トットちゃんの学園に近い学校｜掲示板スレッド

失礼しました。
藤田憲子氏は大分の明星学園（別の学校と合併したため今は名称が違う）でした。

私は明星学園の関係者ではありませんが、学校説明会にうかがった経験があります。
そのときに学園が創設された経緯や教授法など丁寧に説明していただき、校長先生と直接お話もできました。卒業生にこんな子がいます、とお話されたときの本当に子供が可愛くて仕方がない様子が印象に残っており、部外者ながら本当に子供を大切に見てくださる学校だと感じました。


スレ主さんがトモエ学園のどこがお好きなのか具体的に述べられていないので、この両校が似ているかどうかなんとも言えません。
・ 全校でわずか五十人という小規模さが好きなのか
・ 創立者が経営者として自分の教育理念を徹底させているところか
・ 教育理念そのものが好きなのか
・ カリキュラムが好きなのか


また茶髪・金髪という「事実」を見て、そこまでの自由さが好きか嫌いかでモノを言うことは構わないと思いますし、この点はカリキュラムや先生方の人柄に魅力を感じつつ、わが家が受験を避けた理由のひとつではありますが、“今は”さんのレスについて、どの学校でも良い部分だけ集めれば最高の学校になりますし、悪い部分だけ書き出せば最低最悪の学校になってしまいます。
トットちゃんのほうは半分はフィクションでは？言いながら（どの部分を言われているのでしょうか）、杉田さんの本の内容はそのまま掲示板で紹介されるのはいかがなものか、明星学園の関係者に失礼ではないかと思います。

自由教育様､確かに仰る通りです。
私の申している事は矛盾しておりました。関係者の方にはお詫び致します。
トットちゃんの本は半分はフィクションではないか？というのは
あの本は元々子供向けに書かれた児童書であり、
トモエ学園のすべてについて書かれたものではないという意味です。
また、大学のある講義で、先生から「あの本の事をすべて鵜呑みにすべきではない」とも
言われました。
単なる子供向けの物語として読むのならばとても良い本でしょうけれど
あまり現実の教育・子育ての参考にはならないのではないでしょうか。（時代も違います）


杉田さんの本の内容もすべて鵜呑みにしていたわけではありません。
ただ、心に引っかかっていただけです。
それは以前書いた私のレスをお読み頂ければわかっていただける物と思います。
関係者の方に真実を聞けて良かったと思っています。

“今は”様


ご返事ありがとうございます。私はあなたのおっしゃる「あれは児童書であって教育書ではない」とのご意見には大賛成です。
娘は王子様と結婚して幸せに暮らしました。ならば良いのですが、そのあとにダイアナ妃みたいな現実をつけ足してしまっては児童書になりません。トモエも実際はヘンな学校として近所の子供から嘲笑されていたわけですから、天真爛漫なトットちゃんはともかく他の子供たちは辛いこともあったと想像します。


ただ、それでもトモエは素晴らしい学校だったと思いますよ。前レスで良いところばかり書き出せば最高の学校になると書きましたが、トモエも別の意味で良いところを集めています。例えば・・


・「どんな子供も良いものを持っている。早めにそれを見つけて伸ばしてやらなくては」は確か小林先生が最初に在職した成蹊学園の創立者　中村春二先生のお考えですよね。
・「午後は散歩だ」と言われてトットちゃんが「学校に散歩？」と訝り、よろこび、後年それが自然観察だったと知る箇所がありますが、あれは成城学園で開発された低学年の理科の授業法です。
・好きな課目を選んで勉強するというは大正時代に翻訳・出版されてブームとなった米国のドルトン・プラン（当時はダルトン・プラン）で、慶應幼稚舎も一時採用していたと教育史の文献で読みました。ちなみにその時の翻訳者は（なんと）明星学園創立者の赤井先生だそうです。


それ以外に「大人の計画をはめるな。子供の夢のほうが大きい」「子供は自然の中に放り出しておけ」などのトモエの教育理念はすべて原典がありますが、トットちゃんは私も好きな夢一杯の本なので野暮な解説は差し控えます。

主です。
明星学園のことなど、色々な見地からアドバイスいただき、
どうもありがとうございました。

確かに明星学園的自由教育を受けた末に子どもの
社会での落ち着きどころがうまく見つからなかったと
したら大変なことになるのでしょうね。
また、日本社会のルールに必死でしがみついてきた
挙句にその恩恵をこうむって生きている私達夫婦に
自由な教育を受けた子どもをうまく導いていく力は
実は備わってないのかもしれません。

けれど。「大人の計画」を子どもに押し付けることに
躍起になっているとしか見えない教育機関に子どもを
預ける気にどうしてもなれないのです。うまい解決策は
ないのかとしみじみ思います。

自由教育という事なら飯能にある「自由の森学園」とかどうでしょう。
偏差値にとらわれない個々の人間性を生かした学校と聞いております。
筑紫哲也や、CWニコルや、香山リカさんなどの著名人が、学校パンフレットに、メッセージしていますね。

私は自由学園の幼児向け、幼児生活団の出身です。書き込みを見て、自由学園を見に来て欲しいと思いました。
こちらの学園は自由が売りではないと思います。羽仁もと子さんの考えに沿った教育をしており、それが一般的な価値観のものとは異なっています。そして音楽をとても大事にしています。少人数で子供の個性を大事にしてくださるところ、進学率ではなく、生活力や感性に赴きを置いている点など、小説にあるトモエ学園に通じることも多いです。
私は公立小学校へ進みましたが、今でも生活団での生活がベースにあり、子供にも通信で受講させました。
もし機会がありましたら是非足を運んでみてください。

6年前のスレあげて…誰に書いてる？