大妻嵐山高等学校
坂本 知優 さん/大山 実玖 さん
坂本 知優(さかもと ちひろ)さんプロフィール
所属部活サイエンス部
好きな教科生物
通学時間約1時間半
通っている塾映像授業
選択した入試単願
大山 実玖(おおやま みく)さんプロフィール
所属部活軽音楽部
好きな教科生物
通学時間約1時間半
通っている塾個別(数学・英語・化学)
選択した入試単願
豊かな自然と少人数ならではの温かさ
「ここでなら自分らしく落ち着いて学べる」
エデュ:大妻嵐山を選んだきっかけや、受験時のエピソードを教えてください。
大山さん塾の先生に大妻嵐山をすすめられて学校説明会に参加しました。学校を訪れてみると校舎がとても綺麗で、豊かな自然環境に一瞬で惹かれてしまいました。ほかの高校も見学に行きましたが、大妻嵐山が一番自分の理想にぴったりだと感じ、中学3年の6月頃には単願での受験を決意。当日は緊張もありましたが、過去問対策の成果を発揮でき、出願した総合進学コースから特別進学コース(特進コース)へスライド合格することができました。少人数のアットホームな環境の中、3年間同じクラスの仲間と落ち着いて勉強に励んでいます。
坂本さん学校説明会で「みつばちプロジェクト」の存在を知り、「私もここで絶対にこの活動がしたい!」と胸が躍ったからです。生徒と先生の距離が非常に近く、ここなら安心して充実した学校生活を送れると感じて、私も単願での受験を決めました。
「ミツバチの巣箱が置いてある、プロジェクトの活動拠点。私にとってもっとも思い入れのある場所です!」(坂本さん)
養蜂から自分たちで
大妻嵐山ならではの「みつばちプロジェクト」
エデュ:お二人が入学前から熱望していた「みつばちプロジェクト」について、具体的な活動内容や学んだことを教えてください。
坂本さん私たちの代から本格的に生徒主体での養蜂(ようほう)管理が始まりました。採れたはちみつを自分たちで瓶詰めして販売したり、地域の方々とコラボレーションして新しい商品を開発したりと、養蜂技術だけでなく、社会や地域と深く関わっていけるのが大きな特徴です。生き物が相手なので大変な面もあり、高校1年のときはダニ対策がうまくいかず大苦戦!しかし、原因をみんなで分析し、改善して臨んだ翌年の春には、70キロものはちみつを収穫することができました。
大山さん自分たちの手で壁を乗り越え、収穫できたときの喜びはひとしおでした。さらに、このプロジェクトの素晴らしいところは、活動の舞台が地域を飛び出し世界にまで広がっている点です。「JAICAF(国際農林業協働協会)」などが主催する海外研修があり、選考を経て私は高校1年のときにモンゴルへ行かせていただきました。現地の方々との文化や風習の違いを肌で知る、貴重な機会になりました。
坂本さん私は2年のときに韓国へ。業務効率を最優先してシステム化する韓国の事例と比較したことで、「日本の養蜂が持つ、手間ひまをかけた高品質なはちみつ生産の良さを、もっと伸ばしていくべきだ」と気づくことができ、視野が大きく広がりました。
大山さんただ知識を学ぶだけでなく、自分の「好き」をどこまでも追求して世界を広げられるのは、大妻嵐山だからできた経験だと思います。
エデュ:文化祭(大妻祭)や地域でのイベントでも、みつばちプロジェクトの成果を存分に発揮されたそうですね。
大山さん地元・嵐山町の「ぱん工房たろたろ」さんとコラボさせていただき、私たちのはちみつを使った「大妻嵐山はちみつあんバターカンパーニュ」を開発しました。学校のイメージカラーである紫を意識した特製のカンパーニュは、用意した200個が販売開始わずか20分で完売するほどの大盛況! 言葉にできないほどの達成感がありました。
坂本さん高校1年のときに地元のお祭りで出店団体が足りないと聞いた際、私から先生に「みつばちプロジェクトとして出店させてください!」と企画を提案したところ、なんと、その案が採用されて出店が実現したんです。高校1年という早い段階から自分の意見を受け入れてもらえたことは、「勇気を出して挑戦すれば道は開けるんだ」という自信になりました。
「小講堂は、軽音楽部の活動場所でもあります。初めてバンドメンバーと演奏したときの達成感と高揚感は忘れられません!」(大山さん)
カフェを思わせる心地よい図書館。デザイン性の高い椅子やソファ席が並びます。
女子校ならではの環境でのびのびと
自分らしく過ごせた3年間
エデュ:充実した学校生活を振り返って、大妻嵐山ならではの魅力はどのようなところにありますか。
大山さん「女子校」という環境です。共学校の場合、リーダーシップが必要な役割や力仕事などを無意識に男子に任せてしまう場面があるかもしれません。しかし女子校では、イベントの企画からシフトの管理、重い荷物の運搬まで、すべての仕事を自分たちだけで手分けしてやり遂げなければならないので、「自分たちの手でやりきった」という手応えを積み重ねることができました。
坂本さん自分の「好き」を隠すことなく、個性を存分に発揮して自分らしく過ごせるのがこの学校の自慢です。私が大の昆虫好きであることを周囲が理解してくれているので、校内に虫が出ると頼りにされる場面も(笑)。それに、特進クラスは15人ということもあり、授業中は真剣に、行事のときは全員で団結して盛り上がるメリハリのある雰囲気も魅力だと感じています。
エデュ:頼もしいエピソードですね。それでは、これからの将来の夢について教えてください。
大山さん大学で生物系の学部に進学したいので、現在はどの大学の研究室で自分の学びたい専門分野が追究できるか情報収集をしているところです。
坂本さんみつばちプロジェクトの活動の中で、地域の子どもたちを招いたワークショップや出張体験授業を経験しました。その際、子どもたちが目を輝かせて学んでくれる姿を見て、将来は「子どもたちに理科の楽しさを伝える仕事に就きたい」と思うようになり、教員への道を考えています。
後輩へのメッセージ
PICK UP SCHOOL LIFE
大妻嵐山みつばちプロジェクト
恵まれた環境を生かして、2022年4月より「みつばちプロジェクト」をスタート。採取した蜜の販売や、地元企業とのコラボによる商品開発、ミツバチに関する研究で権威ある科学研究コンクールでの入賞など、その活動は多岐にわたり、テレビ・新聞などのメディアからも注目されています。また、JAICAF(国際農林業協働協会)が実施している次世代の養蜂人材育成のための研修事業に、今年度は本校の生徒2名が選ばれました。
サイエンス教育
すべての学びの土台となる「論理的思考」や「問題解決力」を身につけるために、高校では実験データの情報処理などを実施。実験結果をレポートにまとめ、アウトプットを繰り返しながら、探究する力を育てます。
自ら問いを立て、粘り強く実験や検証を重ねる研究姿勢が、今年度も大きな実を結んでいます。つくばScienceEdgeをはじめとする全国規模の舞台において、上位入賞を果たし、世界大会への出場権を獲得する生徒を輩出。地道な努力で未来を切り拓くサイエンスの力が、着実に育まれています。
学校 DATA
住所〒355-0221 埼玉県比企郡嵐山町菅谷558
TEL0493-62-2281(入試広報部)
アクセス東武東上線「武蔵嵐山」駅より徒歩約13分、東武東上線「森林公園」駅、高崎線「熊谷」駅などからスクールバス

