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立教女学院中学校・高等学校(以下、立教女学院)では、キリスト教教育の一環として多くの音楽行事を実施しています。今回は、その一つとして7月に開催される「合唱交歓会」をご紹介。高校3年生の学年指揮者と伴奏者、準備を中心となって行った音楽委員に高校最後の合唱交歓会を振り返っていただくとともに、常に音楽が共にある学校生活の魅力をうかがいました。
合唱交歓会とは
中学校・高校それぞれで行われる立教女学院伝統の音楽行事です。学年全体で歌う課題曲(ヘンデル作曲「メサイヤ」より)とクラスで歌う自由曲を披露し、課題曲はオーディションで選ばれた学年指揮者と学年伴奏者が担当します。自由曲は基本的に候補曲の中から生徒たちが選び、一番良い合唱にはアンコール賞が贈られます。

学年指揮者/バレーボール部所属
中学3年生のときに仲の良い器楽部の友達から誘われ、初めてクラスの指揮者に。その経験が楽しかったことから高校1年生でも指揮者を担当。今年は学年指揮者に挑戦したいと思い立候補した

学年伴奏者/器楽部所属
5歳からピアノを習っていたことから高校2年生のときに伴奏者を担当。一人で弾くのとは違う体験ができて楽しかったという経験から、今年もやりたいと思い学年伴奏者に立候補した

音楽委員/硬式テニス部所属
ジャンルを問わず音楽が好きで、歌うのも好きなことから、7歳から習っているピアノでクラスを引っ張っていきたいという想いで音楽委員に。音楽委員として、週1回の音楽の授業にて聖歌を歌う際に伴奏を担当
学年指揮者・学年伴奏者に選ばれたときの気持ちを教えてください。
F.K.さん
K.E.さんと一緒に課題曲を練習してオーディションに臨みました。選ばれると思っていなかったので本当にうれしかったです。
K.E.さん
練習の時間があまり取れずに不安だったので選ばれたときは安心しました。F.K.さんとは普段から仲が良いので私もうれしかったです。
音楽委員は、合唱交歓会ではどのような役割を担うのですか。
M.F.さん
音楽委員の一番大きな仕事が合唱交歓会です。クラスの自由曲を選ぶためのアンケートを取ったり、パート分けの人数調整やパートごとの音取りをしたり、練習の計画を立てて実行をしたり等、クラスをまとめる役割を担います。
課題曲を初めて学年全員で練習したとき、難しいと感じたことはありましたか。
F.K.さん
私のクラスは全体練習前の音楽の授業が台風の影響でなくなったこともあり、クライマックスの部分を練習する時間があまり取れませんでした。その状態で初めて全体練習をしたためうまく合わず、本番当日朝の練習でしっかり歌い切れるように、まず自分のクラスでもう一度音取りから練習し直しました。他のクラスの音楽委員とも練習の進め方の相談をし、協力し合いました。
K.E.さん
歌唱に自信がないとどうしても声が小さくなってしまうものなんです。そういうときは「自分の伴奏がずれているのでは」と不安になりました。そこでクラス練習では積極的にピアノで音取りをサポートして歌と合うように心がけ、また一斉に合唱が入る部分では皆が入りやすいように、一緒に息を吸って間を合わせて弾くように工夫をしました。
音楽委員として意識して取り組んだことはありましたか。
M.F.さん
合唱は、音取りやリズム取りなど小さなことを積み重ねてやっと1つの曲が完成します。ただ、そうした地道な作業が好きな人は多くないと思うので、皆の気持ちをつくるために、積極的な声かけや士気を上げるための工夫をしました。
受験勉強などが忙しくてなかなか練習に参加できない人には特に積極的に声をかけて教えたり、毎回練習に参加している人には感謝の気持ちを伝えたり、朝練のときには最初に教室に着けるようにしました。
本番を終えたときの気持ちを教えてください。
F.K.さん
少し不安が残っていたので、歌い切れて良かったという気持ちが大きかったです。上手さや洗練さを出せたかは分からないですが、完奏できたことがうれしかったですし、今までで一番良い合唱でした。
K.E.さん
無事に終えられたことがうれしく、ほっとしました。不安だったクライマックスも声が出ていて良かったです。クラスの友達とも「全員で努力したこの経験を、次の学年行事である体育祭に繋げよう」という話をしました。
M.F.さん
今までたくさん努力した分報われたいという気持ちが大きくて、準備したものを発揮できるか全員緊張していたのですが、本番はどの練習よりも一番上手に歌えたと思います。終わったときはやり切ったという達成感に包まれました。私のクラスは自由曲でアンコール賞をいただくことができて、とてもうれしかったです。
皆さんにとって「合唱交歓会」はどのような存在ですか。
F.K.さん
学年全員で何かをするということが好きなので、合唱交歓会があることをうれしく感じています。3年生になると全員で集まる機会が少なくなってしまうので、学校行事の中でも好きですし楽しい行事です。
K.E.さん
立教女学院は毎朝礼拝で聖歌を歌いますし、高校3年生も音楽の授業があって音楽を大切にしている学校です。その中で合唱交歓会は、クラスで団結できる立教女学院らしい行事だと思います。
M.F.さん
「音楽って良いな」と思える機会です。クラスが一つの目標に向けて努力を重ね、それを発揮するのを見ることができて幸せですし、歌詞をメロディーに乗せて伝えることの美しさも感じられます。競い合うのではなく“お互いに聴き合う”というのが良いところで、合唱の良さを感じられる機会だと思っています。
合唱交歓会の経験を通じて得られたものを教えてください。
F.K.さん
練習になかなか参加できない人もいる中で、指揮者としてまずは自分がやらなければという責任感を持つことができました。自分から率先して動くという力が身についたと思います。
K.E.さん
皆で何かを一緒にやるというのは学校生活の中でしかできないことです。そんな特別な機会を楽しむことができ、想い出に残るものだと思っています。
M.F.さん
音楽委員として一番実感したのは、自分が丁寧に向き合って誠実に動けば皆がついてきてくれるということです。率先して動き皆のモチベーションを上げていく責任感を強く感じました。ゼロから完成を目指して全員がそれぞれ全力を出すことが素晴らしいですし、それを披露できる場があるのはとても良いことだと思います。
常に音楽と共にある立教女学院の学校生活は、どのようなものでしたか。
F.K.さん
立教女学院には小学校から入学したので毎日の礼拝が当たり前でしたが、この学校に入学したからこそ音楽を好きになれたと思っています。合唱も聖歌も好きですし、この学校で音楽を好きになれて、音楽の良さが分かる人間に成長できて良かったです。
K.E.さん
音楽がこんなに身近にあるということを知らずに中学校から入学しましたが、音楽にとても熱心な学校で、どの行事も楽しかったです。音楽が好きな人も多いので、話の合う友達もでき、6年間を通して楽しい学校生活でした。
M.F.さん
朝、礼拝堂に向かうときにパイプオルガンの前奏が聞こえてくると気分がリフレッシュされて、礼拝中もパイプオルガンと自分たちの歌声が綺麗に響いているのを聴くと「良いな」と思います。また、毎年1月のニューイヤーコンサートでは有名なクラシック曲をオーケストラの生演奏で聴くことができます。人生において大切な、本物を体験できる環境があることも立教女学院の魅力だと思います。



