inter-edu’s eye
東京家政学院中学校・高等学校(以下、東京家政学院)では、生徒一人ひとりの「自立の心」を育てるために、建学の理想「KVA精神」を基とした教育を実践しています。連載第1回となる今回は、生徒の夢をかなえるために、卒業までの中高6年間を支える学習サポートとライフキャリア教育プログラムの数々にフォーカスを当てて紹介していきます。
現役進学率93%の安心感
大学合格状況(抜粋)
国公立・早慶上理 … 7名
GMARCH … 6名
早稲田大学 … 3名 慶應大学 … 1名
上智大学 … 3名 青山学院大学 … 2名
立教大学 … 3名 法政大学 … 1名
はじめに、注目したいのは高い現役進学率です。少人数制のきめ細やかな学習指導と充実した補習・講習によって、一般入試への学力を磨きます。2015年度の卒業生からも、国公立・早慶上理・GMARCHといった難関大学への進学を実現しました。
一般推薦やAO入試にも備え、校長先生による模擬面接や、中学の3年間をかけた論文作成、高校での小論文テスト指導など、入試のスタイルに合わせた対策が行われています。
併設大学となる東京家政学院大学への進学を保証した上で、一般受験ができる内部推薦制度があることが、生徒が安心して課外活動と勉強を両立しながら、充実した学校生活を送ることができるポイントになっています。また、指定校推薦枠が約500人分あるのも、東京家政学院の大きな強みです。
生徒の夢をかなえる学習サポートの数々
次は、自主性を伸ばしながら、希望の進路や学習意欲に合わせた学習サポートの数々をご紹介します。
★週間シラバス
毎週発行される学年通信の中で、次週に行う各教科の授業内容や学習のポイントをチェック。1週間の授業内容を家族で共有することで、家庭内で計画的に学習する習慣が身につきます。
★チャレンジシート
習慣シラバスをもとにして、1週間ごとに学習計画を作成し、自分に合った生活リズム・学習スタイルを見つけるための振り返りシートです。週初めにチェックし、学習のアドバイスをします。
★オリジナルテキスト
教員手作りの教材を教科書と併用することで、一人ひとりの目標や到達度に合わせた学習指導を行います。週末の課題として、得意科目の力を一層のばす、東京家政学院オリジナルテキスト。
★複数担任制
中1・中2は複数担任制を実施し、多感な成長期をしっかりとサポート。複数の視点で生徒を見守ることで生活面でのフォローはもちろん、学習へのアドバイスも適切に行えます。
この他にも、タブレット端末によるオリジナルのICT教育「eポートフォリオ」や、テストの結果を見て行われる「指名補習」、ネイティブ教師による英検二次面接対策としての「模擬面接」など、学習習慣の定着や能動的に学ぶ姿勢を重視した、オリジナリティあふれる多くの学習サポートが用意されています。
多彩なライフキャリア教育プログラム
最後に、自立した女性として社会で活躍する際に必要となる、思いやりの心や表現力を磨くための体験的な学びの一部を紹介します。
★私のヒーロー・ヒロイン(中1)
あこがれの人物について調べ、レポートにまとめたものをプレゼンテーションします。自分で調べることで「情報収集力」、レポート作成による「情報分析力」、プレゼンテーションでの「伝える力」を養うオリジナルプログラムです。
★卒業生によるキャリア講演会(中2・中3)
さまざまな進学・進路先を選んだ卒業生が語るキャリア講演会を開催。中学2年次には大学に在籍し勉強に打ち込む先輩、中学3年次には社会で働き、活躍している先輩を招きます。
★夢さがし講演会(中3)
外部講師を招き、適性検査や職業人なりきりインタビューゲームを通して、将来なりたい自分や就きたい職業について考える貴重な機会。“職業人”を身近に感じることで世の中にある多くの職業を知り、今まで知らなかった自分を知る機会となります。
★チャレンジカップ(中3・高1)
日本チャレンジ教育協会が主催する全国審査を目指して、「なりたい自分」や「乗り越えてみたい課題」など、それぞれがチャレンジしてみたい「目標」を設定し、その目標に対してどれだけ本気で挑戦し、成長できたかをプレゼンテーションします。
ここで紹介したライフキャリア教育プログラムのほかにも、初年度から始める体験学習・グループ別自主研修・平和学習の数々を通して、最終的には「人を思いやる心、誰かの役に立ちたいと願う心」を備えたグローバル人材への成長を目指していきます。
編集部から見たポイント
東京家政学院の魅力は、まだまだたくさんありますが、今回紹介しきれなかった多くの特色や、学校の日常風景を連載形式で紹介していきますので、ぜひともご覧ください。
次回の連載では、9月に開催される一大イベント「秋のばらフェスタ」に向けた学校行事の楽しみ方や、生徒のいきいきとした姿について、「春のばらフェスタ」レビューとしてご紹介します。ご期待ください!