聖徳学園中学・高等学校
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2025年に峯岸渉新校長を迎えた聖徳学園中学・高等学校(以下、聖徳学園)。実は峯岸校長は聖徳学園高校の出身。今回は峯岸校長に加えて中学2年生のA.H.さんと1年生のM.S.さんもお迎えし、新校長から見た聖徳学園、生徒から見た聖徳学園を語っていただきました!
峯岸校長は聖徳学園の卒業生なのですね!
峯岸校長
はい。高校3年間を聖徳学園で過ごし、日本体育大学へ進学しました。実ははじめから本校で体育教師になるつもりだったのです。大学卒業後はすぐに本校の教員となりました。そして学年主任や総務部長、教務部長、教頭、副校長を経て、2025年に校長に就任しました。
A.H.さん
峯岸校長先生は聖徳学園の卒業生だったのですね。知りませんでした……!
峯岸校長
高校時代を含めると、聖徳歴は約40年になりますね。
長い間見つめてきた聖徳学園の校長になり、どのようなお気持ちですか。
峯岸校長
授業を持たなくなり、生徒と直接関わる機会が減ったことは寂しいですが、新たな発見もありました。毎日顔を合わせなくなった分、生徒の成長をよりいっそう感じられるようになったのです。体育祭などの行事やときどき顔を出す授業で生徒の姿を見ると、「変わったなあ」と嬉しくなることが多いですね。
峯岸校長は、現在の聖徳学園の生徒にどのような印象を持っていますか。
峯岸校長
以前は先生から指導されたことに真面目に取り組む生徒が多かったように思いますが、近年は積極的にチャレンジする姿をよく見るようになりました。そこには、生徒一人ひとりの前向きな姿勢はもちろん、まわりの生徒たちがそのチャレンジを応援するムードも関係していると思います。だから失敗を恐れずに「また頑張ろう」と突き進めるのではないでしょうか。
聖徳学園の教育理念である「和の精神」に通じるものがありますね。
峯岸校長
はい。学校としても和を重んじようと日頃から指導していますが、相手を思いやる優しい生徒にも恵まれましたね。
生徒のお二人は、聖徳学園にどのような印象を持っていますか。
M.S.さん
入学前は、中学校はどんな場所なのだろうと緊張していました。ですが入学から3か月経った現在は、クラスのみんなと打ち解けあっています。
A.H.さん
私は学級委員として、体育祭や太子祭(文化祭)の出し物など、クラスの決め事を取りまとめることが多い立場です。みんなはきちんと話を聞いてくれて、協力的でとても良いクラスです。自分の意見を伝えながら、生徒たちで物事を決めていく風土も好きですね。実は私が聖徳学園を選んだ理由の一つは、校長先生もおっしゃる「生徒の自主性」でした。私が参加した学校説明会は生徒が主体的に運営していて、「こんな学校で私も成長したい」と思いました。
M.S.さん
部活の先輩との関係性も、とても良いです。僕は小学生の頃にバレーボールクラブに入っていて、バレー部の強豪校である聖徳学園に憧れて入学しました。部活動ではみんなストイックに練習しますが、授業の合間に廊下などで先輩とすれ違うと、フレンドリーにあいさつしてくれます。
A.H.さん
今年からは体育祭が中学・高校合同で行われるようになりました。高校生とは応援団などでも一緒になり、先輩の頼もしい姿を見られる機会が増えました。「中高一貫校とはいえ、高校生と中学生が関わる機会はあまりないのかな」と思っていたため、とても新鮮でした。
特に印象に残っている授業を教えてください。
A.H.さん
中学1年生時のスプリングキャンプです。新潟県の農家で民泊しながら田植えを経験しました。日頃生活する場所とは異なる気候や自然を知ることができたのは良い経験でした。また入学直後のこの行事を通して、みんなと打ち解けあえた気がします。
M.S.さん
STEAMの授業で取り組んだストップモーション映像の制作です。映像のテーマの企画から、粘土を使った被写体の制作、撮影・編集まで、一人ではなく4~5人のグループで協力ながら進めました。みんなと仲を深める大きなきっかけになったと思います。
A.H.さん
私も昨年度の映像制作で、Mさんに近いことを感じました。制作の中で、あるクラスメイトの意外な一面を知ることができたのです。また、映像の動作確認など大変なことは多かったですが、完成したときの達成感は大きなものでした。
峯岸校長は、STEAMの授業も見に来られるのですか?
峯岸校長
はい。この映像制作は教科横断型で進めています。国語の授業でストーリーを考えたり、音楽の授業でBGMを制作したり、生徒が一生懸命に取り組むのを見守っていました。
改めて、聖徳学園の教育の魅力を教えてください。
峯岸校長
STEAMにも見られるように、近年はアウトプット型の授業を盛んに行っています。本校のSTEAMでは、SDGsをテーマに取り入れております。取り上げる社会課題を自分たちで決めて、答えを導くのは簡単なことではありませんが、だからこそ達成感もあるのでしょう。自分の学んだことや考えたことが、社会への貢献に繋がる。その醍醐味を生徒に感じてもらえればと願っておりました。今回二人の話を聞いて、この授業で楽しさや充実感を味わっているのを知り、続けてきて良かったと感じますね。
授業やそのほかの学校生活で、先生方との関係性はどうですか。
M.S.さん
バレー部の顧問の先生はとても優しくて頼れる存在です。またクラス担任の先生は気さくで面白くて、個人面談でも生徒が話しやすい雰囲気を作ってくれます。
A.H.さん
本校は1クラス二人担任制(中1.中2のみ)を取り入れており、一人ひとりの生徒をしっかりと見守ってくれる安心感があります。また先生たちは「面白く学べる授業」を意識されていて、例えば理科の先生は実験や観察をたくさん取り入れてくださるため、理科の授業がいつも楽しみになっています。
M.S.さん
僕も英文法が苦手でしたが、ゲームやリズムで覚える授業のおかげで英語が面白くなりました。
峯岸校長
コロナ禍では、すぐにオンライン上で授業を開始しました。当時は対面とは勝手が違うため試行錯誤もありましたが、どの先生もより丁寧なコミュニケーションを心がけていましたね。ICTを活動して丁寧なコミュニケーションをするというところが、現在、対面授業でも引き続き実施されています。
せっかくの機会なので、校長先生へ聞きたいことがあればどうぞ!
M.S.さん
生徒は授業で、自由奔放に発言しても良いのでしょうか。
峯岸校長
もちろん授業と関係ないことを発言するのは、他の生徒の迷惑になるから良くないよね。けれど探求心から生まれた質問や意見は、ぜひ積極的に手を挙げて発言してほしいと思います。
A.H.さん
私は体育の実技が苦手で、球技は特にうまくいきません。どうすれば上手になりますか。
峯岸校長
みんな得意・不得意があるから、全てうまくいく人は少ないかもしれないね。苦手意識がある体育やスポーツの中でも、自分が好きだと思えるものや相性が良いものが見つかるはず。それを伸ばしていけば良いのではないかな。それから、「苦手なものほど丁寧に」意識して行うから、理解が深まって、上達の近道になることでもあります。
A.H.さん/M.S.さん
ありがとうございます!
今後楽しみな行事や授業があれば教えてください。
A.H.さん
私は関西研修です。2年生のクラスにもだんだんと馴染んできて、1月にはもっと仲が深まっていると思います。このメンバーで回りながら学ぶのが楽しみですね。
M.S.さん
僕が楽しみなのは太子祭です。文化祭自体が初めてで、どんな雰囲気なのか想像しきれませんが、体育祭も大盛り上がりだったのでワクワクしています。
峯岸校長はいかがですか。
峯岸校長
取り組んでみたいと考えているのは、学年を越えて実施する授業です。例えば英語力をもっと高めたい生徒が集まって、複数の学年が合同で授業を行うのです。まずは中学校の3学年からでも良いかもしれません。今年から体育祭は中学・高校合同で行うようになりましたが、日頃の授業でも中高一貫校の強みを生かしていきたいですね。
最後に、聖徳学園をどのような学校にしたいですか。
峯岸校長
現在この社会は、めまぐるしいスピードで変化しています。生徒が社会に出る頃には、私たちの想像を超える未来になっているのではないでしょうか。どのような時代にあっても、正解のない課題にぶつかっても、果敢に立ち向かえる力を生徒に育ててほしい。今後も本校では、生徒一人ひとりの個性を伸ばしながら、これからの時代を生きていく糧となる教育を展開していきます。

