小学生の子どもが反抗期! ショックだった態度は? 第138回

子どもが高学年ともなると、かわいげのあった反抗的な態度も徐々に本格化してきます。
更に、中学受験時期とも重なり、子育ての悩みを一層複雑にしています。
そこで今回は、反抗期のお子さまの「ショックだった態度」についてお聞きしました。

◆とうとうやってきた! 本格的な反抗期、子どもの態度にショック…

『小学生の子どもが反抗期! ショックだった態度は何ですか?【男の子・女の子編】』

小学生の子どもが反抗期

男の子、女の子とも、1位「暴言を吐く」、2位「口答えをする」、3位「キレる」でした。
4位、5位は、男の子は4位が「物に当たる」5位「見下す」ですが、女の子はその逆。
小さな差ですが、男の子、女の子の態度の違いがここに現れています。

◆「勉強もうやりたくない!」反抗的態度が受験に影響

英語学習への「漠然とした不安」

反抗的な態度は、「自立」へのステップだと頭ではわかっているものの、実際、暴言を吐かれると、頭に血が上り、つい言い返してしまって自己嫌悪に陥りがちです。

反抗期では、お子さんを「見守ること」「待つこと」「邪魔をしないこと」とよく言われますが、中学受験が関わってくると、その忍耐力を保てない! そんな声も多く聞きます。

掲示板での声をご紹介します。

男の子編

■自我が出てきて反抗期に突入してきたようで、親の言うことに言い返して、けんかとなります。 私も疲れており「もう受験をやめよう、わが子にはあわないのだ」と思い、息子に 「公立でもよいから」と言っております。
しかし、それに関しては「誰が受験しないなんて言った?公立に行くなんて言った?」と譲りません。
【投稿者: 思い当りますさん】

■一進一退の繰り返し。反抗期も併発して暴言や暴れることもしょっちゅうです。 過去には、家を飛び出すこともしょっちゅう。 屋上から飛び降りようとするパフォーマンスまで。 (それは一緒に飛び降りようと言ったらやらなくなりました)
それでもまだまだ甘えたい盛りの一面もあり、うまくコントロールしなければと思うものの思うようにいかず、悶々としております。 親力の足りなさや器の小ささに潰されそうになる日々です。
【投稿者: おなじさん】

【2337861】小6この時期にやる気なくなるより)

女の子編

■もう、うんざりの日々です。もともと反抗期気味の娘でしたが近頃パワーアップ。 親を親と思ってない態度でバトルが絶えません。もともと親主導の受験でしたが、本人も私学に行きたがっています。なのに、勉強に全然身が入りません。
余りにも腹がたったので、「受験どうなっても知らないからね」と、捨て台詞をはいてしまいました。 自己嫌悪です。
【投稿者: うんざりさん】

■本当に女の子の反抗期って嫌ですよね。もう女同士の戦いになって、こちらも感情的になるし我が家も毎日バトルです。受験中も怒ったりなだめたりして自己嫌悪に陥ったことは数え切れないぐらいでした。 主人はまったく無関心だったし、本当に孤独の戦いでした。
【投稿者: 中1母2さん】

【365232】反抗期の女子、6年生より)

多くのお母さまが悩み、苦しんで、反抗期と受験を乗り越えようとしています。
自分だけではない!と思うだけでも、少し心が安らぐと思います。
掲示板を上手に利用して、悩みを打ち明けてみてはいかがでしょうか。

◆「見守ること」「待つこと」こう考えれば行動できる!

「見守ること」「待つこと」

最後に、中学受験の専門家お二方より寄稿いただいたアドバイスから、反抗期のお子さまを「見守ること」「待つこと」の考え方をご紹介します。

教育ジャーナリストのおおたとしまささんより

「自ら受験を希望しながらも反抗期の娘。 算数が苦手で、ダラダラ過ごしています。」 というお悩みに対し、下記のアドバイスをされています。

「なんとかして娘さんを思い通りにコントロールしようと思っていませんか? それは親としては、特に中学受験勉強をしていると、いたしかたないことなのですが、同時にそれは、反抗期の子供がもっとも嫌うことです。自立心が芽生えてきているしっかりした子供ほど、親からの圧力には敏感に反応します。

子供の気持ちを受け止めて、安心させてあげることと、だましだましでもいいからなんとか必要な学力を身につけさせることを同時並行で行わなければいけないから、受験勉強は大変なのです。」

「自ら受験を希望しながらも反抗期の娘。 算数が苦手で、ダラダラ過ごしています」より)

プロ家庭教師にして塾ソムリエの西村則康先生より

中学受験期は、不安になったり、イライラして、ついついお子さまを叱ってしまったり、誰もが経験あること。それを回避するためのアドバイスがこちらです。

「親御さんにおすすめしたいのが、『6秒ルール』です。
これは、カッとなったり、イライラして怒りたくなったときに、一呼吸おいて6秒カウントする、というもの。
「たった6秒で、何か変わるのかしら?」と感じるかもしれませんが、実際に数えてみると6秒はとても長く感じるはずです。
この間にとげとげしい気持ちが自然と落ち着いていき、ただ叱るのではなく、「どのように話したら、わかってくれるかな」という気持ちに変化することが多いのです。

6秒数えてもまったく感情が収まらないときは、その場から立ち去るのがよいでしょう。 ちょっと買い物をしたり、あたりを散歩してみてください。 外に出ると社会性を取り戻して、冷静になることができます。

親子間でいつも同じようなイライラ言葉の投げつけ合いになったりする場合にも、この『6秒ルール』は効果的です。
それまでとは違ったアプローチになるので、お子さまも「どうしたんだろう?」と親の気持ちを考えるようになり、新しい親子関係を構築することができます。

エリート育成「中学受験」サポートメール 2016/8/10号【エデュまが】穏やかな親子関係を保つ『6秒ルール』より )


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