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【962866】臨床希望でない医学

投稿者: 医学部志望   (ID:mRi.RBwQweg) 投稿日時:2008年 06月 26日 08:49

現在高校2年生の子供がいます。医学部志望です。

臨床からの医学へのアプローチではなく、行政から医学への貢献を希望しております。

できれば、厚生省への入省が可能であればそれが最大希望のようです。

それが、難しいようでしたら、保健所などでも良いようです。

現在食の安全・危機が叫ばれており、新聞を読んで少しでも貢献したいとのことのようです。

その場合、どのような対応が良いのでしょうか。

やはり、医学部に行かなければならないのでしょうか。

医学部卒業後、2年間の研修は保険医になるには必要との情報を得ましたが、保険医になる予定がない場合、必要ではないのでしょうか。

行政の試験には不要でしたら、真剣に考えてみます。

現在レベル的には結構希望が持てますので、モチベーションが下がらないためにも、子供の希望をかなえてやりたいと思っております。

できれば、行政関係の医師の方、身内・知人の情報などがございましたら、ご教授下さい。

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  1. 【964522】 投稿者: 日経  (ID:dbimbXFyXrc) 投稿日時:2008年 06月 27日 23:15

    本日(27日)の日経新聞の5面に
    「医系技官に臨床研修を」舛添厚労相
    という記事がありますので参考としてください。

  2. 【964559】 投稿者: 保健所医師です  (ID:NrQ98SIFO3k) 投稿日時:2008年 06月 27日 23:59

    地方自治体の保健所医師です。臨床10年ほどして、家庭の事情もあり、行政医師になりました。
    行政医師はなり手が少ないので、希望すれば簡単になれると思います。が、臨床経験をもってからでないと、厚労省がどんな変なことを言っているのか分からないと思います。
    臨床経験なく、入省したら、他の事務方の思うがままに扱われるだけではないでしょうか。
    臨床の立場から、矛盾をついてもなかなか事務方を説得するのは大変ですが。
    結核・メタボ何をとっても厚労省が言ってることはおかしいです。それはやはり、現場を知らない人が取り仕切っているからと、私は思っています。

  3. 【964792】 投稿者: 霞ヶ関と永田町  (ID:jKOGqrV33PY) 投稿日時:2008年 06月 28日 09:09

    保健所医師です 様へ

    まったっく、同意です。
      
    地方公共団体に行政医が不足している点は、ご指摘の通りと思います。
         
     県によっては、保健福祉担当部長に厚生労働省の医系技官が出向している場合もあり、インフォーマルな情報も入手できるお立場の方もあろうかと思いますが、それでも限界はあるでしょうね。

     さて、霞ヶ関の施策は、各県・政令市・保健所設置市で、地域性を加味しつつアレンジしながらも、保健所や市町村保健部局の現場で、住民の方々を相手に実施される訳ですが、霞ヶ関での制度設計自体が現場の実態に合致していないと、地方レベルでアレンジするのにも限界がありますね。
      
     そこで、地方自治体担当者(事務職員もいれば医系技術職員もいるグループですが)の知恵の出しどころでもあるわけですが、制度がフィックスされていたり、曖昧だったり、矛盾がかいま見えたりで、苦悩しているわけです。
     例えば、後期高齢者には振り回されっぱなし。療養病床の転換もどうなるの、というところではないですか?
           
     
     霞ヶ関の制度設計の現場では、臨床の経験を有する実力派Drが、法律・予算を差配する事務官を論理的かつ情熱的に説得・恫喝(?)できるだけの頭数を配置が必要でしょう。
      
     もっとも、事務官も医療の実態をもっと勉強しないといけませんね。
     事務官と技官の壁は、共通言語の共有から始まると思います。
     この事務と技術の話は、厚生に限った話ではなくて、農水や経産も一緒の問題でしょう。
        
     しかし、ツケは、公衆衛生や保健医療の現場、国民に回ってくるのです。
      
      
     そこで、医学部を目指す学生諸氏へのお願い。
       
     医学(=文部科学省)は学問です。しかし、医療(=厚生労働省)は行政制度に加え財政制度にビルトインされています。
      
     初期臨床研修の義務化は、臨床能力のある医師の養成という医療サイド(=医師法という厚生労働省所管の法律で規定されてますね!)の要請が大きかったのでしょう。
      
     一方では、医学部という資格系学部のレゾンデートルに関わる問題でもあったのでしょう。留年は論外。国試不合格は国辱者(少し、言い過ぎ?)。臨床能力のない医師が卒業している医学部は不適格と・・・
       
     臨床研修制度と時をほぼ同じくして、国立大の独立行政法人化の流れがありました。
     不適格と言われた国立医学部があるとすれば、たまったものではありませんね。

     もっと、臨床医を養成しようと思ったら、肝心の卒業生は、自分の付属病院には初期臨床研修で残らず、めぐり巡って、医局が維持できず、地域医療崩壊に至ってしまった。
     ツケは地域住民と、過重労働の勤務医に回ってしまった。
       
     これは、文部と厚生の施策の合成の誤謬でしょうか?確信犯ではないでしょうね?
       
     そういう環境の中で、多くの現場の臨床医、行政医が悪戦苦闘していることも医学部6年間の間に学んでください!!

  4. 【964988】 投稿者: 医師です  (ID:pmVkO7/T0FE) 投稿日時:2008年 06月 28日 12:58

    ぜひ、臨床経験を積んでから厚労省へ行ってください!!
    自分は仕事柄厚労省の役人と話をすることがありますが、
    彼らとはいつも論点が異なり全く話がかみ合いません。
    学術学会にわざわざお呼びして国の立場としてしゃべっていただいたことも
    ありますが、単に難解な法律専門用語を振り回すだけで現在の医療現場が
    国に何を求めているのか、全くわかっておられないようです。
    (何で呼ばれてるかわかってんのか!と叫びそうになりました、とほほ)

    厚労省にしろ保健所にしろ、ごく短期間でもいいので臨床経験を積んでから
    入られると、そこで自分が何をするべきなのかが明確になるはずです。
    仕事は紙ベースかもしれませんが、内容は臨床医療に直結することなので。
    医療を知らない人が医療に関する予算や何を優先すべきかなどを決めてるなんて、
    変な国ですよね。医療に関するお金や政策を動かす仕事はやりがいがあるかも
    しれませんが、内容がわかってる人がやらないと税金と時間を無駄遣いするだけ
    だということは、今の医療崩壊を見れば明らかです。

    ちなみに保健所はいつでもすぐ行けます。臨床からも役所からも。
    数年間医師をやってから保健所に勤務した友人は、すぐ保健所長になりました。
    保健所もそれだけ人材不足かもしれません。

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