義母との縁切り｜掲示板スレッド

姑が私に「ねえ、雅子様ってわがままよね？あれじゃあ皇太子様がかわいそうよね？」と
よく私に言うのです。それって、姑が嫁に聞いたら嫌味にしかとれないと思う私は変ですか？


返答に困る私はいつも、「雅子様の産んだ女の子ではなく、紀子様の産んだ男の子を
跡取りにするために、雅子様に同情論が生まれないよう、雅子様がわがままだと殊更に
世間に印象づける狙いじゃないですか？」と微妙に論点をずらして返事していますが・・・・。


思えば今はそんなふてぶてしい嫁となった私ですが、若い頃は死ぬ程悩んだ事がありました。
夫の両親は同居を望んでいた（というより当然だと思っていた）のですが、色々あって
「私には無理。もし同居したら、多分気が変になるか、そのうち大喧嘩して家を出る事に
なるだろう」としか思えませんでした。私がわがままなのはわかっているのですが、
自我が強く、価値観を曲げてまで義両親好みの嫁になれる性格ではなかったのです。
その頃陥っていた思考のスパイラル。


１．私は義両親の理想の嫁になれないから、夫が跡取りである以上、私は離婚してこの家を
出ていくべき。
２．でも、私は夫を愛しているので、夫とは別れられない。
３．私がこの家を出たいと言えば、夫は一緒に出てくれるかもしれないけれど、それでは一家の悲劇で夫に親不孝をさせてしまう。
４．離婚することもこの家を出ていくこともできないけれど、私は義両親の理想の嫁にはなれない。
１．・・・・・・以下、ひたすらぐるぐる繰り返し。


一度は飛び降り自殺を考えて高層マンションまで行ったほど悩んだ事もあるんです。
もちろんそんな事、義両親は知らないだろうけど。でも「私が自殺したら残された
家族を生き地獄に落とす」と思うと、自殺さえできなかったのでした。（こんな風に
思いつめる私って変？）結局、同居はしないけれどすぐ近所に住むという事で何とか
折り合いをつけてもらいました。


それでも夫は私達だけの家を買う事に関してはずっと同意してくれませんでした。
親の気持ちを考えると、さすがにそれはできないと思ったのでしょう。ずっと賃貸住宅
暮らしが続きました。でも私はどぶに捨てているような家賃の支払いがもったいなくて、
マンションを買いたくて買いたくて仕方ありませんでした。


夫も物件を見て回るのにはしぶしぶつきあってくれましたが、何だかんだと難癖つけて
買ってくれないのです。ある時、基礎工事中のマンション用地を見て、「ああこんな場所に
立つマンションだったら買ってもよかったんだけどな。良い場所だよね。でも、もう
とっくに販売は終わっちゃってるだろうから。残念だったね。」と言ったことがありました。


でも私が調べてみたら、なんとそのマンションまだ売り出し前だったんです。夫もそう
言ってしまった手前断る理由がなくなってしまい、今はそのマンションに住んでいます。
狭いけれど、やっと手に入れた自分達だけの城です。子供が一戸建てに住みたいとぶーぶー
言っていますが、買い換えるお金はありません。両親の同居介護が必要にならない限り
親子水入らずでここに住み続けられたら幸せだと思っています。


こんな我侭な嫁で、夫には本当に苦労をかけてしまい、申し訳ない思いで一杯です。
家（親）も捨てられない。でも嫁が何より大事。自分が好きな嫁の個性もつぶしたくない。
そういう複雑な思いに夫は耐えて、暖かい親子関係、夫婦関係を作ってくれた恩人です。
今はそれなりに義父母とも円満で仲良く、私はあの時喧嘩別れしてこの土地から出ていかなくて
よかった、自殺しなくて（できなくて）よかったと思っています。



このような義父母との縁切りの危機を乗り越えた経験をした方、いらっしゃいますか？
縁を切って出て行ったが正解だった、という方もいらっしゃるでしょうか？