子どものゲーム利用について困ったこととは?

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子どもをめぐるゲームの利用時間については、さまざまなところで話題となっています。先月、教育最前線「学校教育現場のICT活用には、どんな生徒に育てたいか理念や方針が重要になる」では、PISA(学習到達度調査)の「学校外での平日のデジタル機器の利用状況」調査で、「1人用ゲームで遊ぶ」「多人数のオンラインゲームで遊ぶ」と答えた割合がOECD平均より上回っていたことをご紹介しました。また最近では香川県が平日のゲーム利用時間を、18歳以下は1日1時間にするという条例を提案していることが発表され、これについては賛否両論の声があがり、物議を醸しています。
そこで今回のアンケートでは、全国300名のお子さんをお持ちの方々に、お子さんのゲームについて調査しました。

【調査概要】

◆調査方法:インターネット調査
◆対象者:小学生〜大学生のお子さんがいる 男女 300名
◆調査エリア:全国
◆調査時期:2020年2月8日

【質問項目】

Q1. お子さんはどんなゲームをしていますか。
Q2. お子さんにゲームを最初に買い与えたのはいつ頃でしたか。
Q3. お子さんが平日にゲームをする時間は1日あたりどのくらいですか。
Q4. お子さんのゲーム使用で困ったことはありますか?
Q5. ゲーム時間を管理するために、親としてやっていることは何ですか?

最初にゲームを買い与えた学齢は小学校4年生までが「6割」

現代はさまざまな家庭用、携帯用ゲーム機器が販売され、ゲームの種類も多種多様です。一人でさまざまなゲームをプレイすることも多いことでしょう。そこで、まずお子さんが、「どんなゲームをしているか」複数回答でお聞きしました。

どんなゲームをしているか

一番多かったのが、プレイステーションやNintendo Switchなどの「家庭用テレビゲーム」で36%、次にPC、スマートフォンなどの「オンラインゲーム」とニンテンドー3DS、Switch Liteといった「携帯ゲーム」がそれぞれ32%という結果となりました。

また、以前していたが今はしていないという回答が19%、していないという回答も14%ありました。

最初にお子さんに買い与えた時期

ではこうしたゲームを「最初にお子さんに買い与えた時期」はいつ頃なのでしょうか。
回答で一番多かったのは小学1〜2年生の頃で31%、3〜4年生が19%、次に多かったのが3歳〜6歳の14%でした。合計すると全体の約6割が小学4年生までにゲームを所持しているという結果です。

ゲーム利用で問題なのは「勉強をしない」が40%。「視力が悪くなった」という回答も。

ゲームの利用時間

次にお子さんがゲームをする上で、親が悩む2つの問題について聞きました。
その一つが「ゲームの利用時間」。平日にゲームをしている時間について聞くと、1時間〜2時間未満が最も多く36%、次に30分〜1時間未満で31%、30分未満が12%でした。中には3時間以上という回答が7%ありました。

また「ゲームの使用で困ったことがあるか」という質問で一番多かったのが、「勉強をしない」で40%。次に「睡眠不足になっている」が19%、「部屋にひきこもる」が14%という結果でした。一方で「困ったことはない」という回答が33%ありました。

ゲームの使用で困ったことがあるか

このほかにも「会話が減る」「やめなさい、と言うと怒る」「感情が不安定ですぐ切れる」「依存症の傾向が見られる」という声や、「視力が悪くなった」という回答も複数寄せられました。

最後に「ゲーム時間を管理するためにやっていること」について複数回答を前提に質問しました。「ゲームをする時間を決める」が50%、リビングなど「ゲームをやる場所を限定する」が25%、「決められた時間を超えたらゲーム機を取り上げる」が16%でした。このように親がゲーム利用について管理する一方で、「ゲーム使用には口を出さない(自己管理)」という回答も28%ありました。

ゲーム時間を管理するためにやっていること

子どもの性格を見つつ、一緒にルールを決める

子どものゲーム利用に関する問題は、以前から指摘されてはいましたが、2018年9月にWHO(世界保健機構)がゲーム障害を精神障害の一種として公式に定義したことから、さらに議論が活発になりました。日常生活に支障をきたすほどまでゲームをやり続けるのはやはり問題ですし、かといって一律に規制すべきかといえば、それも行き過ぎのようにも思います。

筆者の子どもは、小さい頃、家庭用ゲームで遊んでいるうちにゲームで描かれている世界に没頭してしまい、登場人物がさも現実世界にいるように話すなど、ゲームと現実の境がなくなったということがありました。幼少期は特にそういうことが起きやすいのだそうです。

親が一方的にゲームをするときのルールを決めると反発が起きやすいと思います。お子さんの性格や様子を見つつ、ゲームの利用についてはお子さんとルールを話し合いながら決めていくことも一つの手段。お子さんと一緒にゲームと上手に付き合っていく方法を探っていきましょう。


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