学校休校の日々、あれこれ 〜東京都S区の場合〜〔前編〕

こんにちは。東北出身で暑さに弱い鬼編集長P子です。
緊急事態宣言の解除とともに急に真夏のような暑さがやってきましたね。
皆さまいかがお過ごしでしょうか。

さて、3月からの長かった学校休校期間がようやく終わりましたね。
P子の住むS区の場合ですが、まだまだ分散登校が続いていたり、学童保育は利用自粛要請が出ていたりと、日常とはほど遠い状況です。それでもとりあえず、待望の新学年がスタートしました。

この一連のコロナ騒ぎが、数年後には「あんな年もあったねぇ〜」と笑い話になっていることを祈りつつ、今回のブログでは休校期間のことをあれこれと振り返ってみたいと思います。

2月末、突然の休校……。

当時、P家の上の子(息子)は小学6年生でした。

2月の最終週にたまたま風邪をひいて2日ほど学校を休んでしまったこともあり、「残り1か月の小学校生活、1日も休まず、毎日を大事に過ごそうね!」と息子と話し合っていた矢先。
え?小学校、あと1日で実質終わり??

夕方のテレビのニュースを見ても、一瞬何が起こっているのか分からず、状況を理解した瞬間、息子と娘(小1)と私とで号泣でした。

小学校で、親子ともども本当にほんとうにお世話になっていた職員の方の、令和元年度限りでのご退職が決まっていました……。

保育園から11年の付き合いの親友とは、別々の中学校に進むことになっています……。
何人か、今年度限りで転校すると言っていた友だちがいました……。

保護者で企画していた「感謝の会」、先生を男泣きさせるぞ計画でした……。
感謝の会の出し物の合奏で、息子は男子でただ一人、鉄琴の奏者に抜擢されて張り切っていました……。
Etc, etc.……。

日本中の子どもたちが同じ想いを抱えて、やるせない思いでいたことでしょう。

長い、なが~い、3か月

それから、いつ終わるとも知れない長い、なが~い3か月でした。

休校になった当初は確か、娘(小1)は毎日学童保育へ行っていた記憶があります。
ママ友とのLINEグループに、いつ終わるとも知れないお弁当地獄への愚痴が残っていました。
一方で息子は、ひたすら友だちとLINEで無料通話をしながらオンラインゲームの日々でした。

私の方も仕事をしているのであまり息子に注意することもできず、また日常の大切なあれこれが突然奪われてストレスがたまっている息子の心中を思うと、多少だらけることには目を瞑ろうと考えました。

息子の小学校の卒業式は3月25日。晴天に恵まれました。
ぬけるような青空の下、何事もなかったかのように咲き誇る桜。
久しぶりに会った友だちと、せっかくのスーツが汚れるのも全く意に介さずじゃれあってはしゃぐ子どもたち。

現実なのに、どこか現実感のない、そんな1日でした。
卒業式の翌日、緊急事態宣言が出されました。
簡略化された式とはいえ、卒業式ができただけでも、本当に幸運だったのかも知れません。

緊急事態宣言が出され、区からは学童保育の利用自粛要請が。中学校の入学式も土壇場で延期となり、不要不急の外出もできなくなりました。

エデュでは3月に「小中学生の子どもがいる社員はテレワークOK」とのお達しが出た(4~5月は全社基本テレワークに)ため、幸いP家では親子が路頭に迷うことはありませんでした。でも、P子の周りにも、仕事を失くしたり、経済的に窮地に立たされたりしている友だちや知人が出てきました。

テレビを見ても暗いニュースばかりで、子どもたちも日に日にストレスがたまり、兄妹げんかが多くなりました。

布マスク作り

そんな毎日を少しでも明るく楽しいものにするために、仕事では、お料理の手間軽減のためのテイクアウトの記事布マスク作りリメイクの記事運動不足解消のためのエクササイズの記事なども企画しました。コロナに負けない、少しでも生活を明るく前向きに……そんな意地だったように思います。

5月、急に山のような宿題……

5月の連休明けには、急に学校からガッツリ目の課題が出されました。

学校からしたら、子どもたちをこれ以上放置できない、ということだったのでしょうが、ボリューム感としては、夏休み終了間際のテンションでやらなければいけない量が毎日、という感じです。

中学1年生の息子はともかく、小学2年生の娘が自分で教科書を読んで新しい単元の問題を解くなんてできるわけがありません。「みぢかな しょくぶつの かんさつ」など、親のフォローが必須のものもいくつか。

娘撮影。自宅マンションのエントランスのヒメジョオン。
娘撮影。自宅マンションのエントランスのヒメジョオン。

朝起きて、仕事を始める前に子どもたちのその日の課題をチェックし、どうにか自力でできそうな部分に「やっておいてね!」の付箋を貼り、それ以外は仕事が終わった後にフォローという日々。今回のSTAY HOME期間でもこの5月の3週間がいちばん大変でした。

この「勉強を家庭に丸投げ」状態は、ニュースでも問題になっていましたね。もと塾講師でもあるP子は、どうにか子どもたちに課題をこなさせることができましたが、学校が始まってみると案の定、どうしようもなく放置しちゃった家も少なくなかったようです。

算数と国語の課題。低学年にはかなりボリューミー。
算数と国語の課題。低学年にはかなりボリューミー。
図工の課題。まるで夏休みの絵日記。
図工の課題。まるで夏休みの絵日記。

こうして終わった、長かった3か月。
でも、終わってみるとなんだかあっという間のように感じます。
そして、そう感じるのは、人間の脳の防御本能からのようです。

強いストレスにさらされると、人間の脳の中で記憶を司る海馬が萎縮し、記憶の容量を小さくするのだとか。
この現象はアメリカの退役軍人の研究から明らかになったそうですが……日本中、世界中が、戦場の兵士並みのストレス下にいたってことか〜〜恐っ。

なんだか長くなってしまったので後編に続きます。後編では明るい話題も。
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