日大の学部訪問で広がる将来の選択肢
理系・研究者が現状の低賃金や就職難から脱出するため教育/企業風土をどう変革させるべきか?
長年、企業で研究職やってきましたが日本は全般的に高度な技術者は必要はなく、若くて、低賃金で、既存技術の改良できるぐらいのエンジニアだけを欲しているという国だと思います。
修士として研究職として企業に採用されてもその会社が業績悪化したりすると他に同条件で雇用されることはなくて技術派遣として働かざるを得ない、優秀なエンジニアでも40代後半になると若手じゃないからダメとか転職の門戸を閉ざされる。
一般的に高度な技術者や研究者は必要とされない。学ぶより、ゼネラリスト志向で会社入って現場で習熟しろっていう考えですよね?
こだわりを持って仕事を進める理系は、企業としては扱いにくい人材とされる。
日本は研究しないので理系を必要としない。アメリカが作った製品を利用すれば良いと考えている。パソコン、スマホ、OS、ワードにエクセル、クラウド、AIモデル、ほとんどアメリカ製品かサービス。
日本はそういう社会だ思います。日本社会で派遣エンジニアがものすごく多いことはそれを物語ってるでしょう。
さらに言えることは技術やAI、ITは急速に進化、変化していくので培った知識や経験はすぐに役に立たなくなり賞味期限が極端に短い。
優秀な研究者は、日本では冷遇されているより、待遇の良い海外へ逃げて行く現状。
もう、今さら無理でしょうかね?
国が研究開発にもっと投資して理系の待遇を良くしないと改善しない。
・専攻分野に拘らずビジネスに貢献する意欲
・報酬以上のパフォーマンスが期待できる業務能力
・組織人として望ましい行動を自発的に選択する人間性
この辺りが揃っていれば、企業も普通に採用するでしょうけど。。。
どうすれば理系って日本社会で評価されるようになるのでしょうか?
① 組込みシステムエンジニアとは?
自動車、ロボット、医療機器、産業機械、家電など、現実の機械を動かすシステムを設計・開発するエンジニアです。
単にコードを書くのではなく、
・センサー
・CPU/MCU
・モーター・アクチュエータ
・通信
・電源・回路
・制御
・ソフトウェア
・安全設計
・実機試験・検証
などを組み合わせて、実際に動く製品として成立させます。
② SEとの違い
SE(システムエンジニア)は、業務システムやWebシステムなど、情報システム側を扱うケースが多い。
一方、組込みシステムエンジニアは、
「コンピューターを作る」だけではなく、「コンピューターで現実の機械を動かす」
ことが中心。
例えばWebシステムなら、多少の遅延や再起動が許容される場合があります。
しかし自動車・ロボット・医療機器では、
「100ms遅れても大丈夫?」
「センサーが壊れたら?」
「モーターが異常トルクを出したら?」
「停電したらどう止める?」
まで考える必要があります。
③ 人材需要
組込み・制御系は、自動車、半導体、産業用ロボット、FA、医療機器、ドローン、IoTなど、製造業のデジタル化・AI化の土台になる分野です。
経産省のIT人材需給調査では、2030年にIT人材全体で最大約79万人の不足が試算されています。
ただし、この79万人が「組込みエンジニア不足」という意味ではありません。
むしろ重要なのは、AI・IoT・ロボットなどが普及するほど、
ソフトウェアだけでなく、ハードウェア・制御・物理まで理解できる人材
が必要になることです。
④ なぜ不足しているのか?
理由は単純な「プログラマー不足」ではありません。
組込み・制御は、
数学+物理+電気+機械+制御+ソフトウェア
を横断する必要があります。
さらに、実機を動かして、
「動かない」
↓
「測る」
↓
「原因を探す」
↓
「設計を直す」
↓
「もう一度試す」
という経験も必要になります。
つまり、コード生成AIが進歩しても、
「コードを書く作業」が減ることと、「組込みシステムを設計できる人」が不要になることは別問題。
むしろAIを使って開発効率を上げながら、物理世界まで含めてシステムを成立させられるエンジニアの重要性は、今後のフィジカルAIでも大きな論点になります。
⑤ では、AIにコードを書かせれば組込みエンジニアは不要なのか?
ここは「プログラミング」と「組込みシステム開発」を分けて考えたほうがいい。
AIによってコードを書く作業は、確実に効率化できます。
しかし組込みエンジニアの仕事は、コードを書くことだけではありません。
・どんなハードウェアを使うか
・どんなセンサーを選ぶか
・モーターやアクチュエータをどう制御するか
・リアルタイム性をどう確保するか
・異常時にどう安全停止させるか
・実機でどう検証・調整するか
まで含めて、現実の機械を動くシステムとして成立させることが仕事です。
では、実際にAIにコードを書かせてみたらどうなるのか。
⑥ トマト収穫ロボットで考えてみる
例えば、
「トマトをカメラで認識し、ロボットアームで収穫する」
というロボットを作るとします。
AIにコードを書かせることはできます。
でも、その前に、
①どのカメラ・センサーを使う?
RGB?RGB-D?ToF?力覚センサー?
②どのアーム・モーターを使う?
必要なトルク、速度、位置精度は?
③どのくらいの力で掴む?
トマトを傷つけず、落とさない把持力は?
④どう制御する?
制御周期、位置誤差、センサー遅延などをどう設定する?
⑤安全性は?
人が近づいたら? 異常トルクが出たら? 停電したら?
⑥実機で本当に動く?
日光、水滴、泥、振動、摩擦、温度変化などに耐えられる?
という問題があります。
つまり、
「AIがコードを書ける」
↓
「組込みエンジニアが不要」
とはなりません。
むしろ、
要求仕様 → ハードウェア選定 → 機械・電気設計 → 制御設計 → AIによるコード生成 → 実機統合 → 試験・検証・調整
という流れの中で、AIが「コードを書く部分」を大きく支援する、と考えたほうが現実的でしょう。
「30分で動いた」と「製品として安全に10年間使える」は、同じ話ではありません。
>投稿者: そうね〜 (ID:kzlif9e113.)
投稿日時:2026年 09月 18日 21:27
この書き込みはこんな意見もあるさん (ID: wAUDYV0iZhw) への返信です
空間経済学さん、「三流理系は、早慶私文の配下に置けばいい」とありますが、そもそもフィジカルAIの世界を本当に理解しているのかな?
今回の組込みシステムエンジニアの議論も、結局は「理系の仕事はAIに代替される」という話から出てきたもの。
ところが実際に掘ってみると、「文系者が想像した理系の仕事」の話に帰着してしまった。
AIがコードを書けることと、現実の機械を設計・制御し、製品として成立させることは別問題。
まず、そこすら理解できていなかったわけですよね。
むしろフィジカルAIの時代には、文系・理系を問わず、数学・物理・データ・技術を理解する力が重要になる。
「理系を配下に置く」という発想より、理系の技術を理解したうえで、それを事業や市場とどう組み合わせるかを考えられる人でないと、これからの時代に上に立つのは難しいでしょう。
何せ、2040年には事務・ホワイトカラー系人材で400万人規模の余剰が予測されているのですから。
> ビジネスプランの構想力に優れた早慶私文の配下に置かなければ、
私文が考えるビジネスブランって、人物金情報の仲介業でしょ。実質的な付加価値はほとんどないのに、コミュ力を使って間に入り中間搾取している。日本を凋落させた諸悪の根源。
人型ロボットに民生用として将来性があると言われるのは、定置式のロボットと違って、人が担当していた業務なら、人型であれば容易に設置出来て、そのスペースで自律的に活動して、入れ替わることができるから。だそうだが、ではコンビニや牛丼屋でのワンオペ業務やら工事現場で職人の代わりに高所作業をやるとか、そういうイメージが全くない。人がやっている複雑な業務を、汎用の人型ロボットが代替するのはかなりハードルが高い。
空間経済学さん、
「アメリカは簡単にサプライチェーンのポジションを譲らない」とありますが、むしろ半導体製造装置の話を見ると、日本を「アメリカにポジションを譲ってもらう側」と考えること自体がズレていませんか?
2023年1月、米国は日本・オランダと先端半導体の対中輸出規制について協議し、両国が米国の規制に歩調を合わせる方向で合意したと報じられました。
なぜ米国が日本とオランダを巻き込む必要があったのか。
理由は単純で、先端半導体のサプライチェーンにおいて、日本とオランダが重要な技術・製造装置を握っているからです。
その後、
●日本:2023年7月、成膜・露光・洗浄・エッチングなどに使われる半導体製造装置23品目を輸出管理対象に追加。
●オランダ:2023年9月、DUV露光装置など8品目を輸出管理対象に追加。
実際に両国が規制を導入しています。
つまりこれは、
「アメリカが日本にサプライチェーンの席を譲ってくれるか」
という話ではありません。
むしろ、
「日本やオランダが持つ技術・装置が重要だから、米国も両国の協力なしには対中規制を十分に機能させにくい」
という構図です。
CSISも、米国・日本・オランダが半導体製造装置の重要なチョークポイントを握っており、2023年1月の合意によって米国がこの3カ国の協力を確保したと分析しています。
もちろん、技術力だけで将来の市場ポジションが自動的に決まるわけではありません。
でも、
「技術だけではダメ」
→「だからアメリカに採用してもらう必要がある」
→「日本の技術は生き残れない」
と単純化するのも違うでしょう。
重要な技術を持っているからこそ、国際交渉や経済安全保障のカードになる。
これもサプライチェーン上の「ポジション」です。
「日本はアメリカに席をもらう側」と決めつける前に、なぜアメリカが日本とオランダの協力を必要としたのかを調べてみたほうがいいのでは?
「経済にも政治にも文化にも暗い三流理系」
「技術屋さんにすぎない三流理系」
「ビジネスプランの構想力に優れた早慶私文の配下に置かなければ、役に立たない」
ここで一番理解できないのが、「早慶私文の配下に置く」という発想です。
では、何を基準に「配下」なのでしょう?
経営能力?
研究開発力?
技術力?
事業化能力?
それとも単に大学名ですか?
例えば、半導体、AI、ロボット、医療機器などでは、技術を理解して研究・開発し、それを事業につなげる人材が必要です。
「私文が上、理系が下」と決めただけでは、役割分担の根拠にはなりません。
むしろ、「配下」という上下関係を持ち出した時点で、産業を実際に動かすために必要な能力を個別に評価する発想が抜け落ちています。
先日の文科大臣も、大学の研究力を偏差値で判断することは適切ではないと明言しています。
知識や理解が乏しいほど、複雑な産業構造を独自の発想で「上・下」という単純な序列に落とし込んでしまう。
「早慶私文の配下」という言葉こそ、その発想の浅さを自ら証明してしまっているように見えますね。






























