「自信と夢を育ててくれた」卒業生が語る母校への想い

「自信と夢を育ててくれた」卒業生が語る母校への想い

inter-edu’s eye

中高6年間を通して美術を深く学ぶことができる女子美術大学付属高等学校・中学校(以下、女子美)。今回は教育実習生として女子美に戻ってきた卒業生にインタビューを行い、在学時の思い出や将来の夢、母校への想いなどについて、熱く語っていただきました。

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6年間の充実した学校生活で得たものは限りなく大きい

東京藝術大学美術学部絵画科油画専攻4年生のLさん(左)と、女子美術大学芸術学部デザイン工芸学科プロダクトデザイン専攻4年生のUさん。
東京藝術大学美術学部絵画科油画専攻4年生のLさん(左)と、女子美術大学芸術学部デザイン工芸学科プロダクトデザイン専攻4年生のUさん。

インターエデュ(以下、エデュ):女子美在学当時を振り返り、最も印象に残っていることを教えてください。

Lさん:中高6年間所属したバスケットボール部の存在が大きいです。規律を守ることの大切さや先輩との接し方を学び、人間関係を円滑にするコミュニケーションスキルが身につきました。

Uさん:私は一生の友だちができたことですね。大学生になった今でも、お互いを尊重しつつ意見を言い合える貴重な存在です。でも、そんな大切な友だちにも、美術の課題に取り組む際は「負けたくない!」と、密かにライバル心を燃やしていました。女子美ではお互いの作品を評価し合ったり、優れた作品が校内に展示されたりするので、自然と競争心が育まれるように感じます。

Lさん:確かにそうですね。私は小学生まで競争心がなく消極的でしたが、女子美で過ごすうちに“他人とは違う強みを持ちたい”という思いが強くなり、英語力を磨こうと高校2年生の1年間アメリカに留学しました。競争心を持ってやりたいことを実行する力がついたのは、女子美のおかげです。

エデュ:競争心の他にも、女子美で学んだからこそ身についたことはありますか?

Lさん:女子美生は勉強に加えて美術の課題や部活、行事の準備など、やるべきことがたくさんあります。常に複数のタスクを抱えて学校生活を送ることでキャパシティが広がり、精神的にも肉体的にもタフになりました。機転が利くようにもなりましたね。

Uさん:運動会や文化祭など大きなイベントも生徒が主体で行うので、準備が大変でした。でも、何事にも情熱を持って全力で取り組むことで、チャレンジ精神や積極性が養われました。

Lさん:他者との共同作業も得意になりました。主張すべきことは主張して、折れるべきところでは折れる柔軟性など、集団をまとめて率いるリーダーシップも身についたと思います。

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美術教育を通して培った力で夢を実現する

エデュ:進学先はどのようにして決めましたか。

Lさん:中学3年生の時に東京藝術大学の学園祭を訪れ、作品のクオリティの高さに衝撃を受けたことが大きなきっかけでした。また、苦労して結果を勝ち取るのが好きな性分なので、せっかくならトップを目指そうと思い、決めました。

Uさん:実際に合格を勝ち取ったからすごいですよ。私はプロダクトデザインを学びたいと思い、さまざまな大学を比較しました。女子美術大学のプロダクトデザイン専攻は外部の企業と連携した授業やプロジェクトを多く展開しており、社会人の方と接して多様なスキルや価値観に触れられるところに惹かれました。

「大学の授業は本当におもしろく、視野も広がりました」と笑顔で語るUさん。
「大学の授業は本当におもしろく、視野も広がりました」と笑顔で語るUさん。

エデュ:大学卒業後は社会でどのように活躍したいですか。

Uさん:高校生までは商品のパッケージデザイナーを夢見ていました。しかし、大学の授業で半導体メーカーと共同して水族館の音声ガイドを作成したり、水道ポンプのリモコンの設計をしたりすることでデザインの幅広さや奥深さに気づき、デザインの力で社会に貢献できる仕事に就きたいと思うようになりました。

Lさん:私は2016年から東京藝術大学大学院に新しく新設されたグローバルアートプラクティス専攻への進学を考えています。その後はアーティストになり、ファッションショーなど人が五感で楽しめるイベントを他者と共同して作るのが理想です。自分のやりたいことが円滑にできるよう、起業も視野に入れています。

Uさん:Lさんのジャンルや枠にとらわれない夢は、自己肯定感が高く、自分の可能性を信じられる女子美生らしさが表れていると言えますね。

Lさん:女子美生はみんな自己肯定感が高いと感じます。お互いの作品を認め合う環境に加え、先生方が生徒を温かく見守り、些細なことでも褒めてくださった指導の現れだと思います。

画力を磨きながら、音楽や映像製作についても勉強しているというLさん。国内にこだわらず、海外での活動も考えているそう。
画力を磨きながら、音楽や映像製作についても勉強しているというLさん。国内にこだわらず、海外での活動も考えているそう。
多くの分野で活躍する卒業生たち ≫

卒業しても色あせることのない“母校愛”

エデュ:中高時代を過ごした思い出の学び舎を再び訪れ、今どのような想いを感じていますか。

Uさん:生徒が作品に誠実に向き合っている姿を見て、「私の在校時と変わっていないな」と嬉しくなります。好きなことをとことん突き詰めるパワーは伝統ですね。

Lさん:全力投球を臆せず、恥らわずに自分を表現できる場所です。中高生の多感な時期は、頑張っている姿を他人に見せることを恥ずかしがる傾向があると思います。でも、女子美は互いの努力を素直に賞賛し、切磋琢磨できる環境でした。

Uさん:先生方がどんな相談にも親身になってアドバイスをしてくださり、私たちが全力で物事に取り組めるようにサポートしてくださったことを思い出し、ありがたさを感じます。

Lさん:先生方の深い愛情を再認識します。勉強を好きになれたのも、先生方の工夫を凝らした授業がおもしろかったからでした。女子美は生徒のことを真剣に考えてくださる学校です。教育実習生として再訪し、女子美に通ってよかったと改めて強く実感しています。

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編集者から見たポイント

取材をしたのは教育実習を終えた放課後。お2人ともすべての質問に明るく熱量ある回答をしてくださり、パワフルさに圧倒されました。また、自分の可能性を信じて将来を語る姿は輝きに満ち、その強い自己肯定感は今後の人生の大きな強みになると感じました。ぜひ、運動会や学校説明会などを訪れて、素晴らしい先輩たちが学んだ学校を知っていただき、女子美生の持つプラスのエネルギーに触れてほしいと思いました。

イベント日程

イベント名 日時
高校入試実技説明会 2019年6月29日(土)
13:30~15:00
中学3年生対象夏期講習会 2019年7月22日(月)・23日(火)
8:20~15:20
美術のひろば「美術が好きな人あつまれ!」 2019年8月6日(火)・7日(水)
詳細とお申し込みはこちら ≫

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