inter-edu’s eye
高輪中学高等学校(以下、高輪)を代表するクラブの一つ、旅行・鉄道研究部。鉄道研究に加えて、春・夏・冬休みに企画する旅行も生徒自ら企画・運営しています。オープンキャンパスや鉄道模型コンテストに向けて活気づく部室を訪ね、鉄道の魅力やチームで挑戦する楽しさについて生徒にうかがいました。

S.T.さん(高校1年生)
旅行・鉄道研究部部長。昨年11月の投票で部長に就任。

H.M.さん(高校1年生)
旅行・鉄道研究部 模型班副班長。生徒会で副会長も務める。
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「”この部”に入りたくて高輪へ」
旅行・鉄道研究部の活動に密着!
東京都港区という都心にありながら、落ち着いた環境に恵まれた高輪。伝統ある中高一貫の男子校として、確かな学力の育成とともに、生徒の自主性や協調性を育む教育を展開しています。部活動も盛んに行われ、部員120人以上を擁する旅行・鉄道研究部は人気のクラブです。「この部に入りたいから高輪を受験した」という生徒も多いそうです。
活動状況や研究内容を発信する「HP班」が活動するパソコン室を訪ねると、まず目に入るのが自作の「鉄道運転シミュレーターBVE」を操作する生徒たち。バーチャル運転を楽しむだけでなく、運行シナリオを自分たちでプログラミングし、路線の風景や車両も作成しています。
「電車だけでなく駅や路線、その周囲も含めて、自分たちの手で作って動かすのは楽しいし、達成感があります。他にもいろんな方法で楽しみ方を追求しています」と、部長のS.T.さん。
活動状況や研究内容を発信する「HP班」が活動するパソコン室を訪ねると、まず目に入るのが自作の「鉄道運転シミュレーターBVE」を操作する生徒たち。バーチャル運転を楽しむだけでなく、運行シナリオを自分たちでプログラミングし、路線の風景や車両も作成しています。
「電車だけでなく駅や路線、その周囲も含めて、自分たちの手で作って動かすのは楽しいし、達成感があります。他にもいろんな方法で楽しみ方を追求しています」と、部長のS.T.さん。
その言葉通り、実際に駅や電車の写真を撮りに行ったり、研究のためにネットで情報を調べたり、部誌「路研ジャーナル」の記事を執筆したりと、まさに楽しみ方は十人十色。全学年が同じ空間で活動し、上級生が新入生にBVEの使い方を教えるなど、中高混合で作業する場面も多く見られます。
「得意分野や学年に関係なく、『鉄道』という共通の関心がつながりを生んでいるのでしょう」と顧問の松崎武志先生。「生徒たちが相談してやりたいことをどんどん進めるので、活動が増えて把握しきれないほど。顧問はあくまでサポート役です」といいます。
一方、百周年記念館の一室では、8月に開催される鉄道模型コンテストに向けて、「模型班」が作品を製作中。6月に入部したばかりの中学1年生がNゲージ鉄道模型を走らせるのを見守りつつ、上級生は模型部品の切り出しや色付けを行っています。
「いま取り組んでいるのは、羽田空港第3ターミナルの模型です。空港の管理会社から資料を借りて設計図をつくり、現地に写真も撮影しにいきました」と模型班副班長のH.M.さん。テーマは、国際線の利用者が利用している駅なので「世界へ羽ばたけ!」としました。今回の作品では、電車のホームから展望台までの階層を表現しようとしています。
「プラバンや3Dプリンターの扱い方は、先輩方に教わりました。そこに自分たちなりの工夫を重ね、より完成度の高い表現を目指しています!」(H.M.さん)。
「プラバンや3Dプリンターの扱い方は、先輩方に教わりました。そこに自分たちなりの工夫を重ね、より完成度の高い表現を目指しています!」(H.M.さん)。
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旅行・鉄道研究部は
好きなことに本気になれる大切な場
旅行・鉄道研究部の牽引役を務める、部長のS.T.さん、模型班のH.M.さんにお話を聞きました。
入部までの経緯やきっかけなどをお聞かせください
S.T.さん
僕は入学してから、他の部活と迷いました。好きなことをやりたいけど、希望する大学に向けて勉強も頑張りたい。鉄研なら週2回なので、両立しやすいと思って入部したんです。とはいえ、活動のことがいつも頭にあるくらい、夢中になっています。
H.M.さん
最初に旅行・鉄道研究部を知ったのは学校説明会です。その後、文化祭で鉄道模型の走行ジオラマを触らせてもらったのですが、対応してくださった先輩方がとても親切で優しかったんです。活気があって雰囲気もよくて、「この学校に入って、この部に入りたい!」と思うようになりました。
オープンキャンパスや文化祭で体験できる鉄道運転シミュレーター。事前予約がすぐに埋まるほどの大人気!
「自分が作った運行シナリオを他の人にも楽しんでもらえると嬉しい」
二人とも、以前から電車が好きだったんですね。
S.T.さん
僕は駅や踏切で電車を見るのが好きな「見る鉄」かな。電車のデザインや動きが好きで、たくさんの人やモノを乗せて運ぶ、身近な道具としても魅力を感じています。それを動かす運転士という仕事にも憧れています。
H.M.さん
子どもの頃から鉄道図鑑を見るのが好きで、そのうち電車に乗りに行くようになりました。いわゆる「乗り鉄」です。初めて九州新幹線「つばめ」に乗れた時はとてもうれしかったです。
「電車や関連施設の設計と3D化に面白さを感じています」
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鉄道だけじゃない!
自分たちで企画する「旅」が
絆をつくる
旅行・鉄道研究部というだけあって、旅行にも力を入れていますね。
S.T.さん
毎年春・夏・冬に、数日間の旅行を実施しています。行き先からスケジュールまでみんなで議論しながら企画し、次回は新潟の「えちごトキめき鉄道」で列車の貸し切りを予定しています。貸し切り列車では鉄道会社によっても異なりますが、ポイントの切り替えや汽笛を鳴らすなど、他ではできない体験ができるんです。
H.M.さん
鉄道ファンにはたまらない旅行ですが、旅行が好きという部員も張り切って参加しています。春は4泊5日と長めですが、毎年部員の半数以上が参加します。学年ミックスの大人数で旅ができるのも、この部の魅力だと思います。
印象に残っている旅行はなんですか。
S.T.さん
中1での九州旅行が一番思い出深いです。フェリーに乗って、中で寝たのは初めてでした。
H.M.さん
そこ、鉄道じゃないんだ(笑)。確かにみんな旅行ではいろんな楽しみ方をしています。僕は近鉄「楽」の貸し切り列車が一番印象に残っています。名古屋から京都まで2時間ほどかけて走り、ゆったり過ごせて「列車の旅」という感じでした。
S.T.さん
電車で旅をしていると自然と誰とでも話すようになり、一気に距離が縮まります。その後の活動しやすさにつながっていると思います。
2026年の春休みは香川県のローカル線「ことでん」を貸し切り
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大所帯は大変だけど面白い!
部活が育む高輪の協働力
今は部を引っ張る立場ですが、意識していることはありますか。
S.T.さん
部長になって始めの頃は、人の先頭に立って部をまとめなくてはと思い、緊張や不安がありました。でも、好きなことを通じてみんなの力を集められるのは、きっと楽しいし面白いことのはず。そう考えるようになってからは、肩の力を抜いて、学年の上下に関係なく仲間として接することを意識するようになりました。
H.M.さん
僕自身、先輩方の優しさに惹かれて入部したので、自分もそうありたいと思っています。特に入部直後は「何が分からないのかも分からない」状態なので、「ここは分かる?」「困っていない?」と積極的に声をかけています。そして、失敗した後のフォローも大切にしています。たとえば3Dプリンターで失敗したら、理由を一緒に考え、次の改善につなげるようにしています。
未来の後輩たちに向けてメッセージをお願いします。
S.T.さん
先生も生徒も個性豊かな人が多いですが、距離が近くて仲がいいです。男子校だからか、変に格好をつけず、素のままでいられる雰囲気があります。好きなことを好きだと言える環境で、興味や関心が重なる相手を見つけやすく、友だちもつくりやすいのではないでしょうか。「知らない」「分からない」と言いやすい空気で、勉強面でも周囲に相談しやすいです。学校説明会やオープンキャンパス、文化祭に来れば、雰囲気を感じてもらえると思います。
H.M.さん
高輪は、旅行・鉄道研究部の活動にも表れているように、好きなことを思いきり追求できる学校だと思います。文化祭でほかの部やクラスの出展を見ても、どれも独自性があって面白いです。先生方も、生徒がやりたいことを否定せず、「やってみれば」と背中を押し、必要なときには手を貸してくれます。だからこそ、生徒も自発的に動くようになるのだと思います。自分の「好きなこと」を見つけてみてください。旅行・鉄道研究部も、ぜひ覗いてみてほしいです。
編集後記
好きなことに熱中する経験が、生徒たちの成長を後押しするエネルギーになっていることを実感しました。その積み重ねは自信となり、将来の可能性を広げる力にもなるはずです。9月の高学祭では今回ご紹介したBVEや鉄道模型を披露しています。ぜひ旅行・鉄道研究部にも訪れてください。
イベント情報
高学祭(文化祭)
9月26日(土)〜 9月27日(日)予約不要(一般公開)
第1回入試説明会
10月4日(日)10:00〜 / 14:00〜
第2回入試説明会
11月3日(火・祝)/ 14:00〜
企画・編集:インターエデュ・ドットコム
提供・取材協力:高輪中学高等学校
提供・取材協力:高輪中学高等学校












