2013年 東大 入試傾向分析インタビュー お茶の水ゼミナール

今年の受験の傾向を教えてください

2013年度東大入試の主要科目について分析すると、まず英語は、問題形式の変更はあるが、例年通り、「要約」、「英作文」、「リスニング」、「長文総合問題」とあらゆる角度から英語力を問うてくる、質・量ともに高水準な問題であった。難易度は、「15分」で【2】の自由英作文をきちんと書ける生徒にとっては「昨年並み」、そうでない生徒にとっては「難化」であった。東大をクリアーするためには、「総合力」と「タイム・コントロール」できる力が不可欠となる。

数学では、理科文科共に、標準的な論理性と計算力を問う『東大らしい問題』が出題された。ただ、理科第5問のみ難易度が高く、多くの受験生を苦しめたのではないだろうか。あの手の問題に対しては、しっかり題意を理解することを最優先にし、確実に部分点を得ることが大切である。

また、国語は例年通りの出題であった。文章の要所に問題を設定し、簡にして要を得た解答を論述させ、基本的な「国語」力をはかっている。過去問演習を重ねて研鑽を積むことが重要である。なお、文科第四問は本格的な批評文で難問だった。

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