東北大は、2015年当時の資料では、AO入学者の評価として、詳細な内容が掲載されている。
修業年限でストレートに卒業した学生は、一般入試前期日程80.1%、後期日程71.1%に対して、AO2期84.1%、AO3期81.8%。
GPA平均値を偏差値に換算した値は、全学教育(教養教育)で一般入試前期49.6、後期50.0に対して、AO2期53.3、AO3期52.8。
専門教育のGPAも似たような数字になっており、いずれもAO入学者が高い。


最近の入学後の成績を見ても、4年間のGPA平均は、20年度卒業生で一般入試前期2.52に対して、AO2期2.72、AO3期2.74と高い状況は変わらない。
特に文系学部でその差が顕著だ。

また、卒業者を対象にした調査では、「大学生活における学習の重要度」「大学で学んだことの総合満足度」などもAO入学者の方が高く、「自分の能力の評価」では、文章表現の能力、プレゼンテーション能力で一般入試と差がついている。


早稲田大の入試方法には、一般選抜のほかにAO入試、指定校推薦があり、附属・系属校からの内部推薦、帰国生・外国学生入試などが加わる。

資料では、入学後のGPAが最も高いのはAO入試、次いで高いのが指定校推薦とある。

資料を提出、説明した恩藏常任理事は、こう話す。

「AO入試で入った学生のGPAは、全般的に結構高いです。受験する学部を第一志望にしていて、入学後の目的がはっきりしているためでしょう。指定校推薦は地方出身者の割合が高く、GPAも平均値よりやや高いです。附属・系属校は学部によって違い、非常に高い学部と、そうではない学部があります。」


一般入試はどうだろうか。
東北大と同様、他の難関大学でも、大学合格が目標になっていて、入学してから伸びしろがない学生がいると聞く。

「AO入試などに比べて人数が多いこともありますが、一般入試はどの学部でもGPAで並べると平均的、極めて標準的です。一般入試に問題があれば大ナタを振るわなければいけませんが、大学全体や学部として一般入試を問題視しているという声を聞いたことはありません」(恩藏常任理事)


難関大学を中心に、AO入試や指定校推薦、付属校の評価が高まっていることは、意外に知られていない。



朝日新聞




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