中学受験2023

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先生から動画で熱いエール 受験生&保護者への応援メッセージ

プロ家庭教師 西村則康先生からのメッセージ

直前期の今から入試本番の過ごし方・気をつけたいポイント!

「うちの子なら大丈夫!」絶対的な信頼感を持つ努力を

この時期、お子さまに「落ちたらどうしよう」という不安な気持ちが湧き上がってきたら、親御さんはお子さまが前向きになれるように、声のかけ方に気を配ってください。
「そんな勉強していると合格しないよ!」という言い方は絶対にNGです。「もうちょっとこうすると合格しそうだね」という言い方に置き換えましょう。

お子さまの性格にもよりますが、直前期はかなり敏感になっています。親御さんがネガティブな気持ちでいると、それが表情・動き・息づかいに現れます。すると、お子さまは不安感を高めて、悲観的な気持ちにもなってしまいます。
親御さんは、日々気持ちを安定させて、朗らかな表情をお子さまに向けることが大事です。

そのためには、「うちの子なら大丈夫」というお子さまへの絶対的な信頼感を持つことです。結果が出たあとのお子さまの気持ちにも影響することなので、今その信頼感が不十分であれば、それを持つ努力を受験の最後まで続けましょう。

1月に学校を「休む・休まない」の判断は、お子さまのタイプと感染症対策で

お子さまのタイプによります。毎日学校で楽しく過ごし、受験のストレスを発散しているようなお子さまは、学校休んで勉強をやろうとすると逆効果になることが多いです。

一方、学校でよい子を演じ切ってきたお子さまの場合、学校に行くことがストレスになっていることもあります。そういったお子さまの場合は、直前時期に少し学校を休むということが学力面にいい影響を与えることもあります。

もう一つ考えなくてはいけないのは、感染症対策です。
例年受験生の保護者には、「クラスの中で1・2名がインフルエンザにかかり始めたらちょっと休んでおく方がいいですね」という言い方をしています。

入試本番に向けての「イメージトレーニング」とポジティブな「親の声掛け」

入試当日の様子を親子でイメージトレーニングしましょう。
できるだけ具体的にイメージします。「朝〇時に起きよう。外はまだ暗いかな。顔を洗って食事をして計算問題を1問解こう。そして持ち物をチェックして…受験票はここにあるね」「学校の最寄り駅に着いた。改札を出ると受験生がぞろぞろ歩いているね。トイレに行きたくなったらここに行こう」というように。
入試当日は本当に予想外のことが起きるものです。イメージトレーニングをしておくと、当日落ち着いて行動ができます。

また、子ども自身が「頑張れば受かる!」と、自分に対して自信を持ちながら本番を迎えるのか、「落ちたらどうしよう…」と考えながら本番を迎えるのか、その違いは大きく入試結果に現れてきます。
当日は「本当に良くがんばったね」と、これまでのお子さまの努力を労ってあげましょう。「あれだけがんばってきたのだから、これまでのがんばりを答案用紙の中にぶつけておいで」と言って送り出しましょう。

西村 則康先生

中学受験専門プロ家庭教師「名門指導会」代表
中学受験情報局「かしこい塾の使い方」主任相談員
塾ソムリエ
西村 則康(にしむら のりやす)

40年以上、中学受験指導を一筋に活動し、開成、麻布、桜蔭中学などの最難関中学に2,500人以上を導く。
受験学習を、暗記や単なる作業だけのものにせず、「なぜ」「だからどうなる」という思考の本質に最短で切り込んでいく授業は親からの信頼も厚い。『御三家・灘中合格率日本一の家庭教師が教える 頭のいい子の育て方』(アスコム)、『中学受験は親が9割 最新版』(青春出版社)、『難関校合格のすごい勉強習慣』(日本能率協会マネジメントセンター)など著書多数。

住所:東京都千代田区霞が関3-7-1
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