらに、帰校後は3学年でスライドを作って発表し、2・3年生が1年生をリードする場面が見られますね。

2科とプレゼンテーション、
2つの入試へ

今年度の入試について入試広報室室長の諸江先生にお話しをうかがいました。

  • 諸江吉則先生(情報科担当)

    諸江吉則先生(情報科担当)

    中学入試広報室室長。2027年度中学入試における入試制度の変更に携わる

2027年度入試の変更点を教えてください。

  • 諸江先生

    諸江先生

    適性検査型入試を国語・算数の2科入試に変更します。募集人数も20名に増員しました。プレゼンテーション入試は2月2日に10名を募集する予定です。全体の募集人数30名に変更はありません。

適性検査型入試を2科入試へ変更する狙いを教えてください。

  • 諸江先生

    諸江先生

    私立中学受験に向けて国語・算数の学習を積み重ねてきた方にも、広く本校を検討していただきたいと考えています。従来のプレゼンテーション入試と合わせ、それぞれ異なる強みを持つ幅広い受験生を迎えることが狙いです。

プレゼンテーション入試はどのような入試ですか。

  • 諸江先生

    諸江先生

    自分が取り組んできたことや得意なことをアピールする「自己表現入試」です。I.S.さんのようにピアノを演奏する子もいれば、プログラミング、バレエ、書道などテーマはさまざまです。近年はPowerPointやiPadを使う受験生も増えています。発表時間は10分程度で、準備した内容を伝えるだけでなく、取り組んできた過程や思いを自分の言葉で表現できるか、質問に対して自分で考えて答えられるかも大切にしています。

入学後、1学年1クラスの環境で生徒にどのような力が育まれますか。

  • 佐々木先生

    佐々木先生

    人間関係を築く力が身につきます。1学年1クラスは、その練習の場です。高校では外部から入学する生徒とともに、より大きな集団で生活します。その中で新たな人間関係を築いていく力を、中学校の3年間で養います。他学年と関わる機会も制度として組み込まれているので、上級生からだけでなく下級生からも学べます。

中高で食堂や運動施設などを共有する八王子実践。中学生は少人数の環境で学びながら、高校生のいる環境にも日常的に触れている
中高で食堂や運動施設などを共有する八王子実践。中学生は少人数の環境で学びながら、高校生のいる環境にも日常的に触れている

最後に、受験生へメッセージをお願いします。

  • I.S.さん

    I.S.さん

    学年の垣根がなく、先生方との距離も近いアットホームな環境です。好きなことや得意なことにのびのびと挑戦できます。体調に気をつけて頑張ってください。

  • N.A.さん

    N.A.さん

    どんな状況でも楽しめる人が、楽しく成長できる学校だと思います。3年間ほぼ同じ仲間と過ごすので、その環境を楽しめることが大切です。まずは、受験勉強を頑張ってください。

  • 諸江先生

    諸江先生

    本校で自立する力を身につけながら、その先の高校生活へつなげてほしいと考えています。入学後は一人ひとりの成長を丁寧に支えていきます。皆さんの入学を心よりお待ちしています。

編集後記

取材に応じてくれた生徒2名からは、少人数だからこその学校生活を楽しんでいる様子が伝わりました。八王子実践は校外学習の班決めや部活動の運営など、生徒が自主性を発揮できる場が多数あり充実した学校生活が送れています。2027年度中学入試では、学力と自己表現の2つの入り口ができます。今後の中学校1学年1クラスの方針は変えないとのこと。入試方法変更によって幅広い受験生を受け入れようという学校の思いが伝わりました。

イベント情報

  • 入試問題解説[要WEB予約]
    2026年12月12日(土)
  • 入試問題解説[要WEB予約]
    2027年1月9日(土)

※2日間とも、2科目入試(国語・算数)・プレゼンテーション入試の解説をします
※2027年度入試の詳細は、秋から配付する生徒募集要項を必ずご確認ください

企画・編集:インターエデュ・ドットコム
提供・取材協力:八王子実践中学校高等学校