グローバル教育力を入れ、文部科学省からWWL(ワールド・ワイド・ラーニング)コンソーシアム構築支援事業拠点校として採択されている大妻中野中学校・高等学校(以下、大妻中野)。WWL校として3年目の今年、学校初の中高生国際会議を開催します。今回は、その実行委員として準備を進める7名の高校2年生にお話をうかがいました。
WWL校は、文部科学大臣の指定を受け、国内外の大学や企業、国際機関等と協働してグローバルな社会課題の解決に向けた探究的な学びを実現するカリキュラムを開発する学校です。その活動の一環として、中高生国際会議の開催を重要な柱としています。
大妻中野では、中高生国際会議を『NICO(Nakano International Conference at Otsuma)』と名付け、11月7日に『NICO 2026』を開催します。「グローバルウェルビーイング 2030」をテーマに、探究活動の成果発表やディスカッションを行うほか、元国連大使を招聘してキーノートスピーチなどを実施する予定です。
カンファレンスディレクター
会議全体の進行やMCを行うディレクション、マネジメントを担当

フィンランド留学の経験で得た成果を発表し、他校の生徒や元大使などいろいろな視点を取り入れられることが楽しそうだと思い参加。これまで国際会議をまとめる役割に就くことを一つの目標として学校生活を過ごしてきたことから、良いチャンスだと思い実行委員になる

アメリカ在住や、タイのスタディツアーなどで国際交流を経験。日本人とアメリカやタイの人達が持っている視点が異なっていることに面白さを感じ、興味が深まる。NICOではいろいろな人達の意見を取り入れて自分のものにしたいと思っている

留学での国際交流を通して、自分が多様な価値観に触れることに関心があることに気づき、より経験を深めたいと参加。外部の課外活動を運営する中で、チームで協力しながら何か一つのことを計画して実現することにやりがいを感じ、実行委員を希望

オーストラリアに留学した経験を活かしたいと思い参加。さまざまな国に留学した人が集まる国際会議で、参加する仲間達と積極的にお互いの経験を共有し合い、国際問題についても理解を深めたいと実行委員を希望
セクション・チェア
分科会による成果発表やディスカッションにて、各セクションでの司会・プレゼンター、まとめを担当

セクション・チェアリーダー。カナダに1年間留学した経験で得た成果を発表し、評価をもらえる良い機会だと思い参加。探究している多文化共生というテーマ以外の人と、一緒に仕事ができて意見を交換できる機会が増えることを期待し実行委員になる
パブリックリレーションチーム
NICOの広報活動や、参加者の集客や招聘をリードする営業活動を担当

中学時からさまざまな有志団体やプログラムに参加し、模擬国連や国際会議などで多様な社会問題に触れる。そこで培った知識や課題解決力を後輩や他校の生徒に発信したり、社会問題を解決するための分かりやすい手段や運営方法を考えたりしたいと思い実行委員を希望

第2外国語としてフランス語を学ぶうちにフランスに興味が沸き、留学も経験。他校の国際会議への参加やフランス語でのスピーチなどの活動を通じて、フランス語でベルギーやアフリカの国々と交流できることを知り、NICOで新しいアプローチができたら良いなと思い参加
実行委員が発足してまだ間もないですが、現段階で準備を始めていることはありますか。
K.E.さん
カナダ留学では先住民の方々と関わりを持つ機会が多く、文化保全や民族共生を学びました。今はそのレポートや文献を読んで知識を蓄えています。模擬国連に参加したり、台湾・中国の姉妹校との交流会の実行委員をしたりと多分化共生を学ぶことを心がけていて、帰国生を支援する外部団体が行う留学生のオリエンテーション・研修でプレゼンターとして登壇する予定です。
S.Ka.さん
パブリックリレーションチームでは、今あるいろいろなつながりの中でどのような人や団体に参加していただけるかをリストアップしています。実行委員メンバーから、セクションごとのリストが欲しいという声もあったので作成しようと思います。
学校生活の中で、NICOに通じる活動や学んでいることを教えてください
S.U.さん
中学3年生から模擬国連に参加しています。日本の高校生が各国の大使になりきってグローバルな問題を解決するための決議案を作るという、高校生ではなかなか経験できない有意義な機会になっています。NICOはよりさまざまな視点や経験を活かしてパワーアップした会議にしたいです。
N.K.さん
フロンティアプロジェクトの多文化共生チームに入って、日本にいる海外の方々と交流したり、JICAの施設に行って現地の人の話を聞いたり、展示物を見学したりしながら探究をしています。 また、ユネスコスクール活動として、 ACCUが主催するBridge Across Asia Conference 国際協働学習事業(日本、インド、韓国、タイの高校生が参加する国際会議)に参加して国際会議の経験を積む予定です。
Y.H.さん
GISという探究の授業でカンボジアの女性の貧困について学びました。それから何か自分にできることはないかと考えて、カンボジアの主力産業である胡椒を文化祭で販売するプロジェクトをつくりました。根本的な貧困理由が衛生問題だというのを知り、現地の病院の助産師や看護師と連携をとって販売利益を寄付したいと考えています。地域の生産力向上や農民の生活改善とともに、寄付によって違う視点で社会問題を解決できるのではないかと思っています。
これから新たに学びたいことや取り組みたいことはありますか。
S.B.さん
会議のMCを行うので、聞いている人が飽きずにワクワクできるようなMCができるカンファレンスディレクターになりたいと思っています。そのためにも、トークをテーマにしている講習会に行って良いところを盗んで、トーク力を磨きたいです。
S.Ki.さん
英語力がまだ足りないと実感しているので、英語の会議に参加してディスカッションができるレベルの会話力を習得したいと思っています。MCとして、英語ができないと参加してくださる方にきちんと伝えられないと思っているので頑張りたいです。
最後に、受験生の皆さんに伝えたい「大妻中野の魅力」をおうかがいしました。
S.U.さん
やる気のある生徒が多いので、日常生活を送っているだけでもとても良い刺激を受けています。中でも国際関係ではフロンティアプロジェクトや模擬国連など数えきれないほどの課題活動が身近にあって、自分から挑戦しやすい環境です。「英語を話したい」「刺激が欲しい」「何か活動してみたい」と少しでも思っている人にとって、それが叶う環境が整っていると思います。
N.K.さん
留学を勧めているところが私は好きです。短期留学制度でもいろいろな国に行けるプログラムがあり、私はスタディツアーのタイに参加しました。海外経験を豊富にしてくれる、学校のサポートが手厚いところが魅力です。
S.B.さん
良い意味で“当たり前”がなく、一つの考えややり方に捉われずに、自分の興味や目標に合わせて新しいことに挑戦しやすい雰囲気があるところが魅力です。実際にいろいろなことに挑戦している人が多いので、人と違うことにも周りの目を気にせずにどんどん挑戦できます。他校に通う友達の話を聞いても、大妻中野はいろいろなプログラムに参加している人が多いと感じています。
S.Ki.さん
自分の「挑戦したい」という挑戦心や興味を全力で応援してくれる環境があります。私は将来医療や研究職に興味があるのですが、その方面のプロジェクトも多彩に用意してくださっています。先生方も快く相談に乗ってくださいますし、挫折してしまったときも親身になって話を聞いてくださるので心強いです。
K.E.さん
大妻中野を志望したのは、グローバルな環境の中で自分が新しい経験ができることを一番クリアに想像できた学校だったからです。実際に入学してみて一番魅力に感じているのは、多方面からの情報がたくさん入ってくる環境であること。いろいろなタイプの活動に参加できるチャンスがあって、各大学とのつながりも広く、サポートも手厚いです。社会人になったときに自分を支えてくれるだろう経験をたくさん積めています。
Y.H.さん
自分らしさを出せて、それを応援してくれる環境があることが一番の魅力です。私は編入学だったのですが、先生や仲間達がサポートしてくださったおかげでいろいろなことに挑戦してみようと思えました。自分がやりたいことに挑戦して、大妻中野で経験できたからこそ見えてきた将来像があると思っています。これから入学する後輩の皆さんにも、まずはいろいろなことに挑戦してみて、そこから自分の興味ややりたいことを見つけてほしいです。
S.Ka.さん
私は英検を利用して入学しました。初めは英語を極めて国際系に進学しようと考えていましたが、フランス語という新しい言語を勉強したことでとても興味が沸いて、今では入学当初の自分には思い描けなかったほどフランス語が上達できています。大妻中野は、入学時に全くイメージしていない良い方向に進めるのではないかと思うので、自分の未来にワクワクしたいという人におすすめです!



