足が遅くても諦めないで!早くなる4ステップを特別公開
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一般社団法人日本ランニング協会が主催し、2017年からスタートした『かけっこアタック』。「学校では教えてくれない足が早くなるコツ」を教えるスポーツイベントとして、さまざまな企業との協賛で行われてきました。今回11月4日、新豊洲Brilliaランニングスタジアムで開催された『かけっこアタックZERO Supported by 花王アタック』は花王株式会社との共催。なんと30回目を迎える記念すべき回とのことでビッグイベントとなりました。その模様を編集部がお届けます。
日本トップ選手と一緒にダッシュ!
さわやかな秋晴れとなった連休最終日、約100名の子どもたちと保護者の方が参加しました。プログラムが始まる前から走り始めている子どもたちもいて、参加者の気分も高まります。
今回のイベントでは、スペシャルゲストとして2019年7月に行われた陸上ダイヤモンドロンドン大会の陸上100m決勝で日本人選手3人目の9秒台、9秒98をマークした小池祐貴(こいけゆうき)さんと、講師として現在東海大学陸上部短距離コーチである川面聡大(かわつらそうた)さんが招かれ、「足が早くなるコツ」を川面講師にレクチャーしてもらいながら、小池選手と一緒にトレーニングを行うというなんとも贅沢なイベントに。9秒台を出した小池選手がどんな走り方をするのか注目が集まります。
かけっこ教室は、ストレッチでウォーミングアップをしたのち、早く走るためのフォームを身につける反復練習のドリルトレーニング、その後25m走を計測するというプログラム。計測で少しでも早く走れるようにと、子どもたちは講師の指導に耳を傾けます。
ウォーミングアップをして体をほぐした後はドリルトレーニング。4つのステップで、走るときの体の使い方を学びました。今回特別にその4ステップを公開します。
ステップ①
胸を張り、お腹に軽く力が入っている
状態を意識するステップ②
体を1本の棒であるかのように意識し、
ポンポンポンと跳ねるように走る
ステップ③
腕を、前に出すときはカタカナの「レ」
後ろのときは「ク」の形を意識するステップ④
スタートダッシュのときに勢いがつく
姿勢を意識する
ステップ④-①
力強く足を前へ出す
姿勢を作る3ステップ
このように、体のどの部分を意識してどう動かすか、体に覚えさせていくことが早く走るコツ。川面コーチは、「これをやったからといってすぐに早く走れるようにはなりません。繰り返し行うことが大切」とアドバイスをしました。
ドリルトレーニング後はいよいよ25m走の計測。思いっきり走ること、楽しんで走ることを子どもたちに意識してもらおうと、小池選手、川面コーチが走る子どもたちにエールを送る姿が印象的でした。
注目の学校
「チャレンジしよう!」かけっこアタックからのメッセージ
かけっこ教室後のイベント後半は、ステージにて小池選手と川面講師のトークショー、汚れ落とし実験『しゃぶしゃぶ実験』、子どもたちの質問タイム、小池選手へのサプライズが催されました。
質問タイムで、ある子どもから「緊張したときはどうしてますか?」と聞かれた小池選手。「試合まで時間があるときに緊張したら、音楽を聴いたり、歌を口ずさんだりして緊張を一回忘れるようにします。ずっと緊張していると疲れるので。でも自分は緊張する方がいいので、試合直前に思いっきり緊張するようにします」と答えました。一流の選手でも緊張すること、また緊張を味方にすることも、子どもたちにとっては新たな発見だったのではないでしょうか。
走ることを体の使い方から学ぶことはなかなかないこと。しかも日本のトップアスリートから直接指導を受けることはとても貴重な体験。子どもたちにとって、視点や意識が変わる機会ともなったことでしょう。
「かけっこアタック」はこういったイベントを通じて、諦めずにチャレンジすることを子どもたちに伝えています。通年で5、6回開催されますので、興味を持った方はぜひ参加してみてください!
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