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【6500083】moments in loveという曲と1985年の小劇場演劇

投稿者: 時代錯誤   (ID:ifECqgkwpdk) 投稿日時:2021年 09月 28日 21:55

ご存じの方がいたらぜひ教えて下さい。
1985年ごろ、私は毎週のように芝居を観に行っていました。
そこで使われていた曲のことです。
当時はJASRACが今ほどは兇暴でなかったころで、劇伴音楽もゆるかったのですが、小劇場演劇で頻繁に使われる曲がありました。
ひとつがカール・オルフのカルミナ・ブラーナで、もうひとつが表題にしたArt Of NoiseのMoments In Loveだったわけです。
同じ人と行った第七病棟の「ビニールの城」と本多劇場の「ショートアイズ」で立て続けに流れて思わず顔を見合わせた記憶があります。
そこでお伺いしたいのですが、なぜこの曲が好まれたのかご存じの方はいらっしゃるでしょうか?
とにかく不思議なので答えを知りたいです。
よろしくおねがいします。

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  1. 【6506006】 投稿者: 時代錯誤  (ID:WcTLsS.vAzA) 投稿日時:2021年 10月 03日 19:49

    緑魔子さんは1944年生まれですからね。
    吉永小百合さんからみて1歳上です。
    東大の美学を出た渡辺祐介という監督が新東宝から東映に移籍したあと、成人映画のさらにお色気担当として多数出演していました。
    自分の言うことを聞く若い女優を手持ちにするというのはよくあったことで、ただ緑魔子さんはそれに満足するような人ではなかったのだと思います。
    東映時代は私が小学生のころですね。
    渡辺監督が手駒として次に目をつけたのが大原麗子さんで、ドリフターズ映画や「トルコ風呂王将戦」などでやたらにスカートの短い女の子として出ています。
    大原さんもすぐ逃げ出していて、まあ渡辺氏のような営業形態はそれこそ時代遅れだったのでしょう。

  2. 【6506063】 投稿者: わからない  (ID:UTGtMxDwn7E) 投稿日時:2021年 10月 03日 20:45

    「トルコ風呂王将戦」って何ですか?
    題名が怪しいし女優さん達にとっては黒歴史ですね。
    でも、当時のレトロなポスターやファッションは可愛いです。映画007みたいで。今、そのファッションをそのまましようとは思いませんが、見ている分には面白い。

  3. 【6506213】 投稿者: 時代錯誤  (ID:WcTLsS.vAzA) 投稿日時:2021年 10月 03日 22:59

    1971年と言えば日本の映画制作がとことん行き詰まっていたころです。
    結局日活と大映は経営が破綻しました。
    東映も気楽な状況ではなく、やっつけ仕事で制作された凡庸な艶笑話であることは間違いないでしょう。
    ただ、出演は山城新伍、菅原文太、由利徹に大原麗子ですからそこまで出鱈目なつくりでもないのが微妙なところです。
    東映はその後仁義なき戦いとトラック野郎で持ち直しますが、演者さんはどんな映画でもきっちり仕事をしています。
    あらためて見直すと面白いですね。
    大原麗子は本当に綺麗です。
    ちょっと甘えた口のききかたをするのは若い頃から変わっていなくて、
    「自分のことを名前呼びするのはどうなんですか」と言われたときに
    「麗子、麗子のこと麗子なんて言わないもん」とムキになって言い返したエピソードは大好きです。

  4. 【6506288】 投稿者: わからない  (ID:AKX5NV1VBP.) 投稿日時:2021年 10月 04日 00:54

    1970年代といえば、オイルショックが2度もありました。日本映画は観ていなかったから、わからなくて。

    気になって検索してしまった「トルコ風呂王将戦」のポスターは、「007, JAMES BOND YOU ONLY LIVE TWICE 」からインスピレーションを受けたのでしょうか。何かが違うけど…

  5. 【6506293】 投稿者: 時代錯誤  (ID:WcTLsS.vAzA) 投稿日時:2021年 10月 04日 10:14

    緑魔子さんにとっては、東映から大映に貸し出されて(当時は五社協定の時代で自由に他社作品に出演できなかった)主演した増村保造監督の「大悪党」が転機だったと思います。
    増村監督は、女優の強烈な自我をとことん追求する演出で、「赤い天使」「からっ風野郎」における若尾文子、「でんきくらげ」の渥美マリ、「遊び」の関根恵子(現在の高橋恵子)などにその特徴がよく出ています。
    大映が倒産したあとは大映テレビジョンで山口百恵の「赤い」シリーズや堀ちえみの「スチュワーデス物語」の構成も手がけていました。
    増村が法学部、渡辺は文学部ですが同じ東大出身の2人の監督の作品で異質な自分を発見したというのは興味深いです。

  6. 【6506311】 投稿者: 時代錯誤  (ID:WcTLsS.vAzA) 投稿日時:2021年 10月 04日 10:42

    何度も消えてしまったので、重複投稿になるかもしれません。
    緑魔子さんの頭の軽いセクシーギャルというイメージを作り上げたのは東映の渡辺祐介監督ですが、映画会社の経営が悪化すると五社協定の縛りもゆるくなり、他社出演が増えてきます。
    転機となったのは大映に貸し出されて撮った増村保造監督の「大悪党」だと思います。
    ヤクザ(佐藤慶)に虐待された情婦(緑魔子)が悪徳弁護士(田宮二郎)のアドバイスでヤクザを殺すけれども、弁護士の活躍で無罪になるという怪作です。

  7. 【6506338】 投稿者: 時代錯誤  (ID:WcTLsS.vAzA) 投稿日時:2021年 10月 04日 11:11

    やはり重複になっていました。
    適当に読み飛ばしてください。
    緑魔子さんは松竹の倍賞美津子主演映画「女は男のふるさとヨ」に主人公の妹分でいつも泣き顔のストリッパー役で好演します。
    監督は京都大学の森崎東ですね。
    「ビニールの城」ではビニールに閉じ込められたエロ本の女という切ない役柄ですが、テレビの「夢千代日記」ATG映画の須川栄三監督作品「日本人のへそ」でもストリッパー役です。
    ちなみに教育サイトなので付け加えますが、須川監督も東大でした。
    余談ですが、戦後しばらくは映画会社は空前の高収益をあげていて就職先として大変人気がありました。
    京大の大島渚や東大の山田洋次が松竹の助監督で入社したのもそういう背景があります。
    緑魔子、横山リエ、唐十郎共演の「銭ゲバ」の監督和田嘉訓も東大から東宝ですが、気がついたら大手映画会社が制作から手を引く事態となり、「銭ゲバ」の記録的な不入りもあって映画界から消えてしまいました。
    実はソニーに入社してずっと映像の仕事をしていたそうですが、時代を感じますね。

  8. 【6507460】 投稿者: 時代錯誤  (ID:6U8.U5Wt4n.) 投稿日時:2021年 10月 05日 10:12

    日本映画の激動期に小劇場演劇が勃興したというのは偶然ではありません。
    ぜひ「六月劇場」という劇団のことを調べてみてください。
    中心になったのは岸田森、悠木千帆(後の樹木希林)、草野大悟らの文学座一期生で、みんな映画で唯一無二の存在感を発揮しテレビでもまた強い印象を与えた人たちですね。
    当時の「新劇」は俳優を映画に貸し出して運営資金を稼いで幹部がやりたい芝居の資金にするという構造で、映画が衰退すると売られる先がテレビに変わっていきます。
    そこで様々な才能が交錯するというのが現在に至る演劇文化の源流の一つだということです。

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